ELDEN RINGが全世界で3000万本を売り上げ、今年にはNintendo Switch 2向けのThe Duskbloodsがリリース予定とまさに飛ぶ鳥を落とす勢いのフロムソフトウェア。
そんなフロムのゲームについて、「気になるけど、難しそうで手が出ない」
と感じている方は少なくないと思います。
結論から言うと、本編クリアを目指すだけであれば別にゲームが上手くなかろうと問題ないタイトルがほとんどです。
ただし、最初に選ぶ1本で印象が大きく変わるのものですし、例えばSEKIROとダークソウル1では会う人合わない人の差が出てくることも事実。
この記事では、フロムゲー未経験+ある程度ゲームリテラシーがある人向けに、今遊ぶならどれがおすすめかを解説します。
※ここでいうゲームリテラシーのある人とは、ポケモンでもモンハンでも、何らかのゲームを自力で1本はクリアしたことのある人程度の意味です。
まず結論:迷ったらこれ
- とりあえず1本 → エルデンリング
- アクション重視 → SEKIRO
- 王道ソウル体験 → ダークソウル3
- 厨二病&ダークな世界観が好き → Bloodborne
- 原点を味わう → ダークソウル1 / デモンズソウル
フロムゲーって実際どれくらい難しい?
フロムゲーはよく「死にゲー」揶揄されますが、正確には
理不尽というより“学習を要求されるゲーム”
です。
- 敵の行動を覚える
- 自分のミスを修正する
- 装備や戦い方を調整する
このサイクルを回すゲームなので、ゲームに慣れている人ほど適応しやすい傾向があります。
また最近の作品ほど
- リトライがしやすい
- 救済手段が多い
など、かなり遊びやすくなっています。
各タイトル解説
※タイトル横の★の数は、初フロムゲーに選ぶ場合の適性評価を表します。
エルデンリング(★★★★★)

迷ったらこれでOKな現代の決定版。
良い点
最新作だけあって難易度と遊びやすさのバランスが最も良い
ぶっちゃけた話、エルデンリングは過去一でストレスフリーです。
- 無駄に長いボスへのリトライルート
- 武器や防具の耐久値
- 序盤の詰みルート
などの過去作でストレス要因となっていた部分が丁寧に取り除かれています。
それでいて、既プレイヤーであろうと苦戦する歯応えの良さはきっちり残しているのがエルデンリングの偉いところ。
ソウルライクの要素を下手に捉え間違えるとただプレイヤーに理不尽を強いるだけのクソゲーになりがちですが、その匙加減を間違えないのはさすが本家本元だと思います。
オープンワールドによる探索の楽しさは歴代最高クラス
エルデンリング最大の特色といえばオープンワールド要素です。
その強みを最大に生かすために、本作では変化に富んだリムグレイブの地が舞台となっており、プレイヤーはフロムが丹念に歴史と宿命を織り込んだ大地を彷徨する喜び(と多少の苦しみ)を味わうことができます。
それともう一つ大事な点ですが、エルデンリングでは基本的に探索すればしただけ得るものがある仕組みになっています。
地図の隅っこの普通なら見落としてしまうようなポイントにも隅々まで隠しアイテムやダンジョンが配置されているので、苦労して探索した甲斐があったと思わせてくれるのです。(3周して初めて見つけたダンジョンに感動したり...)
ボスへのリトライ性が非常に高い
過去作を遊んでいるほど骨身に染みてわかることですが、ボスへのリトライ性の良さはマジでプレイ体験に直結します。
何度もボスに挑む前提のゲームなのに、再挑戦のたびに無駄な労力を負わされるのはあまりに不毛ですからね。
混沌の苗床、オメーだよオメー。
アプデで理不尽要素がかなり緩和されている
これは現代のゲームならではの強みなのですが、度重なるアップデートを経てリリース直後に存在していた理不尽要素がかなり削減されています。
具体的には特定ボスの行動パターン弱化、特定イベントへの導線強化などなど。
今となっては初期の理不尽さも1つの笑い草ですが、今からプレイするなら最新版一択でしょう。
DLC含めボリュームが圧倒的
エルデンリングのボリュームは過去最高レベル。
本編クリアまでに100時間かかることはザラで、DLC(ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE)も含めれば200時間は余裕で遊べてしまいます。
また、ソウルシリーズ伝統の周回プレイの存在も忘れてはいけません。
前の周回では使わなかった武器やスタイルを使ってみたり、NPCイベントで前とは違う選択肢を選んでみたり、いっそのこと2キャラ目を作って素性(初期パラメータや初期装備に違いあり)を変えてみたりと、何度遊んでも味が出るのがフロムゲーの素晴らしいところ。
かくいう私もすでに3キャラ目に突入しており、累計プレイ時間は500時間は越えているかと思います。(この程度だとまだまだ自慢にもならないとは思いますが…)
装備や戦術が豊富で何周遊んでも飽きない
前の項目にも重なる点ですが、エルデンリングは装備やスタイルの選択肢が恐ろしいくらいに豊富です。
まず最初の素性選択の時点で正統派の騎士、脳筋タイプの勇者、遠距離攻撃が得意な魔術師などそれぞれの個性がある上に、レベルアップで伸ばすステータスも任意で選べるために十人十色のキャラビルドが可能です。
またゲーム内には剣、斧、槍、ナイフ、曲剣、大剣、拳、弓矢、盾、杖、聖印など300種を超える膨大な武器種が用意されていているのですが、それらには全て扱うために必要なステータス値が設定されているため「この武器が使いたいからこのパラメータを伸ばそう」という目標を持ってビルドする楽しみがあります。
もっといえば1つの武器を両手で持つ両手持ちや同じ武器種を左右の手で持つ二刀流、武器ごとに差し替え可能な戦灰(必殺技のようなもの)などの要素もあり、彦麿でなくとも「戦術のバーゲンセールや〜」と叫びたくなること請け合いです。
まだオンライン人口も比較的多い
これも重要なポイントなのですが、ソウルシリーズといえば独自のオンライン要素も売りの一つです。
基本となるのは「協力」と「侵入」。
協力は他プレイヤーの世界に助太刀に行って一緒に冒険するプレイで、逆に侵入は他プレイヤーの撃破を目的とする妨害プレイです。
発売から4年経過しているとはいえ元々の母数が膨大&長期的に遊べるゲーム設計のため、まだまだオンライン環境でも十分にマッチングが可能です。
ちなみに今作では協力者を呼ばない限り侵入もされない仕様なので、対人戦が苦手な方や自分のペースでじっくりプレイしたいという方も安心です。
悪い点
虫系など生理的にキツい敵が多い
本当になんなんでしょうね、これ(呆れ)
フロムには常にレーティングに触れないギリギリのキモい敵のアイディアを考えなければならないという社則があるらしく(嘘)、どの作品にも必ず直視に耐え難いエネミーが登場します。
それはエルデンリングも例外ではなく、特にあるダンジョンに登場するリアルかつ巨大な虫系の敵は個人的に視界に入れるのも嫌でした。
Bloodborneあたりに比べればまだマシかもですが、グロテスクだったり生理的嫌悪感を催す表現に抵抗のある方は少し気をつけたほうがいいかもしれません。
NPCイベントが追いづらく、見逃しやすい
オープンワールドの弊害ですが、本作は過去のシリーズと比べても前情報なしでNPCイベントを完遂するのが困難であるように感じました。
ただでさえマップが広くどこにNPCがいるか分かりづらい上に、イベントによっては進捗によってフラグが潰れてしまうこともしばしば。
ぶっちゃけ初見でNPCイベントを完遂するのは脳に瞳を宿してでもいない限り不可能なので、見れたらラッキーくらいに思っておくのが精神衛生上おすすめです。
理不尽要素が皆無というわけではない
過去作のノウハウ + アップデートによってかなり解消されていますが、それでも理不尽を感じる場面が皆無というわけではありません。
人によっては時にコントローラーをぶん投げたくなる衝動に襲われるかもしれませんが、そのような時は一旦深呼吸をして、宇宙の歴史に比べたらなんでもないことだと自分を落ち着かせるようにしましょう。
こんな人におすすめ
- 初めてフロムゲーを触る
- 探索や寄り道が好き
- 詰まったら別の手段で突破したい
こんな人にはおすすめしない
- フロムゲーを制覇したい(最初に快適なエルデンをやってしまうと後が辛くなるかも...)
- 短い時間でサクッとクリアできるゲーム希望
ダークソウル3(★★★★)

最も“クセの少ないソウルシリーズ”
良い点
全体的にバランスが良く遊びやすい
ダークソウルシリーズの最終章に当たる本作は、歴代で最も洗練されたクセのない優等生的なソウルシリーズです。
敵の配置やボスのモーションなど全体的に理不尽が少なく、難しい盤面でも冷静に一手ずつ対処していけば必ず突破できるように作られています。
また、最終手段としてシリーズ恒例のレベリングによるゴリ押しも使えるのでソウルシリーズに興味はあるけれどオープンワールドは苦手という方であればエルデンリングを差し置いてもお勧めできる良作です。
王道のダークソウル体験ができる
ゲームボリュームや自由度の高さで言えばエルデンリングが上ですが、「最もモダンなダークソウルを遊ぶ」のであればダクソ3の右に出るものはありません。
エルデンリングは確かに素晴らしい作品ですが、戦技が強すぎたり一部の敵のモーションに行きすぎた面があったりして必ずしもダクソの上位互換とは言い切れない部分もあります。
悪い点
ダクソ3の前に無印を遊んで欲しい葛藤
ダクソ3は手放しでお勧めできる一作なのですが、1つだけ悩ましい点があります。
それは本音を言えば無印をクリアしてからプレイして欲しい、と言う点。
初見適正で言えば間違いなく3なんですけど、無印をプレイしているとめちゃくちゃ感動できるポイントがあるので、勧める側からするとすごく悩ましいんですよね。
でもやっぱり、未プレイ勢に今から進めるならダクソ3だろうなぁ途中で投げて欲しくないし
こんな人におすすめ
- 「ソウルシリーズらしさ」を体験したい
- 古すぎるゲーム性は避けたい
こんな人にはおすすめしない
- オープンワールドが好き、新しければ新しい作品ほど良い(ならエルデンで)
- シリーズもの特有の過去作ファンサービスを見逃したくない
SEKIRO(★★★)

“実力一本勝負”のストイックアクション
良い点
プレイヤースキル依存の純粋なアクション性
SEKIROはかなり人を選ぶゲームです。
まず第一に、完全な実力勝負が求められます。
従来のソウルシリーズと異なり、レベルを上げてゴリ押す、という救済手段が使えません。
先に進みたければ、お前自身が強くなれよとプレイヤーを突き放してくるのがSEKIROのスタイルなのです。
それだけに壁を乗り越えた時の絶頂感は格別で、私自身、ゲームでボスに勝利して放心したのは後にも先にもこの作品が初めてでした。
シンプルだが奥深い弾きシステム
SEKIROの戦闘のキモとなるのは弾きシステムによる高速の剣戟です。
これは敵の攻撃に合わせてボタンを押すことで敵の攻撃を弾き、逆に相手の体幹にダメージを蓄積できるというもの。
体幹へのダメージが十分に溜まれば、そこから忍殺に移行して敵を撃破できるという寸法です。
例えるならソウルシリーズのパリィをより高速でコンパクトにしたようなシステムであり、金属同士がぶつかる「キィーン」「ガキィーン」という音が否応にも戦闘の緊張感を高めてくれます。
従来のシリーズ同様に、最初は相手の動きがわからず何度も殺されてしまいますが、繰り返し戦ううちに相手の動きが読めるようになり、より多くの体幹を削れるようになることでまるで自分が相手の動きを全て読み切っているかのような全能感に浸れるのもSEKIROの醍醐味です。
忍びの世界を舞台とした異色の世界観
SEKIROの情報が出回った頃、最初に話題を攫ったのはその世界観でした。
フロムといえば洋風というこれまでの前提を覆す和の設定は新鮮で、日本家屋や城郭を舞台とするステージ設計にもこだわりが窺えます。
また、本作はこれまたフロムの伝統に反してストーリーやキャラクターの目的が明確で分かりやすいのも大きな特徴の一つ。
特に主人公の狼は忍びの掟と御子様への忠義に生きる実直なキャラクター造形で、これまでの主人公=プレイヤーの写身というセオリーを覆す明確な自我を持った主人公です。
主人公の目的と進むべき場所が明確なのは従来のJRPGに近く、フロムゲーに慣れていない人でも比較的とっつきやすいのではないかと思います。
リトライ性が良好でテンポが良い
今回ご紹介する中ではエルデンリングに次いで新しい作品ということもありゲームシステムの快適性は良好です。
操作説明と模擬戦を兼ねるNPCがいたり、ボスへのリトライが短かったり、複雑なNPCイベントがなくなっていたりと、最大の楽しみである戦闘を楽しむためのお膳立てがしっかりなされている印象です。
少なくとも無印ダクソのように基本的なシステム面で不満を覚えることはないでしょう。
悪い点
ゲーム性があまりにもストイック
SEKIRO、個人的にすごく好きなゲームなんですが、誰にでも勧められるかというとそれはNOなんですよね。
その理由は単純で、ただでさえ難しい上に逃げ道もないという極端なストイックさのせいです。
ソウルシリーズ以上に何度も何度も負けて少しづつ上手くなって勝つ、というのを求められるゲームなので、そこが合わないと途中で詰んでしまう可能性大です。
実際、私もプレイ中に2度ほど心が折れかけては放置を繰り返し、最後までクリアできたのはプレイ開始からほぼ1年が過ぎた頃でした。
なのでこれをフロムゲー初体験に選ぶなら、アクションに相当な自信や拘りがあるか、筋トレやジョギングのようにコツコツ記録を伸ばすことを好む方あるいは相当なM体質の方に限られるのではないかと思います。
RPG要素がほぼなく好みが分かれる
本作はキャラクターやストーリー性が明確な反面カスタマイズの幅が狭く、ステ振りや装備の使い分けによるプレイヤーごとの個性を出すことができないという欠点があります。
ダークソウルやエルデンリングであれば、二周目以降は武器やスタイルを変えて…ということができるのですが、SEKIROだと基本的に弾きによる真っ向勝負一本しか許されないのでそうもいきません。
一応周回で難易度が上がりますがそこまでやるのは余程のやり込み派に限られるのではないかと思います。
こんな人におすすめ
- アクションゲームに自信あり
- パターン学習や反射で勝ちたい
- 成長=プレイヤースキルが好き
こんな人にはおすすめしない
- アクションゲームが苦手、救済手段を使ってでも詰まりたくない
- 自由度の高いゲームが好き
- 何度も周回して遊びたい
Bloodborne(★★★)

唯一無二の厨二病ゴシックホラー体験
良い点
世界観・雰囲気が圧倒的に魅力的
ゴシックホラー、スチームパンク、ロマン武器。
これらの言葉にピンと来たあなたは狩人の適性大です。
私の考えるBloodborne最大の魅力はやはりその世界観。
パッケージも飾るロングコートに銃、仕掛け武器の狩人スタイルは歴代でも出色の格好良さであり、ストーリー中で連呼される獣狩りの夜、赤い月、血の穢れなどのワードと合わせて誰しもが持つ厨二心をこれでもかとくすぐってきます。
加えて、妙に記憶に残る名言が多いのもBloodborneの特徴。
「かねて血を恐れたまえ」
「ヤーナムに酒は似合わないむしろ血に酔うのだ」
「貴公、よい狩人だな。狩りに優れ、無慈悲で、血に酔っている。…よい狩人だ。…………だからこそ! 私は貴公を狩らねばならん!!」
これらのセリフが日常的に口をついて出るようになれば貴公もすでに手遅れ立派な狩人になったといえるでしょう。
リゲインシステムによる攻めの戦闘
ゲーム性に目を移すと最も特徴的なのがリゲインシステムです。
これは敵からダメージを受けても、一定時間内であれば殴り返すことで回復できるというもので、攻めれば攻めるほど生存確率が増えるという非常に攻撃的なシステムです。
また、本作には盾が存在しません(一応あるにはあるのですが、基本使わないです)
代わり(?)に登場したのが銃であり、これを使ってできる銃パリィもまた相手の攻撃を反撃のチャンスに変える面白いシステムです。
このように本作ではソウルシリーズの醍醐味を踏襲しつつも要所要所でセオリーを外してきており、本作ならではの血で血を洗うような激しい戦闘システムを楽しむことができる作りとなっているのです。
仕掛け武器の格好良さ
私的にBloodborneで最高だと思う要素の一つが仕掛け武器です。
これは、人智を超えた力を持つ獣に対抗するために「工房」が製作したとされる武器の数々で、その名の通り、R2ボタンで仕掛けを作動させ、異なる2つのスタイルを使い分けて戦える特徴があります。
中でも私のお気に入りがパイルハンマー。
リーチが短くスタミナ消費も激しいものの、当たれば他の追随を許さない圧倒的破壊力を誇り、その博打感に酔いしれる狩人は後を断ちません。
それまでソウルシリーズといえば剣と鎧の中世風の世界観が当たり前だった中で、このような近代的な兵器が武器として扱えるようになったのはかなり衝撃的なことでした。
DLCの完成度とボリュームが非常に高い
本作のDLCは非常に評価が高いです。
本編での謎の大部分に回答が用意されており、DLCまで含めてようやく一つの作品として完成したと言っても過言ではないでしょう。
立ちはだかるボスはどれも凄まじく強く、そして格好いい奴らばかりであり、立ち向かうのであれば文字通りの死闘を演じることができるでしょう。
悪い点
難易度はかなり高め
体感ですが、本作の難易度はソウルシリーズやエルデンリングと比べてもかなり高めです。
全体的にゲームスピードが早く、他タイトルと比べてもより反射神経を求められる上に、盾受けがないので相手の動きをじっくり観察するのもやりづらいです。
加えて他タイトルと比べると序盤の難易度が特に鬼畜級であり、おそらく序盤で放り投げたプレイヤーの数が一番多いタイトルなのではないかと思います。(なんでレベル上げられるようになるまであんなにかかるんだよ...)
SEKIROと違ってレベリングで対抗できるのはまだ救いですが、それでも体感的な難易度は同等かそれ以上であり、難しいゲームだと途中で投げてしまうかもと心配な方は素直にダークソウルやエルデンリングから始めることをお勧めします。
終始陰鬱でホラー色が強い
Bloodborneのプレイを序盤で投げてしまった人の話を聞くと、怖すぎてプレイをやめてしまったというパターンが少なくありません。
確かにBloodborneはソウルシリーズの中でも最恐レベルに怖いゲームです。
まず、絵面がどうみてもホラーゲーのそれなのに加えて、物陰から急に敵が飛び出してきたり、見た目が恐ろしい強敵がしつこく追い縋ってきたりというパターンも多く、そこに持ち前の難易度も加わってプレイしていると精神力がゴリゴリ削られます。
なんというか、フロムゲーあるあるではあるのですが敵に対して必要以上にビビり散らかしたせいで本来の実力以上の苦戦を強いられる、というパターンがBloodborneはとても多かったんですよね。
加えて、生理的嫌悪感を催す敵のデザインもトップクラスです。
出てくる敵といえばきったねぇネズミやらカラスやら豚やら獣人間などなど…
騎士タイプの敵が多かったダークソウルなどと比べると生々しい、匂いを想像してしまうようなタイプの気持ち悪い敵が多いのでその辺りが苦手だと辛い部分は多いかもしれませんね。
輸血液集めが面倒くさい
輸血液っていうのは、ダークソウルのエスト瓶に当たる回復アイテムなのですが、本作ではそれが完全な消耗品であり、使い切ってしまえば一々雑魚敵を倒して補充しなければなりません。
もしBloodborne2が出たらここは間違いなくエルデンなどのような自動補充型になるでしょう。
DLC前提な部分がある
これは良い点の裏返しなのですが、DLCをプレイしないとストーリー的な消化不良感が残る可能性大です。
なので今からプレイするのであれば、可能な限りDLC入りのBloodborne The Old Hunters Editionを購入するようにしましょう。
こんな人におすすめ
- ゴシックホラー、スチームパンクが好き
- 難易度が高いほど燃える
- 攻撃的なプレイスタイルが好き
- ホラー耐性がある
こんな人にはおすすめしない
- あまりに難易度の高すぎるゲームは避けたい
- 極力ストレスフリーなゲーム希望
- ホラー演出が苦手
ダークソウル(★★★)

シリーズの原点にして完成形の一つ
良い点
シリーズの基礎を築いた名作
イギリスの権威あるゲームアワードのオンライン投票で過去最高のゲームにも選ばれた本作は、実際に遊んでみると2011年の作品とは思えないほどの完成度の高さに驚かされます。

壮大だが多くを語らないストーリー、圧倒的高難易度ながらもついついリトライしてしまう中毒性、構造的で計算されたマップ設計、気づいたらとんでもない場所に迷い込んでいる探索のスリル。
そうしたソウルシリーズのコアを前作のデモンズソウルから継承し、発展させ、完成させたのがこの初代ダークソウルなのです。
特に後発のダークソウル2、ダークソウル3は本作をやっているとニヤリとできるファンサービス要素があったりするのでそれらの作品に先んじてプレイしておくと得した気分になれるでしょう。
圧倒的自由度の高さ
このゲームには固定された攻略の順序というものがありません。
特定の場所へ行きイベントを進める、特定のボスを倒すなどのおおまかな目標こそ与えられますが、その順序については完全にプレイヤーに一任されているのです。
それゆえ、時には猛獣の巣に迷い込んだ子猫のような思いをすることもありますが、その手探り感、予定調和のないリアルな絶望感もまたダークソウルというゲームの大きな魅力の一つなのです。
現行作と比べると敵の挙動が素直
エルデンリングがリリースされた現在でもなお、無印ダクソが一番好きというプレイヤーは少なくありません。
現行作と比べるとゲームシステムがシンプルかつゲームスピードも比較的ゆっくり目なので、初心者がソウルシリーズとはどういうゲームなのかを学ぶ上では良い教材となるでしょう。
リマスターで遊びやすさも確保
元はPS3のゲームですが、2018年にDARK SOULS™: REMASTEREDがPS4、PC、Switch向けにそれぞれリリースされており入手性の良さはダントツです。
リマスターによって画質も向上していますが、中心となる変更点は画質の向上と一部の理不尽ポイントの削減程度であり、それ以外の手触りは元の雰囲気をほとんど損ねていないのも評価点です(デモンズリマスターとは違う)。
悪い点
今見ると理不尽な部分は多い
名作の名を恣にするダークソウルですが、2026年の今から見ると流石に理不尽がすぎるポイントがないわけではありません。
特にファストトラベル(篝火ワープ)が解禁されるのが中盤以降になるのはかなり不便で、エルデンやSEKIRO以降のプレイヤーからすると耐え難く感じる部分があるかもしれません。
他にも後述する亡者状態やあるステージの悪意に満ちた篝火の配置、武器の耐久値制、特定の敵への妙な攻撃の当てづらさ、半ばクソゲーに片足を突っ込みかけている呪いの仕様など、正直挙げればキリがありません。
それゆえ本作を今からプレイするのであれば、そうした理不尽さもまた味のうちと許容できる懐の広さが求められるでしょう。
自キャラの見た目が亡者になるのが萎えるかも
無印ダクソには亡者状態というシステムがあります。
これは、キャラクターが乾燥途中の干し柿のような見た目になってしまうもので、見た目だけでなくエスト瓶(回復アイテム)の強化ができなくなったり、オンラインの協力プレイができなくなったりするデメリットがあります。
人間性と呼ばれる消費アイテムを使うことで普通の状態(生者)に戻ることができますが、人間性はホイホイ入手できるものではない上に、生者時は強制的に他プレイヤーからの侵入を受けつけてしまいます。
特に後者のデメリットは致命的で、キャラの見た目は普通がいいけれど侵入はされたくないというプレイヤーは事前にオンラインをオフにするしか自衛手段がありません。(そうするとオンライン特有のメッセージサインや幻影なども拾えなくなってしまう)
これはキャラクリに拘りたい勢にとっては無視できないデメリットです。
一部ボスのリトライ導線が悪い
混沌の苗床、オメーだよオメー。
最新作と比べると挙動がもっさり気味
後発の作品と比較すると明らかに自キャラの挙動がもっさり気味で、ブラボのようなスタイリッシュな戦闘を期待すると拍子抜けしてしまうかもしれません。
こんな人におすすめ
- 原点を体験したい
- 不便さ込みで楽しめる
- 練り込まれたマップ構造の妙を味わいたい
こんな人にはおすすめしない
- 不便やストレスを感じるゲームはなるべく避けたい
- スピード感あるスタイリッシュな戦闘を楽しみたい
- 途中で詰んでしまったゲームが少なくない
デモンズソウル(★★★)

ソウルライクの始祖
※ 2020年にPlayStation 5専用として発売されたリメイク版が対象です
良い点
PS5リメイクでグラフィックが非常に綺麗
PS5のローンチタイトルとして鳴り物入りで登場しただけあり、グラフィックの綺麗さはトップクラスです。
当初はこれ目当てにPS5を予約した方も少なくないのでは?
入門用として最適な難易度
ソウルシリーズの開祖ということもあり、現行作と比較すると難易度は流石に抑えめの印象です。
とはいえ嫌らしい敵配置や謎解き要素ありのボス、シリーズ恒例の毒沼ステージなど初見プレイヤーの行手を阻む難所の数々はこの頃から健在。
システムはシンプルな方が好きだけど歯応えも欲しい、という方の期待に答えてくれる一作だと思います。
ステージが選択式なので次に行く場所に迷うことがない
デモンズソウルが以降のシリーズと比べて大きく異なっているのが、ステージが選択制であることです。
正確には、王城、坑道、腐れ谷などのエリアごとに1~3、4までのステージがあって、それらを好きな順番で攻略していくといった形です。
攻略順こそ自由ですが、基本的に一本道を進んで奥にいるボスを倒して拠点に戻る、というシンプルな繰り返しですのでエルデンのように次にどこに行けばいいのかわからず途方に暮れるようなことは起こりません。
シリーズのルーツとして価値がある
無印ダクソと比べると後のシリーズとの繋がりは希薄ですが、デモンズから始めることでシリーズの進化を身をもって体験できるのはプラスと言えます。
デモンズに関してはPS5版でグラや操作性が現代基準にアップデートされているので、あえて他シリーズをプレイしてからこちらに手をつけてみる、というのもありですね。
悪い点
レベル上げが可能になるまでやや時間がかかる
これはブラボに近い欠点ですが、本作ではレベル上げが可能になるまで少し時間がかかります。
とはいえブラボに比べれば序盤の難易度はまだ優しい方ですのでそこまで苦になることはないかと思います。
リメイクの雰囲気に賛否あり
私的にはほとんど気にならなかった点ですが一時期話題になったので一応。
オリジナルのPS3版をプレイ済みのプレイヤーの一部から、NPCなどの外見のイメージが違う、グラフィックが綺麗になりすぎたことで当時想像で補っていた部分とイメージが合わなかった、画面が全体的に明るくなりすぎているなどの否定的意見が出たことがあったんですよね。
とはいえこれは主に既プレイヤーだからこその不満点だと思うので、これから初フロムする方には全く関係のない話かと思います。
ちなみにゲーム性に関しては現代基準で不便だったシステムだけを今風に改善した感じで、いわゆる改悪のような印象は全く受けませんでした。
ゲームボリュームは短め
ステージ数がそれほど多くなく、近年のタイトルに比べるとゲームボリュームはやや短めです。
初見プレイで約25〜40時間、慣れているプレイヤーで15〜20時間程度といったところでしょうか。
逆に言えば空いた時間でサクッとクリアしやすいので時間の限られている社会人の方などには逆に手を出しやすいポイントと言えるかもしれません。
入手性にやや難あり
現時点でリメイク版を遊べる環境がPS5のみであり、今後も他ハードへの展開見込みがないためソウルライクの中ではやや入手性に難ありな作品となってしまっています。
こんな人におすすめ
- シリーズの起点を知りたい
- シンプルな構造が好き
- 短い時間でサクッとクリアできると嬉しい
こんな人にはおすすめしない
- 100時間以上がっつり遊びたい
- 様々な武器種や戦術を使い分けたい
- PS5を持っていない
ダークソウル2(★★)

賛否両論の異端作
良い点
独自システムが多く個性的
本作ではシリーズで唯一、宮崎英高氏(ソウルシリーズの生みの親、現フロムソフトウェア代表)がディレクターを外れているためか、シリーズの中でも毛色が違う作風となっており、それゆえに今なお賛否の大きく分かれる問題作となっています。
まず、無印からの変更点で特に面白い点を挙げてみると
- 武器の二刀流が登場した
- 指輪スロットが4つに増えた
- 装備と武器の大幅増加
- 1度倒したボスの再戦が可能
- ある程度敵を倒すと再出現しなくなる
- 回避の無敵時間やアイテムの使用速度に関係する適応力というステータスがある
などなど。これらの中には後のエルデンリングに影響を与えている要素もあり、シリーズの過渡期における試行錯誤の過程としてなくてはならない作品だったと言えるでしょう。
もっとも、中には明らかに失敗だった独自要素もあるのですが、それはまた後述…
コアなファンも一定数存在
賛否両論ある本作ですが、いつの時代もダークソウル2が一番好き、という層は一定数存在しています。
私自身は正直最初の一本にはお勧めしませんが、他のシリーズをプレイした後の味変、番外編としてのプレイは大いにありだと思います。
PS4版で多くの改善が加えられた
2015年に発売されたPS4版(=ハイスペック版)ではPS3版から大幅な変更が加えられ、遊びやすさが大きく改善されました。
特に敵の配置の変更は大きく、それまで駆け抜け不可だった場所が駆け抜け可能となりストレス削減につながっているのは有り難いです。
悪い点
極端に意地悪、ストレスの溜まるマップが多い
どことは言わないですが、既プレイヤーならきっとわかるはず。
もっともこれは他のシリーズでも大なり小なり当てはまる部分があるのでダクソ2だから、というほど絶対的なマイナスではないかもしれません。
敵が枯渇=ソウル取得量の限界=ロストのペナルティ増大=モチベ低下
先ほども触れたように、ダークソウル2では敵を倒していくといずれ枯渇します。
これは一見すると初心者救済のように思えますが、裏を返せばソウル(経験値)の取得量に限界があるということであり、初心者からすれば雑魚狩りによる稼ぎが行えなくなるという意味でむしろ逆風です。
もっといえばこれはソウルシリーズにおけるロスト(死亡して経験値を失ってしまうこと)のリスク増大にもつながっており、攻略において無視できない足枷となってしまっています。
従来のシリーズであれば、ロストしてしまってもまた稼ぎ直すことができたけれど、2ではロスト=ゲーム全体の絶対的なソウル量低下を意味するため、プレイへのモチベ低下へ繋がりかねないのです。
霧抜けや宝箱、扉開け、致命中に無敵がなく一方的に殴られる
タニムラ何これ?
攻略の導線がやや不親切
ダクソ2は比較的攻略度の自由度が高いゲームですが、後続のシリーズと比べると導線やや弱く、迷っているうちに必要以上にレベルが上がってしまい、結果としてボスの歯応えがなくなってがっかりというパターンに陥りがちです。
ソウルシリーズは少ないヒントから手探りで新たなルートを見つける達成感も醍醐味のうちですが、本作ではそれがちょっといきすぎてしまっていた印象も。
ストーリーが薄味
ダクソ2のストーリーは歴代でもわかりづらく、クリア時のカタルシスもイマイチな印象でした。
また、他シリーズに比べてNPCの掘り下げが少なく、印象に残りにくかったのも残念。
こんな人におすすめ
- 他作品を遊んだ後の変化球として
- ソウルシリーズの進化の歴史を体感したい人
- 自分なりの攻略法を編み出す楽しさや様々な装備を組み替える楽しさを重視する方
こんな人にはおすすめしない
- ストレスフリーなゲームをお求めの方
- 安牌重視、大きな失敗は避けたい方
- 王道のソウルシリーズから始めたい方
エルデンリング ナイトレイン(?)

協力プレイ寄りの異色作
前書き
実を言うと私はナイトレインは未購入です。
なので、この項目は私の身近な人間(ナイトレインにドハマりして半分廃人化しかけてた)にお試しプレイさせてもらった時の体験と、その時に聞いた話を元にした軽めの内容になります。
良い点
従来と違う挑戦的なゲーム性
ナイトレインの特徴はなんといってもオンライン協力プレイを前提とした挑戦的なゲームシステムを採用していることです。
プレイヤーはオンラインで同行者を募り、人数が集まったらフィールドへ移動します。
到着後フィールドを自由に駆け回り、敵を倒してレベルアップを図ったり装備品を回収したりして自キャラを強化。
1日の終わりにはボス戦が待っているので、強化したキャラで挑む、というのが主な流れです。
これを3回繰り返し、最後の大ボスを討伐すればゲームクリアとなります。
協力プレイとはいってもボイスチャットなどはなく、意思疎通の手段はピンによる簡単な指示のみ。
それでも上手い人になると少ない情報から的確に味方の意図を汲み取って最適な行動が取れるのが面白いところです。
エルデンリングの装備でダークソウルなどの敵と戦える
ナイトレインはエルデンリングの外伝的な位置付けであり、装備品や世界観はエルデンリングのそれに準じています。
ですが、アップデートによりダークソウルなど他のフロムゲーのボスキャラも続々投入されており、エルデンリングの装備でダクソのボスと戦うというフロム信者であれば脳から涙を流して喜ぶようなシチュエーションが実現されています。
悪い点
ソウルライクを求めるとズレる
なんだかんだいってもソウルライクとは完全に別ゲーなので、ソウルライクしたければ素直に他シリーズを選びましょう。
ちなみにストーリーはあってないようなものなのでエルデンリング未プレイでも支障はありません。
協力前提でソロにはやや不向き
一応ソロでも遊べるつくりですが、それでは面白さ半減以下です。
購入する以上はオン必須と思っておいた方がいいでしょう。
後半評価は賛否あり
リリースからしばらくは極めて評判が良く、知人も絶賛していたナイトレインですが、昨年秋頃から導入された深き夜に関しては否定的な意見も少なくありませんでした。
特に大きいのはレートが導入されたこと。
プレイヤー同士の格差が明確になったことで、それまでは許されていた甘いプレイやいわゆるチーム内での足手纏いが許されない空気感が助長されてしまったのです。
実体験として、私の知人は深き夜の導入後に味方プレイヤーから煽りを受けたことで心が折れ、あんなにどハマりしていたナイトレインをそれっきりやめてしまいました。
深き夜はあくまでも高難易度コンテンツなのでこれからプレイする場合すぐにその洗礼を浴びることはないと思いますが、そのようなモードが存在することは事前に覚悟しておいた方がいいかもしれません。
こんな人におすすめ
- マルチプレイ重視
- 新しい方向性に興味がある
こんな人にはおすすめしない
- ソロプレイ重視
- 王道のソウルライクがプレイしたい
比較まとめ
| タイトル | 難易度 | 自由度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| エルデンリング | 中〜高 | 高 | 初心者最適 |
| SEKIRO | 高 | 低 | 純アクション |
| ダクソ3 | 中 | 低 | 王道 |
| Bloodborne | 高 | 低 | 世界観特化 |
| ダクソ2 | 中 | 中 | 異端 |
| ダクソ1 | 中 | 中 | 原点 |
| デモンズ | 低〜中 | 低 | 始祖 |
プレイ環境まとめ
| タイトル | PC(STEAM) | PS4 | PS5 | Switch |
|---|---|---|---|---|
| エルデンリング | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎(2026年予定) |
| SEKIRO | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | × |
| ダクソ3 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | × |
| Bloodborne | × | ⚪︎ | ⚪︎ | × |
| ダクソ2 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | × |
| ダクソ1 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| デモンズ | × | × | ⚪︎ | × |
こういう人には向かないかも
- 失敗ややり直しに強いストレスを感じる
- 一本道ではないゲームが苦手
- ホラー表現が苦手(特にBloodborne)
まとめ
フロムゲーは「難しいゲーム」ではなく、
“理解して乗り越えるゲーム”
です。
そして今から始めるならやはり
👉 エルデンリングが最も無難かつ完成度が高い選択
になります。
そこから自分の好みに応じて
SEKIROやダークソウルシリーズに広げていくのが王道ルートです。
ただしエルデンは合わなかったが、SEKIROやダクソは楽しめたというパターンも決して少なくはないので、もしこの記事でおすすめ度の高いゲームをプレイして合わなくても=フロムゲー全てが合わないとは限らないということは覚えていただければ幸いです。

