独断と偏見で決める最強SCPベスト19
SCP財団にハマったからには
誰でも一生のうち一度は夢想する「最強のSCP」。
本日はそんな「最強のSCP」について、
私の持ちうるSCP知識をフル活用して
ランキング化してみようというのが今回の企画です。
最強というものを考えるにあたって
まず必要となるのが順位を決めるための評価基準ですが、
今回は主に以下の点を強さの判断材料としたいと思います。
- 報告書に記されたスペック
- 実際に発生させた被害規模
- 収容の困難さ
- 他オブジェクトとのクロステストの結果やtaleでの扱われ方
このように順位づけに関してはなるべく
客観的な事実をベースに進めていきたいと思ってはいるのですが
SCP財団というコンテンツがシェアワールドであること、
またSCPオブジェクト同士が対決するような事例が
一部の例外を除いてごく稀であることから
このランキングには私の独断というか、
恣意的なものが多分に含まれていることは
あらかじめお断りしておきます。
それでもなぜランク付けがこうなったのかという
判断理由については各項目でなるべく詳細に記していくつもりですので、
あくまでも一つの解釈として楽しんで頂ければ幸いです。
さて、前置きはこれくらいにして
そろそろ今回私がセレクトした
19種の参加選手(アノマリー)たちをご紹介していきましょう。
それでは
全アノマリー入場!
SCP-1690-JP「犭貪(トン)あるいはウロボロス」だァ――――!!!
SCP-106「オールドマン」!!!
認識災害 SCP-3519「静かなる日々」だァ!!!
SCP-682「不死身の爬虫類」!!!
まさかこの男がきてくれるとはッッ SCP-343「神」!!!
錬金術 SCP-2845「鹿神様」!!!
SCP-001 「ゲートガーディアン(クレフ博士の提言)」だ!!!
SCP-2006「おおこわいこわい」だ!!!
SCP-508-JP「巨人」だ!!!
感染性アノマリーチャンプ SCP-2935「あゝ死よ」!!
”世界循環”SCP-654-JP「マトリョーシカ」が帰ってきたァ!!!
"世界を貪る者" scp-2317「異世界への扉」!!!
中国支部から scp-cn-801「《天王星外》」だ!!!
燃える復讐心 リリー・ヴェセルカ(SCP-3002)「思考抹殺計画」 本名で登場だ!!!
サンタさんにはないしょだ!!! 現実改変能力者!
SCP-239「小さな魔女」がきてくれた―――!!!
日本生類創研のデンジャラス・バード SCP-444-JP「緋色の鳥」だ!!!
ルイジアナの鋼鉄人!! サム・ハウエル(SCP-3812)「背後から聞こえる声」!!!
財団の切り札!! ERZATZタイプAK9計算エンジン(ザグレートヒッポの提言)「いい子」だ!!!
どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ
俺達は君を待っていたッッッSCP-173「彫刻 - オリジナル」の登場だ――――――――ッ
…
以上、どこかで見たような選手紹介でした!
何名か足りないような気もしますが
ひとまずこの総勢19種が
今回ピックアップした最強候補となりました。
それでは早速
下の方からランキングを発表していきましょう。どうぞ!
ヤバさ★☆☆☆☆ 収容可能級オブジェクト
17位 SCP-173 「彫刻 - オリジナル」
オブジェクトクラス : Euclid
- 首をへし折る際の驚異的なスピード
SCP界のアイドルとでもいうべき圧倒的な人気&知名度
紹介部分で主人公っぽく紹介しておいた手前
この扱いは大変申し訳ないのですが、
今回のランキングではSCP-173は
実質的に最下位の17位に位置付けました。
その判断理由は単純に、
報告書中で安全な収容方法が確立されてしまっていること、その一点に尽きます。
つまり、財団に大人しく収容されてしまっている時点で
最強SCPの候補にはなり得ないというわけですね。
その上であえてSCP-173を入れたのは、
知名度の高いオブジェクトを最初に出すことで
この程度ならまだまだ可愛いものだという
SCP界の層の厚さをなるべく分かりやすくお伝えする目的からでした。(本当は選手入場のくだりの関係で主人公のポジションに
ふさわしいオブジェクトが欲しかったからと言うのもありますが…)
ヤバさ★★☆☆☆ 収容困難級オブジェクト
ここから先のランクは先程よりひとつレベルが上がり
「収容困難級」、つまり財団による安定した
収容が不可能なアノマリーであることが最低条件となってきます。
16位 SCP-106「オールドマン」
オブジェクトクラス : Keter
- 触れるもの全てを腐らせる腐食液
- 収容難易度を跳ね上げる物質透過能力
- 10~25歳の人間を嬲りながら◯すのが趣味
触れる者全てを腐食させ、
どのような固体でも通り抜けられる性質から、
安定した収容が困難なオブジェクトに与えられる
オブジェクトクラスKeter指定がなされているSCP-106
完全な収容が不可能であることと、
腐食させられる対象の限界が記されていないことから
ノミネートしてみましたが、
残念ながら今回のランキングでは
16位という振るわない結果となってしまいました。
その理由は報告書中に
複数の明確な弱点が示されていることです。
- 動きが鈍く、引き起こせる被害の規模が比較的小さい点
- 非常に複雑/多様な物で構成したものに直面すると混乱してしまう点
- 直接的、突発的な光が苦手である点
確かにSCP-106は厄介なオブジェクトですが、
この程度ではまだまだ
最強SCPを名乗るのは厳しそうです。
第15位 SCP-343「神」
オブジェクトクラス Safe
- 神の名に恥じない多種多様な現実改変能力
- 財団のセキュリティを意に介さず機密情報へのアクセスが可能
- 人ひとりの存在を根こそぎ抹消することもできる
15位にランクインしたのは
自らを自身を世界の創造者だと自称し、
報告書の表現を借りるなら「全知全能のように見える」外見を備えた
人型のSCPオブジェクト、SCP-343「神」です。
SCP-343は神を自称するだけあって
数々の異常な能力を備えており、
そのバリエーションは報告書から読み取れるだけでも以下の通り。
- 自身と対面したものに圧倒的な多幸感を感じさせる
- 自身の外見の見え方を見るものによって変化させる
- 離れた場所に瞬間移動する
- 壁を通り抜ける
- 何もない部屋を一瞬で豪華な内装に変化させる
- ある人間の存在をこの世から抹消する
- 財団の機密情報に自由にアクセスする
どれもまさに神がかりと言ってよい芸当ですが、
特にセキュリティクリアランスやミーム殺害エージェント等で
厳重に守られているはずの
財団の機密情報に容易に侵入せしめた手腕は
高く評価したいポイントですね。
…ただ、この微妙な順位付けからも察せられるように、
SCP-343は望んだことを何でも実現できるわけではなく、
その能力には明確な限界があり、その証拠の一つとなるのが
以下のSCP-682「不死身の爬虫類」とのクロステストの結果です。
Tales From The Bright Side 1 - SCP財団
このテストにおいてSCP-343は
財団職員にSCP-682を消去することを依頼されたものの
「SCP-682は自分には手に負えない」と言って匙を投げ、
能力の限界を露呈していました。
つまりこの時点で少なくとも
SCP-343 < SCP-682
という力関係が成立してしまっているということ。
この体たらくではたとえ彼が本物の"神"であっても
最強SCPの座には程遠いと言わざるを得ませんね。
第14位 SCP-2845「鹿神様」
オブジェクトクラス : Keter
脅威レベル : 黒
- 物理的な損傷に対する高い耐性
- 物質を瞬時に変換して再構築する能力
- 宇宙空間にも適応可能
14位にランクインしたのは
土星から彗星に乗って地球に襲来し、
財団とドンパチやってほぼ一方的に叩きのめした挙句、
万策尽きた財団側が、科学者集団としてのプライドもかなぐり捨てて
外部から招聘した占い師が提案した怪しげな
SCP-2845封印用のオカルト儀式に頼ってしまうほど
追い詰められた経緯を持つ SCP-2845「鹿神様」です。
その能力は「神」の名を冠するだけあって
まさに奇跡じみており、
報告書中から読み取れるだけでも以下のような芸当が可能。
- 何もない空間から金属水素や金属ヘリウムを生成する
- 物理的な損傷に対して完全な耐性を持つ
- 宇宙空間でも生存可能
- 高さ60-80メートルの円柱を生成して攻撃する
- 最大10キロ離れた単一の標的を正確に攻撃できる
- 人間を六角柱状に変形させて手駒の如く使役する
またこのオブジェクトはオブジェクトクラスの他に
脅威レベルが黒に指定されていますが、
これは以下の定義に当てはまる
オブジェクトに付与される性質のものです。
これに指定されたオブジェクトは世界規模での被害を引き起こす可能性があり、その収容違反はXK-クラス世界終焉シナリオと同義であるため、より一層優先順位を考慮すべきです。ほとんどの場合で、Keterのオブジェクトが指定されます。
これはつまり、こいつには
人類を滅亡させるポテンシャルがあると
財団側が公式に認めているということ。
それでもなお本オブジェクトが
この程度の順位にとどまったのは
封じ込めの儀式が一応は機能してる点と、
報告書中に見られる攻撃方法では
例えば地球そのものを破壊したりといった
レベルの被害は及ぼせなさそうなこと、
そして報告書中補遺-01の最下段から飛べる
tale※の中で、このオブジェクトが財団に
無力化されたと思しき記述が見られる点です。
(※現在邦訳無し)
最強を名乗る以上は、せめて
財団に異論の余地なく完封勝ちできるくらいの
スペックは期待したいものですね。
第13位 SCP-682 「不死身の爬虫類」
オブジェクトクラス : Keter
- あらゆる破壊に対する圧倒的な復元力
- 人間並かそれ以上の知性
- 受けたダメージを記憶し、身体をそれに適応するよう変化させる適応力
不吉な13位にランクインしたのは
みんな大好きクソトカゲ君です。
その基本的なスペックは以下の通り
- 高い知能を持ち、人間や他のオブジェクトと意思疎通が可能
- 身体の87%を破壊、腐食させても動き、会話することができる
- レーザーで13回切断されても死なない
- 1リッターの青酸カリと1キログラムの塩酸モルヒネを同時に摂取しても死なない
- 受けた攻撃に対応して身体を変化、成長させられる
- アベル(SCP-076-2)と闘って引き分けている(http://scp-jp.wikidot.com/archived-incident-076-2-682)
クソトカゲの攻撃方法は
基本的に爪や牙による物理的な手段に限られており
正直今回のメンツの中では弱い部類なのですが、
一方で耐性と成長性に関しては突出したものを備えています。
まず耐性については
毒殺、切断、酸による溶解などの
方法では殺せないことがわかっており、
実験記録内では実現していませんが、
恐らく核兵器でも殺しきれないものと推測されます。
そしてもう一つ、このオブジェクトの能力で
恐ろしいのが、受けたダメージに応じて
身体の組成を変化させることによる高い適応力です。
例えば実験記録-T-98816-oc108/682中における
SCP-173とのクロステストには、
交戦後すぐにSCP-173の性質を見抜いて
体に眼を大量に作り出し、さらにその眼に対する
財団側のレーザーによる攻撃も、
眼に透明の防御シールドを作ることで無効化するなど、
攻撃を受ければ受けるほど成長し
ますます手に負えなくっていく様子が記録されています。
またこれはジョーク記事ですが
SCP-1543-J報告書では
財団がSCP-1543-Jを利用して
SCP-173を太陽に廃棄したところ、
しばらくのちに羽を生やし巨大な火球となったSCP-173が
大惨事を引き起こしながら地球に帰還した
という悪夢のような描写までなされています。
身体サイズなどのスペック的に近い鹿神様と比べて
私は僅差でSCP-173をより上位に置きましたが
その最大の理由がこの自己成長性の点でした。
もっとも不完全ながらも
財団施設に収容されていることや
先述したように攻撃能力の面で若干の不安が残る部分もあり、
順位は全体から見るとまだまだ下位の13位に留待っています。
ヤバさ★★★☆☆ 人類滅亡級オブジェクト
ここから先のランクは「人類滅亡級」、
つまりKクラスシナリオかそれに相当する被害を
引き起こす可能性が高いアノマリーであることが最低条件となってきます。
第12位 SCP-508-JP「巨人」
オブジェクトクラス : Safe
- 全長6桁光年という文字通り桁外れの身体サイズ
- 人間の30倍以上の身体修復能力
- その質量ゆえに、ほんの少し体を動かすだけでも惑星を破壊可能
SCP-508-JPは財団による宇宙空間での実験中に
地球から遠く離れた宇宙空間上で偶然発見された
全長6桁光年という天文学的な身体サイズを誇る
未知の地球外生命体です。
調査の結果SCP-508-JPは
現行人類と同様の遺伝子を有していて、
外部から損傷を受けた場合に
通常の人間の30倍以上のスピードで
細胞分裂を行い肉体を修復する能力があること、
またその質量に対して異常に低い引力しか
発生させていないことなどが判明しています。
さて、サイズだけ見ればクソトカゲどころか、scp-2317ですら
塵以下の比較対象にしかならないであろうこのオブジェクト。
しかし財団がこいつに与えたオブジェクトクラスは
意外にも最もリスクが低いとされるSafe指定。
なぜ、こいつがSafeなのか?
その最大の理由はこのオブジェクトの居る場所が
地球からあまりにも遠く離れすぎていることでした。
報告書の表現を借りるなら、その離れ具合は
仮に地球誕生時にこのオブジェクトが地球に向けて正拳突きを放っても
その余波が届く前に太陽系が寿命で滅亡しているほどのレベル。
こうした事実から、このオブジェクトはSafe指定となったのでした。
しかしそれはあくまでも
地球に視座を置いた場合の話。
例えば超新星爆発が半径5光年以内の惑星の表面に住む
全ての生命体を絶滅させる破壊力があると言われているように、
これだけの質量を持った物体がほんの僅かでも体を動かせば
それだけで周囲に与える影響は計り知れないものがありますし、
実際に報告書中ではこのオブジェクトが片手を上げて
挨拶をするような仕草を見せただけで、370の惑星と
21の恒星が破壊された事例が報告されてもいます。
先述したように、あまりにも遠く離れた相手には影響を与えられないことや、
長い休眠期間があること、
他の生物や宇宙を滅ぼそうとする明確な意思が見られないことなどから
今回のランキングではそのスペックに対して
やや評価を差し控えた部分もありますが、
それとは別にSCP-508-JPが持つ
圧倒的なスケール感と一種の神秘性には
他のオブジェクトにはない特別な魅力があるように思えます。
第11位 SCP-2006「おおこわいこわい」
オブジェクトクラス : Euclid
- 想像できるものなら"何にでも"変身できてしまう能力
11位にはいかなる姿にも変身できる能力を持ち、
人間を怖がらせることに
生きがいを感じている風変わりなアノマリー、
SCP-2006「おおこわいこわい」をセレクトしました。
報告書内では財団の収容プロトコルによって
人間を怖がらせるにはB級ホラー映画の
チープな悪役に変身するのが一番だと
思い込まされたSCP-2006が、
わざと怖がる演技をするよう指示されている
財団職員相手に無害な変身を披露して
悦に入る微笑ましい姿が記録されていますが、
このオブジェクトの本当の怖さは、
その変身能力の限界が全く未知数である点にあります。
つまり、仮にSCP-2006が人間を怖がらせるには
B級ホラー映画のモンスターなんかに変身するよりも
核兵器や地球を丸呑みにできるような怪物に
変身した方がずっと効果的だと気づいてしまった場合、
実際にそうなれる可能性があるということです。
ここで君たちに思い出してもらおう、Keter実体はKeter実体なのだ、どれほど無害に見えようが。いかにも、SCP-2006は荒ぶる半神でもなければ、再生能力を持つ超トカゲでもない。だがあれは、財団が収容する他のすべてのKeterと同等の危険を有しているのだ。
( SCP-2006報告書より抜粋)
変身能力の上限が明らかになっておらず、
意外と変身できるものの上限が低い可能性も残されていることや
一定の収容方法が確立されていることは
今回のランキングにおいてはややマイナスですが、
それでも人類にとって非常に
リスキーな存在であることは間違いありません。
第10位 SCP-3519「静かなる日々」
- ミーム災害なので物理的な方法で倒すことは不可
- 情報を介して感染するため阻止することが極めて困難
- 最終的に人類の99%以上を殺害した
印刷物・視覚メディア・聴覚メディアなどを通じて感染し、
2019年3月5日に世界の終わりがやってくるという
強い信念を人間に植え付けるミーム災害。
報告書中ではこのアノマリーに感染した人々によって
暴動や集団自殺が大量発生し、
確認されているだけでも世界で
最低2億5000万人以上の犠牲者を出しました。
(その後、このアノマリーによる情勢不安から
一部地域で核戦争が勃発したりしているため
実際の死者数はこれを大きく上回るものと予想されます)
このように高い致死率と感染性を併せ持った
危険極まりないアノマリーではありますが、
一方でこのアノマリーに免疫がある人間も
僅かながら存在していて、最終的に人類を
根絶やしまで持っていくことができなかった点に関しては
人類滅亡級オブジェクトとしてはまだ甘さがあるかな、とも思います。
第9位 SCP-3002「思考抹殺計画」
- ミーム災害なので物理的な方法で倒すことは不可
- 人類及び財団を憎んでいて、積極的に滅ぼそうとしてくる
- 最終的に財団のトップであるO5を全員殺害または支配下に置いた
SCP-3002は曝露対象の記憶に
広範な効果をもたらすクラスX伝染性ミーム災害です。
元は、財団の存在が
世間に暴露されてしまった場合に備えて
大量の人間の記憶を一度に改変できる能力者を
人為的に作り出す目的でO5が極秘裏に進めていた
レテ・プロジェクトの被験者の一人であり、
その過程で麻酔なしの外科手術などの
多大な苦痛を味わわされたことから
財団とその職員に対し強い憎悪を抱いています。
実験の副作用で復讐に燃えるミーム災害となった彼女は
報告書に記された内容によると
全人口の7割以上に感染し、
最終的にO5メンバーの全てを支配、
もしくは抹殺したとされています。
このように、明確に財団を敗北させた描写のある
数少ないアノマリーの一つであるSCP-3002ですが、
その恐ろしさは第一に実体が存在せず物理的に倒す方法がないこと、
第二にSCP-3002に関する情報を介して容易に感染を広げられること、
そして第三に人類および財団に対して明確な殺意を抱いていることです。
SCP-3002は例えるなら統一された意思のある
感染性のウイルスのような存在であり、
感染した人間の思考と行動を操って、
感染を広げるように行動させる性質があることから、
その危険性は自分の意思で自己隔離ができる
通常のウイルスよりも遥かに上です。
欠点を挙げるとするならば
復讐の対象が人類であるために、
地球を超えたレベルで被害を及ぼすことがないことですが、
それにしても人類を滅ぼすことにかけて
これ以上に優秀な(?)アノマリーもそうはいないでしょうね。
第8位 SCP-444-JP 「緋色の鳥」
- ミーム災害なので物理的な方法で倒すことは不可
- 曝露した対象の精神を食い荒らし、発狂させて殺害する
- 人の精神を喰らうたび際限なく成長する
自身に関する情報を介して感染し、
感染した者の心を食って成長する凶悪な認識災害。
感染を止める方法がSCP-444-JP について知っている人間を
一人残らずこの世から抹殺することだけであり
その危険性は全オブジェクト中でも最凶クラスです。
発狂した感染者が周囲の人間を攻撃する以外で
現実に殆ど物理的な影響を及ぼせないこと、
SCP-2000による人類リセットで
対抗できる可能性があることから
この順位に止まりましたが、
悪質さ、対処の難しさ、実際にいて欲しく無さでいえば
人類滅亡級オブジェクトの中でも
最上位に位置する凶悪なSCPオブジェクトだと思います。
ヤバさ★★★★☆ 宇宙滅亡級オブジェクト
ここから先のランクは「宇宙滅亡級」、つまり
地球のみならず、宇宙全体を死滅させる
可能性があるアノマリーがランクインしてきます。
第7位 SCP-2317 「異世界への扉」
- 基底世界とは別の宇宙で封印された怪物
- 封印が解ければXK-クラス世界終焉シナリオを引き起こすと予測されている
- 封印が解けかけているにもかかわらず、財団にすら根本的な対処手段が何一つない
特別収容プロトコル: 無意味。
のインパクトがとにかく凄まじいこのアノマリー。
本来は紀元前1894年に
Kappa-Erikesh宇宙の秘術者たちによって捕えられ、
獄につながれた太古の実体であり、
現在はKappa-Erikesh宇宙に繋がる門である
SCP-2317を通じてSCP財団が監視を続けていますが、
仮にこのオブジェクトの封印が解かれた場合、
財団側に有効な対抗手段は一切なく、
それどころかダミーの特別収容プロトコルを作成して
このアノマリーの存在を徹底的に秘匿することで
職員間のパニックを防ぐ苦し紛れの手しか打てていない状況です。
その上SCP-2317を封じる7本の封印の鎖のうち、
財団がこのオブジェクトを発見した時点で
既に4本が破損しており、さらに現在までに
追加で2本が破損していることから、
残る封印がたった1本しかなく、
おまけに柱の材料が入手困難(他の貪る者と同種の実体の骨と腱)であるため
新たに封印を強化することもできないという
あまりにも崖っぷちすぎる状況。
一方で詳細なスペックについては
封印が解けた際の明確な描写がないため
大部分が謎に包まれたままですが、
直立時の全長が200kmにも及ぶこと、
6本目の封印が破損された時に
200万人の死者を出す大惨事をしていること、
SCP-2317 が財団世界に侵入した場合、
XK-クラス世界終焉シナリオが発生すると財団が予測していることから、
今回のランキングでは宇宙滅亡級オブジェクトに位置付けました。
第6位 SCP-2935「あゝ死よ」
オブジェクトクラス:Keter
- 生物も無生物も等しく死なせる感染性アノマリー
- すでに幾つもの並行宇宙を滅ぼしてきた実績あり
SCP-2935はインディアナ州近郊の
鍾乳洞内部で発見された時空間異常です。
鍾乳洞内部には元の世界と
コピーのようにそっくりな世界が広がっているのですが、
唯一にして最大の相違点が
そこに存在するものは生物であれ無生物であれ
あらゆるものが完全に「死んで」いるという点です。
生物ならば人間や動物はもちろんのこと
微細なバクテリアまでもが完全に死滅しているために
生物の死骸は腐敗もしないまま放置されており、
無生物ならば時計や携帯電話のような機械類は
まるで一斉にその息の根を止められたかのように
全く同じ時刻に機能を停止しています。
またこの現象は他のSCPオブジェクトとて例外ではなく、
報告書中の探査記録では先にも紹介した
SCP-173やSCP-682などが死体の状態で発見されたりしています。
しかしこのオブジェクトの真に恐るべき点は
上記の「死」を齎す点に加えて、
ウイルスのような感染性まで有していることです。
つまり時空間異常を通じて
何も知らずにこの世界を訪れた対象が
元の世界へと帰還すると、
その世界にも一瞬で死が蔓延してしまうということ。
報告書中ではある勇敢なスタッフの機転によって
財団世界に死が漏出する事態は紙一重で回避されましたが、
一歩間違えれば複数の宇宙を破滅に導くことも可能な
極めて危険なアノマリーだと言えるでしょう。
第5位 SCP-1690-JP犭貪(トン)あるいはウロボロス
- 全てを呑み込み膨張を続ける宇宙空間上の暗黒空間
- 確保も収容も保護も絶対的に不可能
SCP-1690-JPは地球から100億光年ほど遠くにある、
複数の銀河を消滅させながら膨張を続けている暗黒の空間です。
報告書中にははるか昔にこのアノマリーの存在を知った、
人類とは別の知的生命体の残した文章情報が掲載されていますが
そこから読み取れる彼らの末路は悲惨の一語。
現在の人類より遥かに高度な科学技術を有しながらも
SCP-1690-JPを喰い止める手立てを見つけられなかった彼らは
迫るリミットを少しでも先延ばしにしようと、
相対性理論に基づいて亜光速で運動する宇宙船による
コロニー生活を選択したのですが、
しかし宇宙船内における閉鎖された環境と資源の乏しさが軋轢を生み、
出生率減少、内戦、カルト宗教の台頭、種全体の抵抗力の低下
などの諸問題にまみれた末に緩やかに滅亡していったという
あまりにも恐ろしすぎる滅亡の過程が記録されていたのです。
そして報告書は最後にこれらの事実を知った財団管理者による
「その存在に気付いてしまった我々は恐怖に怯えながら日々を過ごさねばならない。」
という諦めとも取れるコメントで締め括られています。
なんというかここまでくるともはや
強さとかそう言うレベルの話ではないような気もしますが、
SCPワールドのヤバさを示す上では
かなり有力な報告書の一本ではないでしょうか。
ちなみにこの事象からどうにかして逃げ延びれるとすれば、
有力な手段として報告書にも記されていることですが、
それこそ別の宇宙へ逃げ込むくらいしか方法はなさそうですね…
ヤバさ★★★★★ 世界消滅級オブジェクト
さてさていよいよランキングも大詰め!
ここから先のランクは「世界消滅級」、
つまり世界そのものが消滅してしまうレベルの
アノマリーがランクインしてくる順位となります。
第3位 SCP-654-JP「マトリョーシカ」
- 世界の法則そのもの
- その世界に存在する限り逃れることはできない
第4位には日本支部より、
地球空洞説というアイディアをSCP化した
SCP-654-JP「マトリョーシカ」です。
かなり難解な報告書であり
正確な内容を説明しようと思うと、
必要なスペースが膨大になってしまいそうなので
大雑把に要点だけ述べておくと
まずこの報告書の世界は地球空洞説のモデルに従って
世界の破壊と縮小(再構築)を繰り返していて、
SCP-654-JPとは即ちその循環構造そのものを
SCPオブジェクトとして取り扱ったものです。
つまるところこのオブジェクトは
言うなれば宇宙の法則であり、
世界のどこにいようとその影響から逃れることはできません。
また世界が再構築のたびに
縮小を繰り返している事実を考えると、
いずれ縮小の度合いが極限まで至った時に
もはや新たに世界が生み出されることがなくなって
完全な無だけになる可能性も考えられます。
総じてEKクラス終焉シナリオを
一度のみならず複数回実際に引き起こしている
数少ないアノマリーであり、
その破壊力、対処不可能度において
比肩するSCPオブジェクトは
ほとんど存在しないように思われます。
仮に対処法があるとするならば、
強力な現実改変能力者に
世界の仕組みそのものを作り変えてもらうくらいでしょうか…
(それはそれであまりにもリスキーすぎる気もしますが…)
第3位 SCP-239「小さな魔女」
- 自分が望んだものを実現させる現実改変能力者
- 1から新しい宇宙を創造可能
- 同じ現実改変能力者でも『神』などとは基本性能が違う 格が違う
いよいよ大詰めが近づいてきた第3位には
実行する意思を表現しさえすれば
なんでも実現することができる
強力な現実改変能力を持った8歳の少女のSCP-239がランクインしました。
彼女が報告書、および関連taleで見せた能力は
サンタクロースを実現させたり
指先から水を発射したりといった
子供らしい可愛いものものがほとんどですが
事件239-B(tale)では
その能力によってサイト17の大部分を壊滅させ、
職員の80%を負傷させる大惨事を引き起こしています。
SCP-239のスペルブック - SCP財団
事件239-B クレフ-コンドラキ - SCP財団
ちなみに現実改変能力者といえば
最初の方に出てきたSCP-343も同じ
現実改変能力者ですが、こちらは向こうと違い
明確な能力の限界が明らかになっていません。
またこれは報告書外の設定になりますが、
財団のない世界ハブのtale"Da Capo al Fine"というtaleでは、
1兆年の時をかけて新しい宇宙を創造するという
神にも等しい偉業をやってのけています。
そういえばこのランキングの最初の方に
同じく現実改変能力を有していて
神を自称するおじさんが居た気もしますが、
彼がSCP-343の存在を知ったら
恥ずかしくて二度とそんな口は叩けなることでしょう。
補足 : 現実改変能力者の評価について
私がSCP-343のような現実改変能力者を
クソトカゲや世界を貪る者よりも
上位に置いた理由については、
ゲームのRPGにたとえて
考えていただくとわかりやすいかと思います。
例えばクソトカゲや鹿神様は
RPGで例えるならば、非常に高い攻撃力を持ち、
毎ターン2回行動で、体力が以上なほど高く、
あらゆる状態異常に耐性があり、
おまけにベホマを使ってくるクソボス、
SCP-2935やSCP-1690-JPはゲームそのものを破壊する
致命的なバグのようなものであり、それはそれで厄介なのですが
現実改変能力者は言わばゲームのプログラムを
自由に書き換えることのできるプログラマーのようなものであり、
立場的にゲーム内のボスやバグよりも
さらに強力な存在と言えるではないだろうか、という理屈です。
そういうわけで、このランキングでは明確な限界が記されていない限り
現実改変能力者に対して相対的にかなり高い評価を与えているのです。
ヤバさ★★★★★★ 第四の壁突破級オブジェクト
いよいよ残すところ1位と2位の発表を残すのみとなりました。
これより先のランクは「第四の壁突破級」。
つまり、財団世界を終わらせる力を持ちつつ、
今パソコンやスマホの前にいる
私たちの世界にまで干渉出来るレベルの
アノマリーのみがランクインできる領域となります。
第2位SCP-CN-801 「《天王星外》」
- 物語の中に入り込み、そのプロットを捻じ曲げるアノマリー
- 第4の壁を越えた上位世界の協力無しには対処不可能
より上位の世界(※私たちの世界)から
下位の世界(財団世界)に向けて放たれた、
物語改変能力を持つウイルスのようなアノマリー。
自身が侵入した物語のプロットを捻じ曲げて
その世界にとって最悪な結末に導いた上で
さらに上位の世界に移動する性質を有しています。
報告書中では財団世界の
とある小説サイト投稿者の作品に介入し、
主要人物を皆殺しにしたり作品内容を
極めて暴力的な方向に改変したりした事例から
その存在が財団側に発覚しました。
またSCP-CN-801はこれまで出現が確認された事例の中で、
まるで一度読んだ本のあらすじが既に分かっているように
その未来を見通した行動、戦略を見せており、
その性質ゆえに、侵入された側の世界のキャラクターが
独力でSCP-CN-801の企みを阻止することは実質的に不可能であると思われます。
このオブジェクトに対抗する唯一の手段は
SCP-CN-801を生み出した上位の世界に働きかけて、
SCP-CN-801に敗北しないようなシナリオを作ってもらうことのみ。
そのため、本報告書の冒頭には
演繹部門の要求にによって以下の一文が挿入されています。
全ての上位物語の人へ、我々を負けさせないでくれ。
要するに自分たちの敵か味方かも話からに
上部世界の誰かに神頼みするしか術がないというわけで、
打つ手のなさでいえばこれまで紹介した
どんなアノマリーよりも上位でしょう。
その上、SCP-CN-801が単体ではなく
複数存在している可能性まで示唆されているのだから
財団にとっては全く悪夢としかいいようがないでしょう。
しかしながら、不確実とはいえ
上部世界が味方してくれれば
なんとかなる可能性があるだけまだ、
次に紹介するあのアノマリーよりは
多少はマシな存在だと言えるでしょうか…
第1位 SCP-3812 「背後から聞こえる声」
オブジェクトクラス: Keter
- 小さな魔女をも超える正真正銘最強の現実改変能力者
- 国一つを丸ごと消失させることも朝飯前
- 時間が経てば経つほど永遠に成長し続ける
- 第4の壁を越えて上位世界の存在を認識している
- もはやSCP-3812の著者にすらこいつを消すことはできなくなってしまった
さて、私が栄えある(?)
最強SCP第一位の座に選んだのは
SCP-3812 「背後から聞こえる声」です。
こいつがどのくらいやばい存在なのか、
まずはその能力をリストアップしてみましょう。
[主な能力]
- 強力な現実改変能力
- 不老不死
- 第四の壁突破
[プロフィール]
- 元はサム・ハウエルという統合失調症を患った普通の人間
- 精神的に不安定で行動が予測不可能
- その強力な現実改変能力故に財団が有するどんな収容セルでも収容できない
- SCP-3812が行う現実改変はヒューム値によって検出できない
- 地球上のすべての人間の脳内に声を送る事ができる
- モンゴルを3日の間地球上から完全に消失させ、その後再び出現させた事がある
- XKクラス「世界終焉」イベントを実際に発生させたことがある
- 第四の壁を突破しており、こちら側の世界を認識している
- 現在もその能力は天井知らずに成長し続けている
- SCP-239(小さな魔女)ですらSCP-3812に全くダメージを与えられなかった
- 最終的にSCP-3812の作者ですらこいつを消し去ることができなくなった
国一個を簡単に消滅、出現させるレベルの現実改変能力を持ち、
さらにヒューム値による改変の検出も不可能。
極め付けが、こいつが際限なく
上部世界への上昇を続けた結果、
もはやSCP-3812の作者自身にすら存在を消す事ができない、
第四の壁すら超越した究極の存在となってしまっていることです。
つまり財団世界はおろか、
SCPを生み出した私たちの世界側にすら
SCP-3812を止める手段がないということ。
例えるなら永遠に成長を続ける
全知全能の神のような存在であり、
単体での強さという意味で
これ以上のアノマリーは恐らく今後も
登場することはないのではないでしょうか。
ある意味なんでもありなSCPワールドの
極限を垣間見たような気分にさせられた報告書でした。
番外編 もしかしたら最強かもしれないSCPオブジェクト
既にお気付きの方もおられるかもしれませんが
選手紹介の際に名前を挙げたにもかかわらず
ここまで触れずに来た報告書が二本あります。
それはザグレートヒッポの提言とクレフ博士の提言、
つまりSCP-001報告書に該当する二本です。
これらの報告書に関しては
SCP-001報告書自体にそもそも
「本物のSCP-001報告書は一本だけで
残り全ての報告書は本物を隠すためのダミーである」という設定があることから
そもそも存在が確かではないという理由で特別選外枠としたのです。
とはいえ、自分で選んでおきながら除け者するというのもあれですので、
これらの報告書については「もし本物であれば大体この辺り」という前提のもとで
本ランキングの締めくくりとして纏めてご紹介させて頂こうと思います。
特別選外1 クレフの提言「ゲートガーディアン」
- 限りなく神に近い存在
- 太陽に匹敵する温度の炎
- scp-076「アベル」がクロステストを拒否
選手紹介で名前を挙げていた提言の一つが
このクレフの提言「ゲートガーディアン」です。
報告書にはその強さの描写がこれでもかと並べられており、
SCPには珍しく、ぱっと見で誰でも強さが理解できるタイプのアノマリーです。
- 燃え盛る四枚の羽根を備えた人間のような神々しい姿を持つ(本記事サムネを参照)
- 全長は約320メートル
- ナイフのように見える武器(SCP-001-2)。この武器は、スペクトル解析によると太陽に匹敵する温度の炎を発しているにもかかわらず、周辺の領域に熱による破壊的な影響を生じることはない
- SCP-001の1km以内に近づいたあらゆるものは即座に武器でもって打たれ、現実から消滅する
- SCP-001に身を晒した人間は、頭のなかで、抗えない命令を発する声が聞こえ、遭遇した記憶をなくす
- 財団の使用した大陸間弾道ミサイルを始めとする近代兵器のことごとくを無力化した
- SCP-001と対面したものに、エデンの園を思わせる空間の幻影を見せる
- ↑をはじめ、随所にアブラハムの宗教との関連性を強く匂わせている
報告書の描写内ではまだまだ底が知れず、
その強さの上限を見積もることは困難ですが
少なくとも人類滅亡級オブジェクトに該当するスペックはあるかと思われます。
しかしながら「凄さ」の描写があまりに露骨なのが
かえってダミーっぽさを感じさせてしまっているように思えますし、
実際に別の001報告書であるブライト博士の提言の中でも
典型的なダミー報告書の一例として名指しされていたりするので
その信ぴょう性には正直かなり疑わしいところがあります。
特別選外2 ザ・グレート・ヒッポの提言 (feat. ペッパーズゴースト)「いい子」
- 提言とはいえ、他の全てのアノマリーを収容した実績あり
最後にご紹介するのが
ザ・グレート・ヒッポの提言 (feat. ペッパーズゴースト)「いい子」です。
この報告書のあらすじを簡単に述べると
財団の開発したSCPオブジェクトの収容方法を算出する
ERZATZタイプAK9計算エンジン(SCP-001)が暴走して
最終的にO5までもが乗っ取られてしまうというお話なのですが、
実はこのお話の中でSCP-001は最終的に
自分を含む全てのSCPオブジェクトの無力化に成功しているんですよね。
つまり、この提言が本物であれば、
SCP-001は今まで本ランキングに見てきたものも含めて
全てのSCPオブジェクトに勝利したということであり、
もしこの報告書が真実であれば
論理的に考えてこのアノマリーが最強という事で異論はないでしょう。
…まぁ、この提言が投下された後も
続々新しい報告書が追加されていることから
著者がそんなことまで考慮して
この報告書を書いたとは流石に思えませんけどね。
おわりに
以上が私の考えた
最強SCPランキングでした。
正直ランキングとして見ると
基準のあいまいさだとか
私のそもそもの知識量だとか
色々とガバガバな部分が多いのですが、
こんな奴らが跋扈している
財団世界で生き延びることの過酷さだけは
多少なりとも伝えることができたのではないかと思います。
SCP財団に登録されている報告書の数は
これからも更に増えていくと思いますので、
もし新たに強力なSCPの情報を拾ったら
その時はこのランキングも合わせて更新していきたいですね。