- はじめに
- 理想と現実の狭間で葛藤する心優しき男。
- ジッパーであらゆるものを分断し、接続する能力
- ブローノ・ブチャラティの名言集
- この味は! ………
ウソをついている『味』だぜ……
ジョルノ・ジョバァーナ! - おれの名は『ブローノ・ブチャラティ』
答えろよ 質問はすでに…
『拷問』に変わっているんだぜ - もし「ルカ」をやったのが
おまえだとバレた時や
「ボス」を倒そうとしている事が
途中でバレた時はおれはお前を助けない
裏切者は
誰も助けられないからな…自分の失敗は自分で償うんだ
それ以外は
自分の腕をひきちぎったほどの
おまえの気高き「覚悟」と……黄金のような
『夢』に賭けよう
ジョルノ・ジョバァーナ - 船は『2隻』あったッ!
- 『任務は遂行する』
…………
部下も守る
おまえごときに両方やるというのは
そうムズかしい事じゃあないな - 『任務は遂行する』
『部下も守る』
「両方」やらなくっちゃあ
ならないってのが
「幹部」のつらいところだな
覚悟はいいか?
オレはできてる - だから見せつけるしかないんだ!
この男の能力を倒すには!
こいつ以上の『覚悟』がある事を!!
こいつ自身に見せつけるしかねえッ! - 何よりも『困難』で
…………
幸運無くしては近づけない
道程だった…………お前に近づくという
道のりがな…… - …………
…………
さっき おまえの目の中に
ダイヤモンドのように固い
決意を持つ「気高さ」を見た…だが…
堕ちたな……
ただのゲス野郎の心に………!!
- 何をやったってしくじるもんなのさ
ゲス野郎はな - アリアリ
アリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリ
アリーヴェデルチ!
(さよならだ) - ぼくは父さんと
いっしょに暮らすよ
ぼくは父さんといっしょに
ここに残る… - 吐き気をもよおす
『邪悪』とはッ!
なにも知らぬ無知なるものを
利用することだ……!!自分の利益のために利用することだ…
父親が何も知らぬ『娘』を!!
てめーだけの都合でッ!ゆるさねえッ!
あんたは今 再びッ!
オレの心を『裏切った』ッ! - きさまに
俺の心は
永遠にわかるまいッ! - オレは「正しい」と
思ったからやったんだ
後悔は無い…
こんな世界とはいえ
オレは自分の「信じられる道」を
歩いていたい! - だめだ…
こればかりは「命令」できない!
おまえが決めるんだ………自分の「歩く道」は…………
自分が 決めるんだ…… - 故郷の郊外に………
トリッシュ…
小さいが…
……家を
持っているんだ………全てが………
終わ………ってもし行くところがないのなら…
そこに住むといい…
近所には…
学校もあるし…
いいレストランもある……
海辺も近いんだ…君には過酷な事が
たくさん起こったが新しい人生を楽しむことが
できるだろう… - 気にするなジョルノ………
………
そうなるべきだったところに…戻るだけなんだ
元に戻るだけ……
ただ元に…
- しかしながら……
………
「家族にだけわかることがある」
というその言葉
軽くあつかえないものがある半年もの間
役人の誰ひとりとして
その言葉に心をうたれなかったとは
わたしにはとても信じられないことだ
- この味は! ………
- おわりに
- 『ジョジョの奇妙な冒険』の関連記事
はじめに
こんにちは、
ジョジョファン歴12年のDAIMAです。
本日は、ジョジョ五部に登場する
私が特に大好きなキャラクター、
ブローノ・ブチャラティの
名言をご紹介します。
※本記事中には、
ジョジョの奇妙な冒険に関するネタバレが含まれます。
閲覧の際はその点をご了承ください。
理想と現実の狭間で葛藤する心優しき男。
ブチャラティはイタリアのギャング組織、
パッショーネに所属するスタンド使いであり、
若干20歳にして、ブチャラティ・チームを
まとめ上げる才能の持ち主です。
その性格は判断力に優れ、
仕事に対する厳しさと
子供や老人などの弱者に対する
優しさを兼ね備えた
まさに理想の上司と呼べる人物。
そんなブチャラティが
ギャングになった理由は、
12歳の時に、麻薬がらみの事故で
命を狙われた父を守るため行った、
パッショーネとは別のギャングに対する
「殺人行為」でした。
やむを得ない事情があったとはいえ、
ギャングを殺してしまったブチャラティ。
パッショーネに入団したのは、
幼い自分と父の身をギャングの
報復行為から守るためという、
やむを得ない理由からだったのです。
ですが皮肉なことに、
パッショーネはその後
麻薬ビジネスに手を出し始め、
ブチャラティはその事で
激しい葛藤に苛まれます。
しかし圧倒的な力を持つ
ボスに反逆することもできず、
ブチャラティは
本人の言葉を借りるなら
「ゆっくり死んでいくような」
日々を送ることとなります。
そんなある日、涙目のルカの件で
ブチャラティは五部の主人公、
ジョルノ・ジョバァーナと出会います。
そして、ボスを倒して
組織を乗っ取るというジョルノの「夢」に
賭けることを決意。ジョルノや
チームメンバーたちと共に、長く
過酷な闘いへと身を投げ出したのでした…
ジッパーであらゆるものを分断し、接続する能力
能力名: スティッキー・フィンガーズ
破壊力 | スピード | 射程距離 |
---|---|---|
A | A | E |
持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
D | C | D |
ブチャラティのスタンドは、
近距離パワー型スタンド
『スティッキー・フィンガーズ』
拳で触れたものに
ジッパーを取り付け対象を分解したり、
内部に空間をつくる能力を持ち、
さらにジッパーで違う物体同士を
接着することも可能。
非常に応用力の高い能力であり、
作中ではジッパーの閉じる力を
利用して高速移動を行ったり、
ジッパーで肉体を接続して
応急手当を行うなどの応用を見せていました。
ラッシュ時の掛け声は
「アリアリアリアリ!」
決めセリフはイタリア語で
「さようなら」を意味する
「アリーヴェ・デルチ!」です。
ブローノ・ブチャラティの名言集
この味は! ………
ウソをついている『味』だぜ……
ジョルノ・ジョバァーナ!
パッショーネの一員、
涙目のルカを殺害した容疑を確かめに、
ジョルノの元へ現れたブチャラティ。
あくまでもシラを切り続けるジョルノに対して
ブチャラティは
汗の味で嘘を見抜くという謎の特技
を披露し、ジョルノへの疑いを確信に変えました。
今でこそ大人気のブチャラティですが、
登場初期はキャラも固まりきっておらず、
どこか変態チックで小物臭ただよう
キャラ付けがなされています。
おれの名は『ブローノ・ブチャラティ』
答えろよ 質問はすでに…
『拷問』に変わっているんだぜ
ジョルノを犯人と断定したブチャラティが、
顔面に一発こぶしをお見舞いした後のセリフ。
静かに少しづつ締め上げていく感じが、
実に本職のギャングらしくてGOODです。
もし「ルカ」をやったのが
おまえだとバレた時や
「ボス」を倒そうとしている事が
途中でバレた時はおれはお前を助けない
裏切者は
誰も助けられないからな…
自分の失敗は自分で償うんだ
それ以外は
自分の腕をひきちぎったほどの
おまえの気高き「覚悟」と……
黄金のような
『夢』に賭けよう
ジョルノ・ジョバァーナ
誰も助けられないからな…
おまえの気高き「覚悟」と……
『夢』に賭けよう
ジョルノ・ジョバァーナ
子供に麻薬を売るような
ギャングを消し去るため、
ボスを倒して組織を乗っ取るという
ジョルノの策略を聞き、
ギャングの掟を説明したうえで、
その夢に乗ることを表明した
ブチャラティの爽やかなセリフです。
冷静で統率力のあるブチャラティと、
頭の切れる参謀タイプのジョルノ。
今ここに最強のタッグが結成されました。
船は『2隻』あったッ!
ポルポの遺産をGETするため、
カプリ島へボートで向かった
ブチャラティ一行を
「ソフト・マシーン」の
ズッケェロが襲撃します。
仲間たちが次々と攫われ、
とうとうブチャラティ一人になりますが、
アバッキオの残したヒントのおかげで
ズッケェロのトリックを見破り、
これを見事撃破しました。
この場面、絵とセリフは文句無いのですが、
船の上にスタンドで膜のように薄くした
もう一隻の船を重ねて、
その隙間をズッケェロが移動するトリックは、
説明されてもすぐに理解できなかった読者も
多かっただろうと思います。
『任務は遂行する』
…………
部下も守る
おまえごときに両方やるというのは
そうムズかしい事じゃあないな
ボスの娘を護衛する任務の途中、
列車に乗ったブチャラティ達を襲撃した
プロシュート(兄貴)に対して言い放った、
挑発的な名セリフ。
20歳にして多数の部下を抱える
ブチャラティならではの名セリフですね。
『任務は遂行する』
『部下も守る』
「両方」やらなくっちゃあ
ならないってのが
「幹部」のつらいところだな
覚悟はいいか?
オレはできてる
このセリフが登場した場面は、
先ほどの名言と同じ対プロシュート戦。
プロシュートの老化させる能力で
部下たち全員が行動不能な状況の中で、
ブチャラティは部下たちを復活させるため、
時速300kmで走る電車から、
プロシュートを道連れにして
車外への身投げを実行します。
自分の命をも計算に入れた、
冷静な判断力あってこそのこの行為。
これにはさすがのプロシュートも
「さっき幹部失格といったが撤回するよ」と言い、
ブチャラティに敬意を表しました
だから見せつけるしかないんだ!
この男の能力を倒すには!
こいつ以上の『覚悟』がある事を!!
こいつ自身に見せつけるしかねえッ!
プロシュートの弟分で、
釣り竿のスタンド「ビーチ・ボーイ」を
操るペッシとの闘いでのセリフ。
この直後、ブチャラティは
ペッシの追跡を逃れるため、
自分自身をスタンドでバラバラにして
心臓の鼓動音すら止めるという、
決死の作戦に出ます。
何よりも『困難』で
…………
幸運無くしては近づけない
道程だった…………お前に近づくという
道のりがな……
道のりがな……
同じくペッシ戦でのセリフ。
ペッシが列車を急停止させた偶然の助けもあり、
バラバラ状態から復帰したブチャラティ。
この台詞と共に、
ペッシの前に姿を現しました。
静かに語る口調が
なんとも味わい深いセリフです。
…………
…………
さっき おまえの目の中に
ダイヤモンドのように固い
決意を持つ「気高さ」を見た…だが…
堕ちたな……
ただのゲス野郎の心に………!!
自分の敗北を悟り、せめて
ブチャラティの部下を道連れにして
その心に絶望感を残そうとするペッシに対し、
ブチャラティはこのセリフで
「ゲス野郎」と切り捨てます。
何をやったってしくじるもんなのさ
ゲス野郎はな
意表をついて、ブチャラティの部下たちを
あと一歩で皆殺しにしかけたペッシでしたが、
スティッキー・フィンガーズのジッパーで
リーチを加算したパンチによって阻止され、
さらにこのセリフを言われてしまいます。
短いですが、クールで印象的なセリフですね
アリアリ
アリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリ
アリーヴェデルチ!
(さよならだ)
ペッシに止めを刺した
スティッキー・フィンガーズの
ラッシュ時の掛け声です。
アリーヴェデルチは
イタリア語でさよならの挨拶を意味します。
ぼくは父さんと
いっしょに暮らすよ
ぼくは父さんといっしょに
ここに残る…
ブチャラティの子供時代の
回想シーンでのセリフ。
離婚した父と母、
どちらについていくか
母に訊ねられた場面でしたが、
当時7歳のブチャラティは
「父さんといっしょに暮らす」
と答えます。
その理由というのがまた凄く、
その時ブチャラティは本能的に
離婚で真にダメージを負ったのが
父親の方であると悟っており、
自分がいっしょにいてやらねば
ならないのは父の方だと
判断したからなのでした。
子供とは思えない観察力と優しさ…
しかし、この決断が後にブチャラティを
ギャングの世界へ引きずり込むことになります。
吐き気をもよおす
『邪悪』とはッ!
なにも知らぬ無知なるものを
利用することだ……!!自分の利益のために利用することだ…
父親が何も知らぬ『娘』を!!
てめーだけの都合でッ!
ゆるさねえッ!
あんたは今 再びッ!
オレの心を『裏切った』ッ!
てめーだけの都合でッ!
あんたは今 再びッ!
オレの心を『裏切った』ッ!
ボスの娘の護衛を完了し、
いよいよ娘の引き渡しという時に、
ブチャラティは、ボスの真の目的が
娘の始末(=殺害)にあったことを知り
このセリフを用いて激怒します。
一度目の裏切りは
組織が「麻薬」の売買に手を染めたこと。
そしてこの二度目の裏切りで
ついにブチャラティはボスに対する
反逆の意思を決定的なものとしました。
きさまに
俺の心は
永遠にわかるまいッ!
組織を裏切ったブチャラティに対し、
「信じられない行動だ!」
「何が望みなのだ?」と憤るボスに対し、
ブチャラティが言い放った名言です。
自分の保身のために実の娘まで
手にかけようとするようなボスには
ブチャラティの心は
理解できるはずもありませんね…
オレは「正しい」と
思ったからやったんだ
後悔は無い…
こんな世界とはいえ
オレは自分の「信じられる道」を
歩いていたい!
命からがらボスの手から逃れ、
外で待つ部下の元へ、ボスの娘である
トリッシュを連れて戻ったブチャラティ。
何事かと慌てる部下たちに対し、
ブチャラティは教会で起こった出来事を話し、
そしてこの名セリフで
自分の決断の理由をも伝えます。
恐怖を克服し、
自分の信念を曲げないブチャラティは、
ジョジョ史上でも屈指のヒーローです。
だめだ…
こればかりは「命令」できない!
おまえが決めるんだ………自分の「歩く道」は…………
自分が 決めるんだ……
自分が 決めるんだ……
部下のミスタやアバッキオは
組織を裏切ってでもブチャラティに
ついていくことを決断しますが、
ナランチャは恐怖を拭えず、
ブチャラティに「命令してくれ」と頼みます。
ですが、ブチャラティは
この台詞とともにその頼みを拒否します。
一人でも多く味方が欲しい状況なのに、
決して無理強いしないところが
ブチャラティらしいです。
故郷の郊外に………
トリッシュ…
小さいが…
……家を
持っているんだ………全てが………
終わ………って
もし行くところがないのなら…
そこに住むといい…
近所には…
学校もあるし…
いいレストランもある……
海辺も近いんだ…
君には過酷な事が
たくさん起こったが
新しい人生を楽しむことが
できるだろう…
終わ………って
学校もあるし…
いいレストランもある……
海辺も近いんだ…
たくさん起こったが
できるだろう…
ポルナレフの待つローマで
セッコを撃破し、満身創痍のブチャラティが、
トリッシュに化けて近づいてきた
ボスの腹心ドッピオに対して
それと気づかず語りかけたセリフです。
何気ないセリフですが、
自然と他人を気遣うことのできる
ブチャラティの人柄が出ていて
とても好きなセリフです。
ここまで自分を親身に思ってくれたなら
トリッシュでなくても
ブチャラティに惚れる事間違いなしですね。
気にするなジョルノ………
………
そうなるべきだったところに…戻るだけなんだ
元に戻るだけ……
ただ元に…
ボス(=ディアボロ)との最終決戦にて
スタンドの真の力を引き出す矢を、
ジョルノに託して昇天した
ブチャラティ最後のセリフです。
幼くして親が離婚し、
父親はギャングに命を狙われ、
自身は父の身を守るためギャング入団、
そして20歳でその命を終えるという、
波乱万丈の人生でしたが、
最後は役目を果たした
満足感に満ちた旅立ちでした。
あまりに短い生涯でしたが、
天国で父親と再会できたことを祈ります。
しかしながら……
………
「家族にだけわかることがある」
というその言葉
軽くあつかえないものがある半年もの間
役人の誰ひとりとして
その言葉に心をうたれなかったとは
わたしにはとても信じられないことだ
役人の誰ひとりとして
その言葉に心をうたれなかったとは
わたしにはとても信じられないことだ
本編の前日譚にあたる
「眠れる奴隷」のエピソードより、
殺された娘の復讐を依頼してきた
花屋の親父へのセリフです。
元々イタリア人はファミリーを
大切にする傾向が強いそうですが、
中でもブチャラティは「家族」に対して
ひときわ思い入れがあったように見えます。
それだけに、自分の家庭を待てないまま
ブチャラティがあの世へ逝ってしまったことは
なんともやりきれない気持ちにさせられます…
おわりに
ブローノ・ブチャラティの名言集、
いかがだったでしょうか
漢気溢れるセリフの数々で、
読者の人気を集めるのも納得でしたね。
特に、社会人として
部下を持つ立場の方には
心に響くものがあったのではないか
と思います。
それではみなさん、
次の記事までアリーヴェ・デルチ!
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