ディオ・ブランドー(DIO)の名言100選【1部からEOHまで】

初めての相手はジョジョではない!ジョジョの奇妙な冒険
  1. はじめに
  2. ディオ・ブランドー(DIO)の名言(第一部・少年時代編)
    1. 利用できるものは なんでも利用してやる!
    2. くずめッ
    3. このディオが ジョースター家の財産をのっとってやる!
    4. 僕は一番が好きだ ナンバー1だ!
    5. ぼくは犬が嫌いだ!
    6. 殴りぬけるッ!
    7. 初めての相手はジョジョではないッ!このディオだッ!─ッ
    8. 徹底的にたたきのめしてやるッ! それも正々堂々とな!
    9. いいぞォ!新たな力がわいてくる いい感触だッ!
    10. このきたならしい阿呆がァーッ!!
    11. 自分の欠点は怒りっぽいところだ 反省しなくては!
    12. 地獄へ落としてやるッ!
  3. ディオ・ブランドー(DIO)の名言(第一部・青年時代編)
    1. あんなクズに名誉などあるものかァ─ッ!!
    2. 飢えた野犬の慟哭か……
    3. 酒!飲まずにはいられないッ!
    4. 衛生観念もない虫けら同然のたかがじじいの浮浪者が
    5. あの太陽が最後に見るものだなんていやだー─ッ!
    6. 人間は策を弄すれば弄するほど予期せぬ事態で策がくずれるってことだ!
    7. おれは人間をやめるぞジョジョ─ッ!!
    8. UUURRRRYYY!!
    9. 貧弱!貧弱ゥ!
    10. KUA!
    11. おれはこの世を支配できるッ
    12. ごくまれに善なるタガのない人間がいる……悪のエリート!
    13. 人間を食料にしてこそ「真の帝王」
    14. 生き血こそ力!永遠こそ望みッ!
    15. 陽は落ちた…………… きさまの生命も没する時だ!
    16. 人間ごときと対等の地におりていけるか!無礼者がッ!
    17. おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?
    18. このおれのためにファンファーレでも吹いているのが似合っているぞッ!
    19. 自分の選択した悲劇というわけか…
    20. この花はこのまま咲き盛ってしまえばあとは枯れ行くのみ…………悲しいとは思わないかい
    21. 礼儀を知らん者は生きる価値なしだな…
    22. 君の自由意志─ 君の運命は 自分で選ぶんだ
    23. 今!ためらいもなくきさまを惨殺処刑してくれよう!
    24. そんな ねむっちまいそうなのろい動きで このディオが倒せるかァ─────!?
    25. ちょいとでもおれにかなうとでも思ったか!マヌケがァ〜〜〜!
    26. カエルの小便よりも下衆な! 下衆な波紋なぞをよくも!よくもこのおれに!
    27. コリコリ弾力ある頸動脈にさわっているぞォジョジョ!
    28. 波紋法の修行努力など無駄 無駄 無駄─っ!!
    29. コリコリ弾力ある頸動脈にさわっているぞォジョジョ!
    30. 何世紀も未来へ!永遠へ………… 生きるはずのこのディオが!
    31. 肉体……来たか…
    32. あれほど侮っていた おまえを 今 おれは尊敬しているからだ…
    33. おれたちはこの世に おいてふたりでひとり!
    34. ジョジョへの侮辱はゆるさんぞ!
    35. そしてようこそ!我が永遠の肉体よ!
    36. こ…こいつ……死んでいる……!
  4. ディオ・ブランドー(DIO)の名言(第三部)
    1. 「長所」と「短所」は表裏一体…
    2. ひとつ…… それをわたしに見せてくれるとうれしいのだが
    3. 「長所」と「短所」は表裏一体…
    4. 今度こそジョースターどもを殺して来てくれよ わたしのために
    5. 気に入った… 殺そうとする一瞬……… 汗もかいていないし呼吸もみだれていないな
    6. しかしそのバカげたことが けっこう重要なのだな
    7. 人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる
    8. 永遠の安心感を与えてやろう
    9. 死ぬしかないなポルナレフッ!
    10. 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄
    11. 関係ない 行け
    12. だめだ
    13. 「世界」の真の能力は…まさに!「世界を支配する」能力だということを!
    14. これが………「世界」だ……
    15. おまえは血を吸って殺すと予告しよう
    16. きさまのスタンドが一番… なまっちょろいぞッ!
    17. きさまの波紋に何ができるというのだ!
    18. 時が止まっているのに5秒と考えるのはおかしいがとにかく5秒ほどだ
    19. 逃げずにこのDIOに近づいてくるのか………
    20. ま ためすほどでもなかったようだが
    21. どうしてジョースター家というのはこう負けず嫌いなのだ?
    22. 我が運命にあらわれた天敵どもよ さらばだ
    23. 「世界」と「星の白金」は同じタイプのスタンド!
    24. スチュワーデスがファースト・クラスの客に酒とキャビアをサービスするようにな…………
    25. きさまが何秒動けようと関係のない処刑を思いついた……
    26. きさまはチェスや将棋でいう「詰み」にはまったのだッ!
    27. 終わったな…………… だめ押しにもう一本
    28. 止まった時の中はひとり……このDIOだけだ
    29. 完全なるとどめを……… 刺す!
    30. な…なんてことだ…このDIOが………気分が悪いだと?
    31. これが我が『逃走経路』だ…
    32. なじむ 実に!なじむぞ
    33. 最後の最後はこのDIOに利用されるのがジョースターの宿命だったようだ…
    34. しぼりカスだッ!
    35. 最終ラウンドだ!
    36. やはりジョースターの血は よくなじむ!
    37. 最高に「ハイ!」ってやつだアアアアア
    38. おまえの怒りなどそんなもの!
    39. ロードローラーだッ!
    40. ウリイイイイヤアアアッー ぶっつぶれよォォッ!
    41. とるにたらぬ人間どもよ!支配してやるぞッ!!
    42. 「勝利して支配する」!それだけよ…それだけが満足感よ!
    43. 過程や方法なぞ………! どうでもよいのだァ─────ッ
    44. どうだ!この血のめつぶしはッ
  5. ディオ・ブランドー(DIO)の名言(ストーンオーシャン)
    1. 真の勝利者とは「天国」を見た者の事だ………………… どんな犠牲を払ってもわたしは そこへ行く
    2. どんな者だろうと人にはそれぞれその適正にあった適材適所がある
    3. 君は「引力」を信じるか?
  6. ディオ・ブランドー(DIO)の名言(その他)
    1. 道端にへばりつく牛のクソのような頭だ…
    2. フフフフ…!自分自身という恐怖を克服したぞ!
    3. やるな小僧…
    4. 貴様を始末するのは やはり『ザ・ワールド・オーバーヘブン』の真の能力!
    5. このDIOのもたらす『真実』それだけで十分なのだ
  7. 『ジョジョの奇妙な冒険』の関連記事

はじめに

ありがたいことに(?)
当ブログではジョジョの名言系の記事が多く読まれています。

そして本日は、ジョジョの中でも
ビッグネーム中のビッグネームである
DIOことディオ・ブランドーの名言を
一挙に100個、まとめてご紹介させて頂きます。

悪のカリスマに痺れたい方も、
意外なおっちょこちょいぶりに癒されたい方も、
きっとご満足いただけるでしょう。

それでは行ってみましょう。

ディオ・ブランドー(DIO)の名言(第一部・少年時代編)

初めての相手はジョジョではない!

利用できるものは なんでも利用してやる!

醜くって ズル賢くって
母に苦労をかけて死なせ
最低の父親だったぜ!

一番の金持ちになれだと?
ああ! なってやるとも!

おまえ「遺産」
受けとるぜ!
ひとりでも生きられるが
利用できるものは
なんでも利用してやる!
だからこの
ジョースターとかいう
貴族を利用して
誰にも負けない男になるッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第1巻 侵略者ディオの巻 より)

第一部の開始直後、
父ダリオの前で佇むディオの
心中を吐露したモノローグ。

圧倒的な上昇志向と高いプライドを併せ持つ
ディオのキャラクター性が、
このたった1コマ分のセリフだけで
理解できるのが秀逸ですね。

また、「母に苦労をかけて死なせ」というくだりからは、
後の暴君としての姿からは想像しづらいですが
この時のディオの心の底には
母親に対して一定の愛情があったようにも見えます。

くずめッ

くずめッ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第1巻 侵略者ディオの巻 より)

父、ダリオの墓に唾を吐きかけつつ放ったセリフ。

短いながらも、
父親に対するディオの軽蔑が
ありありと伝わってきますね。

このディオが ジョースター家の財産をのっとってやる!

こいつが
ジョースター家の
後継ぎ ひとり息子の
ジョジョか!

こいつを
精神的に
とことん追い詰め
ゆくゆくは かわりに
このディオが ジョースター家の
財団をのっとってやる!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第1巻 侵略者ディオの巻 より)

主人公ジョナサン・ジョースターとの
記念すべき初対面時のセリフ。

犬嫌いのディオは、駆け寄ってきた
ジョナサンの愛犬ダニーを
「ボギャアア」の擬音付きの蹴りでノックアウトした後に、
このモノローグで改めてジョースター家乗っ取りの意思を
(心中で)表明しました。

僕は一番が好きだ ナンバー1だ!

僕は一番が好きだ
ナンバー1だ!
誰だろうと
ぼくの前で
イバらせはしないッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第1巻 新しき友人! より)

ジョースター家に到着した初日、
自分の荷物も運び終えないうちから早々に
ジョナサンいびりを開始したディオのセリフ。

ジョナサンと同じくらいの年齢の時に
最初にこのセリフの場面を読んだ時には
単純に「ディオって嫌なやつだなぁ」
としか感じなかったものですが、
大人になった今読み返してみると、
13歳の子供がたった一人、コンプレックスに押しつぶされないように
必死に自分自身に言い聞かせているようにも見えてくるのだから面白いものです。
(その後の行動がアレすぎて擁護は流石に不可能ですが...)

ぼくは犬が嫌いだ!

ぼくは犬が
嫌いだ!

怖いんじゃあない
人間にへーこらする
態度に
虫唾が走るのだ!

あのダニーとかいう
阿呆犬をぼくに
近づけるなよな

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第1巻 新しき友人! より)

動物にまで誇り高さを求める
ディオの理想の高さが窺えるセリフ。

余談ですが、犬が嫌いな理由について
「怖いんじゃあない」と
わざわざ前置きしているのが
年頃の子供っぽくてちょっと微笑ましいですね。

殴りぬけるッ!

顔面に一撃!
ゲームは
ぼくの勝利!!

しかし
まだまだ
安心するなよ
ジョジョ!

このままッ!!

親指を!

こいつの!

目の中に………

つっこんで!

殴りぬけるッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第1巻 新しき友人! より)

お小遣いを賭けた草ボクシングで、
ジョナサンを完膚なきまでに
打ちのめした場面でのディオのモノローグ。

後半の思わず口ずさんでしまいたくなるような
リズム感の良さが秀逸ですね。

初めての相手はジョジョではないッ!このディオだッ!─ッ

君………
もうジョジョと
キスは
したのかい?

初めての相手は
ジョジョでは
ないッ!

このディオだッ!─ッ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第1巻 負けられない闘い より)

ジョナサンを孤立させるため、
初めてできたガールフレンドのエリナから
無理矢理ファーストキスを奪った場面でのディオのセリフ。

このシーンの前後ではこれ以外にも
「そこにシビれる!あこがれるゥ!」や
「泥水で口を洗っているぞ!」など
今でも通用するネットスラングの元ネタが盛りだくさんで、
そういうネタを先に知った人が読むと、
「これ、ネットでよくみたネタだ!」と
進研ゼミの教材販促マンガばりに感動すること請け合いです。

徹底的にたたきのめしてやるッ! それも正々堂々とな!

徹底的にたたきのめしてやるッ!
それも正々堂々とな!

そうする事によって
『自分はもうこのディオには勝てない』
という事を
ジョジョ自身の体で覚えるからだッ!
ケンカでも人生でもな!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第1巻 負けられない闘い より)

エリナの件を知り、
激昂して殴りかかってきたジョナサンと
相対した場面でのディオのモノローグ。

この年齢で相手に上下関係を
叩き込む方法を熟知しているのだから、
ディオがこれまで育ってきた環境の過酷さが窺えます。

いいぞォ!新たな力がわいてくる いい感触だッ!

いいぞォ!
新たな力がわいてくる いい感触だッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第1巻 負けられない闘い より)

掴みかかってきた
ジョナサンの顔に蹴りを入れて一言。

今更ですが、言い回しが明らかに
凡人のそれではありません。

このきたならしい阿呆がァーッ!!

よくも!
このぼくに
向かって…

このきたならしい
阿呆がァーッ!!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第1巻 炎のダニー より)

ジョナサンの渾身の一撃をくらい、
ノックダウンしたディオが
涙ながらに吠えたセリフ。

これ以降、ジョジョの伝統となる、
「ピンチになると急に口が悪くなるボスキャラ」の
系譜はここから始まりました。

自分の欠点は怒りっぽいところだ 反省しなくては!

奴にあんな爆発力が
あるとは……
ジョジョを
みくびっていた
あなどれん!

奴はたたけば
たたくほど
成長する
タイプだ!

犬を始末し
屈辱ははらしたが
自分の欠点は怒りっぽい
ところだ 反省しなくては!
よりもっと自分の心を
冷静にコントロールするように
成長しなくては………

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第1巻 炎のダニー より)

ジョナサンとの喧嘩に負けた後、
腹いせにダニーを焼殺した後のディオのモノローグ。

ダニーを殺した事に対しては一切の罪悪感を感じず、
あくまでも自分の利益のためだけの自省をしている点は
いかにもサイコパスっぽくてゾッとしますね。

しかし、3部最終戦の迂闊な言動の数々を見るに、
せっかくの反省も流石に100年はもたなかったようで…

地獄へ落としてやるッ!

地獄へ
落として
やるッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第1巻 父への誓い より)

ディオの少年時代の回想シーン。

父であり、飲んだくれの
ろくでなしだったダリオが、
母の肩身のドレスを金に換えてまで
酒を買ってこいと命令した際に、
ディオが涙ながらに憎しみを込めて言い放ったセリフです。

最初に紹介した名言でもそうでしたが、
少年時代のディオは母親に対しては
愛情があったような描写がなされているんですよね。

もし、母が夭逝せず、
父がまともな人間だったら
ディオがどんなふうに育っていたのか、
一ファンとして非常に気になるところです。

ディオ・ブランドー(DIO)の名言(第一部・青年時代編)

あんなクズに名誉などあるものかァ─ッ!!

ち…
…誓いか…
………
ぐぐぐ…

い…
いや
おれの前で
あいつの話は
するな…

あいつの
名誉に
誓うだと?
かんちがいするなッ!

あんな
クズに
名誉など
あるものかァ
─ッ!!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第1巻 父への誓い より)

ジョナサンから
ジョースター卿の毒殺の嫌疑をかけられ、
もし無罪だというのなら
父ダリオの名誉に懸けて
潔白を誓ってくれと迫られたディオ。

しかし、ディオは
このセリフを吐いて逆上し、
自分から毒殺を認める形となったのでした。

計算高いディオにしては意外な反応ですが、
逆にいえばこういう
不器用さや人間臭さがあったからこそ、
単なる悪役の枠を超えた
カリスマ的な人気を得ることができたのだとも思います。

飢えた野犬の慟哭か……

飢えた
野犬の
慟哭か……

酷寒の冬!
ヤツラも
生き抜こうと
必死なのか!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第1巻 食屍鬼街の戦い より)

毒薬の手がかりを掴む目的で
ジョナサンが屋敷を出た晩に、
ディオが遠くの
野犬の遠吠えを聞いて心に浮かべたセリフ。

貧民から成り上がった自分と
野犬の境遇を重ねていたのでしょうか…

物語的には重要ではないですが、
そこはかとない情緒があって
個人的にお気に入りのセリフです。

酒!飲まずにはいられないッ!

酒!
飲まずにはいられないッ!

あのクズのような
父親と同じことを
している自分に
荒れているッ!
クソッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第2巻 仮面の人体実験の巻 より)

ジョナサンが毒薬の証拠を
掴んだのかどうかが気になりすぎて
酒に溺れてしまったディオのセリフ。

酒!
の部分を変えると
色々応用の効く汎用性の高いセリフです。

(例)
猫のgif!
見ずにはいられないッ!

炭水化物!
摂らずにはいられないッ!

ガチャ!
回さずにはいられないッ!

…中毒性の高いものほどしっくりきますね。

衛生観念もない虫けら同然のたかがじじいの浮浪者が

ほおぉ〜
衛生観念もない
虫けら同然の たかが
じじいの浮浪者が
よくもこのディオに
そんな無礼な口が
きけたものだ……

今「ブッ殺す」と
言ったな!
おもしろいッ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第2巻 仮面の人体実験の巻 より)

道端で浮浪者に絡まれた場面での
ディオの煽りセリフ。

よくもこうまで
思いつくものだと
感心させられるような
罵倒のオンパレード。

もしかすると荒木先生はいつも頭の中で
こんなことを考えている可能性が…?

あの太陽が最後に見るものだなんていやだー─ッ!

ちぐしょう
─ッ!

あの
太陽が
最後に
見るものだ
なんて
いやだー
─ッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第2巻 血の渇き!の巻 より)

石仮面で吸血鬼になった浮浪者に襲われ、
死を覚悟した場面でのディオのセリフ。

ち"く"しょうではなく
ち"ぐ"しょうなところに
必死さが出ていてポイント高いです。

ちなみにご存知のように
これを言った当人はこの少し後に吸血鬼になっため
最後どころか二度と太陽を見ることはできなくなりました。

人間は策を弄すれば弄するほど予期せぬ事態で策がくずれるってことだ!

ジョジョ…
人間ってのは
能力に限界が
あるなあ

おれが
短い人生で
学んだことは
…………

人間は策を弄すれば弄するほど
予期せぬ事態で策がくずれる
ってことだ!
…………

人間を越えるものに
ならねばな…………

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第2巻 人間を超越する!の巻 より)

毒薬の証拠を抑えられ、
万事休すとなった場面でのディオのセリフ。

読者はこれまでのディオの行動と
その顛末を知っているだけに、
ディオがこのセリフを口にした心境も
嫌と言うほどわかるというものです。

おれは人間をやめるぞジョジョ─ッ!!

おれは
人間をやめるぞ
ジョジョ─ッ!!

おれは
人間を
超越するッ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第2巻 人間を超越する!の巻 より)

ジョジョを知らない人でも、
一度は見かけたことがあるのでは?
というくらい有名なセリフの一つ。

ジョジョは他の漫画と比べても
対比表現の巧みな作品かと思いますが、
中でも「人間をやめた」ディオと
「人間として抗う」ジョナサンの対比は
シリーズ初代にして、
作品のテーマを最も鮮やかに映し出す
鮮烈な対比であったと思います。

UUURRRRYYY!!

UUURRRRYYY!!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第2巻 不死の怪物の巻 より)

吸血鬼となったディオが、
警察官から血を吸う際に口にした
吸血鬼特有の鳴き声(?)。

こうした奇妙なフレーズは、
荒木先生が好きな
海外ロックバンドから
インスピレーションを得て生まれたそうです。

貧弱!貧弱ゥ!

貧弱!
貧弱ゥ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第2巻 生ける死者の襲撃の巻 より)

ジョナサンの槍による攻撃を
片手でいなしながらディオが放ったセリフ。

1部ディオの名セリフといえば
真っ先にこれが思い浮かぶ方も少なくないのでは?

KUA!

KUA!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第2巻 ディオとの青春に決着!の巻 より)

ジョナサンに蹴りを放ちつつ口にしたセリフ。
発音は「クア」。

WRYとセットで覚えたい、
ジョジョにおける吸血鬼の定番セリフです。

おれはこの世を支配できるッ

おれは 人間を超えたッ!
所詮人間ごときに このディオが
倒せないということが
証明されたぞ!

「不死身」「不老不死」

おれはこの世を支配できるッ
JOJOきさまがくれた能力だッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第2巻 ディオとの青春に決着!の巻 より)

ジョナサンを突き落とし、
勝利を確信したディオのセリフ。

この中で、ジョナサンに勝つことが
イコール人間にはディオを倒せないことと
直結しているように聞こえるのは、
それだけディオがジョナサンを高く評価していた表れでしょうか。

ごくまれに善なるタガのない人間がいる……悪のエリート!

たいていの人間は
心に善のタガがあるッ!
そのために思い切った
行動がとれんッ!
すばらしい悪への
恐れがあるのだッ!

だが!ごくまれに善なるタガの
ない人間がいる……悪のエリート!
おれや……君がそうだ……
どうだ?
このディオの下僕にならないか?
このディオに服従するのだ
闇のジャック!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第3巻 凶人ジャック&奇人ツェペリの巻 より)

ジョナサンに敗れ、かろうじて生きながらえたディオが
新たに部下を手に入れるため、
切り裂きジャックを勧誘したときのセリフ。

類は友を呼ぶというか、
やはり自分に似たタイプの方が
そばに置いておきたくなるものなんでしょうかね。

人間を食料にしてこそ「真の帝王」

食物連鎖
というのがあったな…
草はブタに食われ
ブタは人間に食われる

我我はその人間を
糧としてるわけか
………
人間を食料にしてこそ
「真の帝王」……
フハハハ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第3巻 呪われた町の巻 より)

食物連鎖を引き合いに出した、ディオの「帝王学」。

しかしながら、ご存知の通り
第二部ではその吸血鬼をさらに
食料にする柱の男が出てきたわけで、
もし両者が遭遇していたら
ディオはどんな反応をしていたのか
個人的にすごく気になるところです。

生き血こそ力!永遠こそ望みッ!

生き血こそ力!
永遠こそ望みッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第3巻 呪われた町の巻 より)

野望を語っているうちに
テンションが上がってしまったディオのセリフ。

なって間もないうちに、
完全に思考が吸血鬼のそれになっています。

陽は落ちた…………… きさまの生命も没する時だ!

陽は落ちた
……………
きさまの生命も
没する時だ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第3巻 罠への招待の巻 より)

切り裂きジャックを倒し、
ウィンドナイツロットに入った
ジョナサン一行の前に
立ち塞がった場面でのディオのセリフ。

ジョジョの中でも1部は特に、
こういう比喩を使った巧みな表現が
多く見られた印象です。

人間ごときと対等の地におりていけるか!無礼者がッ!

図にのるなよ
たかが虫ケラが

おれは生物界の頂点
……………
未来を拓く新しい
生物となった………

人間ごときと
対等の地に
おりていけるか!
無礼者がッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第3巻 罠への招待の巻 より)

ツェペリ男爵の挑発に対し、
激昂したディオが返したセリフ。

生来の気位の高さに
吸血鬼の圧倒的な力が加わって、
もはや完璧な暴君ぶりです。

吸血鬼の力がそもそも柱の男たちの借り物で、
しかもそれが単にカロリーの高い餌を
手軽に生産するための手段に過ぎなかったことには
目を瞑りましょう。

おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?

おまえは
今まで食った
パンの枚数を
おぼえているのか?

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第3巻 罠への招待の巻 より)

ツェペリから
「きさま─ いったい何人の生命をその傷のために吸い取った!?」
と問われたディオが返しに放ったのがこの名言。

短いながらもディオの傲慢さと冷酷さが
この上なく表れた名セリフであり、
ジョジョのパロディネタといえば
まずこのセリフが頭に思い浮かぶ人も多いでしょう。

ジョジョの歴史に燦然と輝く、至高の悪の名言ですね。

このおれのためにファンファーレでも吹いているのが似合っているぞッ!

「波紋」?
「呼吸法」だと?

フーフー
吹くなら……

このおれの
ために

ファンファーレ
でも吹いているのが
似合っているぞッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第3巻 罠への招待の巻 より)

ジョナサンとツェペリという、
二人の波紋使いを気化冷凍法で
一蹴した場面でのディオの煽りセリフ。

先ほどの「パンの枚数」の例えに比べ、
ちょっと苦しいというか、
「頑張ってうまいことを言おうとした感」が
出ちゃってる気がしないでもないですが、
そんなセリフを満面のドヤ顔で言うディオが私は好きです。

自分の選択した悲劇というわけか…

フン!言ったとおり
我われは手をかけん
食い殺すのは
母親のきさまよ

自分の選択した
悲劇というわけか…

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第4巻 遥かな国からの3人の巻 より)

赤ん坊連れの母親を吸血鬼にして、
我が子を食い殺させた直後のディオのセリフ。

確かに赤ん坊には
直接手を出してはいないですが、
やったことはグリズリーの檻に
赤ん坊を放り込んだようなものなので
当たり前ですが最初から悪意100%ですね。

ディオ流の悪趣味ジョーク
ここに極まれりといった感じです。

この花はこのまま咲き盛ってしまえばあとは枯れ行くのみ…………悲しいとは思わないかい

たとえば
…………

この美しい花だ…
君は花でいえば
ちょうどこのぐらいの
若さといえる

よーく考えてみたまえ
お嬢さん(マドモワゼル)

この花は
このまま咲き盛って
しまえば
あとは枯れ行くのみ
…………
悲しいとは思わないかい

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第4巻 怪人ドゥービーの巻 より)

捕らえた少女(ポコの姉)を
吸血鬼の世界に勧誘するディオの口説き文句。

言葉のキザさと
やっていることの悍ましさのギャップが
なんともグロテスクでゾクゾクします。

礼儀を知らん者は生きる価値なしだな…

礼儀を知らん者は
生きる価値なしだな…

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第4巻 怪人ドゥービーの巻 より)

ポコの姉に下卑な言葉を投げかけた
人面犬(ディオの手下)を
踏み殺して制裁した場面でのディオのセリフ。

自分で人面犬にしておいて
少しでも気に障ったらクビ(=死)なのだから
やはり暴君以外の何者でもないですね。

君の自由意志─ 君の運命は 自分で選ぶんだ


とはいってもだ……
このディオ
友情を押しつける類の
輩とは違うのでね…
君の自由意志─
君の運命は 自分で選ぶんだ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第4巻 怪人ドゥービーの巻 より)

ポコの姉に選択を迫るディオのセリフ。

全くの偶然とは思いますが、
運命という言葉をディオの口から聞くと
どうしても「天国に行く方法」を連想してしまいます。

今!ためらいもなくきさまを惨殺処刑してくれよう!

今!ためらいもなく
きさまを惨殺処刑
してくれよう!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第5巻 稲妻十時空烈刃の巻 より)

タルカスとブラフォードを倒し
三度自分の前に立ちはだかった
ジョナサンに向けて放ったディオのセリフ。

この直前に「共に同じ家に育ったおまえを
亡者にしてもおもしろくもなんともないんでな…」
と述べていましたが、果たしてそれは本心だったのでしょうか。

そんな ねむっちまいそうなのろい動きで このディオが倒せるかァ─────!?

UREYYYYY
そんな ねむっちまいそうな
のろい動きで このディオが
倒せるかァ─────!?

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第5巻 稲妻十時空烈刃の巻 より)

ゆっくりとした動きが特徴的な
ダイアーさんの蹴り技を見たディオの感想。

この時は結果的に勝てたから良かったんですが、
ディオって基本的に相手を侮りがちなんですよね。

ちょいとでもおれにかなうとでも思ったか!マヌケがァ〜〜〜!

貧弱
貧弱ゥ…
ちょいとでも
おれにかなうとでも
思ったか!
マヌケがァ〜〜〜!

きさまらは犬死に
するために ここへ
来たのだ!
よってもっとも
残酷な死を贈ろう!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第5巻 稲妻十時空烈刃の巻 より)

ダイアーさんの必殺技、稲妻十時空烈刃を
気化冷凍法で防いだ場面でのディオのセリフ。

この直後、宣言通りダイアーさんは
凍ったまま全身をバラバラに砕かれるという
残酷な死を迎えることとなりました。

カエルの小便よりも下衆な! 下衆な波紋なぞをよくも!よくもこのおれに!

カエルの小便よりも
下衆な!

下衆な
波紋なぞを
よくも!

よくも
このおれに!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第5巻 稲妻十時空烈刃の巻 より)

ダイアーさんの最期の波紋入りの薔薇攻撃で
右目を負傷したディオのセリフ。

カエルの小便という例えが
個人的に長年謎、というかなぜカエル?
という感じだったのですが、
調べたところ映画、「男はつらいよ」に
「田へしたもんだよ蛙のションベン、見上げたもんだよ屋根屋のフンドシだ」
というセリフがあるそうで、
そこから転じて、つまらないものの例えとして
荒木先生が「カエルの小便」を選んだ可能性は十分ありそうです。
(あるいは、映画に限らずそういう慣用表現があるのでしょうか?)

コリコリ弾力ある頸動脈にさわっているぞォジョジョ!

KWAHHH!

コリコリ弾力ある
頸動脈にさわっているぞォ
ジョジョ!

このあたたかい弾力!

ここちいい感触よ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第5巻 JOJO & DIOの巻 より)

気化冷凍法で動きを止め、
ジョナサンの頸動脈に
指を突っ込んだ場面での
ディオのセリフ。

頸動脈の感触を
グルメレポートばりの臨場感で伝えるディオに
人間離れした恐怖感を感じます。

波紋法の修行努力など無駄 無駄 無駄─っ!!

あがいても あがいても
人間の努力には限界があるのさ!
波紋法の修行努力など
無駄 無駄 無駄─っ!!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第5巻 炎&氷!の巻 より)

ジョナサンとの
激しい攻防の最中でのディオのセリフ。

後に三部でDIOの代名詞ともなる
無駄無駄のフレーズがここで初登場。

また、
人間の努力には限界があるのさ!
という言いぶりの背後には、
策を弄しては失敗してきた
人間時代のディオ自身の人生経験が隠れいそうです。

コリコリ弾力ある頸動脈にさわっているぞォジョジョ!

猿(モンキー)が人間に
追いつけるかーッ

おまえは
このディオに
とっての

モンキーなんだよ
ジョジョォォォォォ
─────ッ!!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第5巻 炎&氷!の巻 より)

先のセリフに続く形でのディオのセリフ。

直後のジョナサンの
「…ちがう 信念さえあれば人間に不可能はない!人間は成長するのだ!」
と合わせて、一部のテーマを象徴する名言ですね。

何世紀も未来へ!永遠へ………… 生きるはずのこのディオが!

何世紀も
未来へ!
永遠(とわ)へ…
………

生きるはずの
このディオが!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第5巻 炎&氷!の巻 より)

激闘の末、ジョナサンの波紋疾走をくらい、
敗北が決定的となった場面でのディオのセリフ。

「何世紀も」とまではいきませんでしたが、
このあとディオは100年以上にわたって
生き続けることになります。(そのうち90何年かは海の底ででしたが)

肉体……来たか…

肉体(ボディ)…
…来たか…

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第5巻 恐嵐への序曲の巻 より)

ジョナサンとエリナの新婚旅行の船に、
首だけの状態となって再び現れたディオのセリフ。

このしつこさ、諦めの悪さこそが
ディオをディオたらしめている所以です。

あれほど侮っていた おまえを 今 おれは尊敬しているからだ…

なぜ こんな姿を
あえてみせるのか
………

それはジョジョ
あれほど侮っていた おまえを
今 おれは尊敬しているからだ…
勇気を! おまえの魂を!
力を! 尊敬している…
それに気づいたからだ…

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第5巻 恐嵐への序曲の巻 より)

ジョナサンへの敬意を示すディオのセリフ。

あのプライドの高いディオが、というので
初読時はなかなかに衝撃を受けたものでした。

おれたちはこの世に おいてふたりでひとり!

おれたちは
この世に おいて
ふたりで
ひとり!
つまり…

おれはこの世で
ただひとり尊敬する
人間のボディ(肉体)を手に入れ
絢爛たる永遠を生きる!
それが このディオの運命なのだ!

苦痛は与えん!
それが我が好敵手(ライバル)への
最後の礼儀!

我が肉体となって生きよ!
ジョジョ
─!!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第5巻 恐嵐への序曲の巻 より)

ジョナサンへの尊敬が高じて、
「あなたと合体したい…」の心境に至ったディオのセリフ。

敬意を向けてくれるのはいいとして、
ジョナサンに拒否権がないのだから
正直なところ迷惑なことこの上ありませんね。

ジョジョへの侮辱はゆるさんぞ!

ジョジョへの
侮辱は
ゆるさんぞ!

彼はこのディオを
こんな姿にまで
追い込んだ人間…
尊敬の念をもって
苦しみを与えず
すみやかにヤツの首を
切断しろ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第5巻 最後の波紋の巻 より)

恨みのあるジョナサンを痛ぶってやろうと息巻く
部下のワンチェンを嗜めたディオのセリフ。

このセリフを見ると、
ジョジョとディオが親友になれた世界もあったのかと
想像したくなってしまいます。

そしてようこそ!我が永遠の肉体よ!

いくぞ!
ジョジョ!

そしてようこそ!
我が永遠の肉体よ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第5巻 忘却の彼方への巻 より)

ジョナサンの肉体を乗っ取ろうと
首だけで飛びかかったディオのセリフ。

自分がお邪魔する側なのに
「ようこそ」なのが
ディオの自分本位さが出ていて素敵です。

こ…こいつ……死んでいる……!

ジョジョ…!?

こ…
こいつ

……
死んでいる
……!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第5巻 忘却の彼方への巻 より)

ディオの肉体乗っ取りを、
最後の力を振り絞って防いだジョナサンに対し、
ディオは必死で説得をする、
しかしその時、すでにジョナサンは事切れていた…

第一部の劇的なクライマックスを飾る
衝撃的な名セリフ。

たった四巻半でここまでの展開をやりきってしまうのだから
1部の構成は本当に神がかり的でしたね。

ディオ・ブランドー(DIO)の名言(第三部)

死ぬしかないなポルナレフ

「長所」と「短所」は表裏一体…

「長所」と「短所」は
表裏一体…
ままならぬものよ…

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第13巻 戦慄の侵入者の巻 より)

時は移って第三部、
100年の眠りから目覚めたディオ(DIO)のセリフです。

ここでの長所とはDIOがスタンド能力に目覚めたことであり、
短所とはDIOが奪ったジョナサンの肉体のつながりによって
ジョースター卿の子孫たちも同様に
スタンド能力に目覚めたことを指しています。

ひとつ…… それをわたしに見せてくれるとうれしいのだが

君は…

普通の人にはない
特別な能力を
持っている
そうだね?

ひとつ
……

それをわたしに
見せてくれると
うれしいのだが

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第13巻 DIOの呪縛の巻 より)

DIOが、アヴドゥルさんを
勧誘した時に口にしたセリフ。

一見優しそうな口調で
人の心に入り込んでくる
DIOの恐ろしさが表れているセリフです。

「長所」と「短所」は表裏一体…

ジョセフ・ジョースター!
きさま!
見ているなッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第15巻 黄の節制その① より)

ジョセフがテレビを利用した念聴で
DIOの思考を読み取ろうとした場面でのセリフ。

ちなみにこの直前のセリフは
「カキョーインに気をつけろ DIOの手下だ!」でしたが、
なぜDIOの思考を探ったにもかかわらず
ジョースター一行を心配するような
言葉が飛び出てきたのかは永遠の謎です。

今度こそジョースターどもを殺して来てくれよ わたしのために

今度こそ
ジョースターどもを
殺して来てくれよ
わたしのために

さもなくば
わたしが
おまえを
殺すぞ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第22巻 DIOを撃つ!? より)

ジョースター一行の暗殺に失敗して
おめおめと逃げ帰ってきた
ホル・ホースを詰めるDIOのセリフ。

パワハラを超えた殺ハラですね、もはや。

気に入った… 殺そうとする一瞬……… 汗もかいていないし呼吸もみだれていないな

気に入った…
殺そうとする
一瞬………

汗もかいていないし
呼吸も
みだれていないな
冷静だ………
さすがホル・ホース

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第22巻 DIOを撃つ!? より)

自分を暗殺しようとしたホル・ホースを
逆に褒めることで
器の違いを思い知らせたDIOのセリフ。

強さだけなく、
カリスマ性で相手が自ら
自分に従うように仕向けるのが
DIOのやり方です。

しかしそのバカげたことが けっこう重要なのだな

ジョースター
たちは……

自分の娘あるいは…
母親の命を救うために
自分らの命を
捨ててもいいと
心の奥底から思っており

花京院や他の2人
………ええと
なんだっけ…

…………
そう…

アヴドゥルや
ポルナレフにおいてさえ
このDIOを倒すために
自らの命をひきかえに
してもいいと
思っている

このDIOから逃げることは
自分の人生から逃げることだと
思い込んでいるのだな
………………………………

バカげたことだが
……………

しかしその
バカげたことが
けっこう重要なのだな

ダービーのやつは
忠誠を誓うといっておきながら
このDIOのために死んでもいいという覚悟が
できてなかったということだ…
だからあとほんのチョットという所で
勝利がつかめない…
ダービーには 負けた理由が
永久にわからんのだ……

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第26巻 亜空の瘴気 ヴァニラ・アイス その① より)

最強の部下、ヴァニラ・アイスに対して、
勝つために必要なものが何かを語ったDIOのセリフ。

要は「死ぬ気でやれ」ということですが、
ヴァニラはこの直後、文字通り
自分の首を自分で切り落として見せました。

人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる

「人間は誰でも
不安や恐怖を
克服して安心を
得るために生きる」

名声を手に入れたり
人を支配したり
金もうけをするのも安心するためだ
結婚したり 友人をつくったり
するのも安心するためだ
人のために役立つだとか
愛と平和のためにだとか

すべて自分を安心させるためだ
安心を求めることこそ人間の目的だ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第27巻 DIOの世界 その① より)

DIOがポルナレフに語った人生論。

人を操ることに長けたDIOだけに、
人間についてはかなり深い洞察を持っているようです。

永遠の安心感を与えてやろう

今のおまえのように
死を覚悟してまで
わたしに挑戦することのほうが
不安ではないかね?

おまえはすぐれた
スタンド使いだ…
殺すのはおしい
ジョースターたちの仲間を
やめて わたしに
永遠に仕えないか?

永遠の
安心感を
与えてやろう

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第27巻 DIOの世界 その① より)

先の人生論をひきあにして
ポルナレフを再度勧誘するDIO。

相手の長所を褒める、
仕えることのメリットを説明するという
説得の基本を抑えているところはさすがですね。

死ぬしかないなポルナレフッ!

フン!

ならば
しょうがない
…………………

死ぬしかないな
ポルナレフッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第27巻 DIOの世界 その① より)

DIOの巧みな勧誘も、
旅の中で成長したポルナレフには
通用しませんでした。

余談ですが、セクションの
冒頭にも掲載したこの場面の一枚絵は
ジョジョ史に残る格好良さです。

無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄

無駄 無駄
無駄 無駄 無駄 無駄
無駄 無駄 無駄

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第27巻 DIOの世界 その① より)

ポルナレフに対して、
三部初の「無駄無駄」。

人間の成長や努力を
否定するかのような無駄無駄は
DIOにこそふさわしいフレーズです。

関係ない 行け

歩道が広い
ではないか…

行け

関係ない

行け

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第27巻 DIOの世界 その⑤より)

逃げたジョースター一行を追うために
偶然出会ったウィルソン・フィリップス上院議員の車を奪い、
さらに暴力で無理矢理運転を強要させたDIO。

しかし、やがて車は渋滞に捕まり、
上院議員がこれ以上は進めないと伝えたところ
DIOから返ってきたのがこのセリフでした。

人間の決めたルールなど知ったことではないという、
DIOの暴君ぶりがこの上なく発揮された名言ですね。

だめだ

だめだ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第27巻 DIOの世界 その⑤より)

命令通りにしたのだから、
命だけは助けてくれと懇願した
上院議員に対するDIOの返答。

たった3語なのに絶望感が凄まじすぎです。

「世界」の真の能力は…まさに!「世界を支配する」能力だということを!

マヌケが
……

知るが
いい……
………

「世界」の真の能力は…
まさに!
「世界を支配する」
能力だということを!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第27巻 DIOの世界 その⑦より)

花京院の半径20mエメラルドスプラッシュが迫る中、
余裕の表情でDIOが言い放ったのがこのセリフ。

ここから最後の決着までは
名言名シーンのオンパレードで
初読時はとにかく度肝を抜かれたものでした。

これが………「世界」だ……

これが
………

「世界」だ……
花京院

おまえは自分が
死んだことにさえ
気づいていない

何が起こったのかも
わかるはずがない………

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第27巻 DIOの世界 その⑧より)

停止した時間の中で、
花京院の腹部をぶち抜いた直後の
DIOのセリフ。

腹部から腕を引き抜いた後、
後ろを振り向きながらセリフを言うのが
格好いいんですよねぇ。

おまえは血を吸って殺すと予告しよう

おまえは

血を吸って
殺すと
予告しよう

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第27巻 DIOの世界 その⑧より)

花京院を倒し、
ジョセフに次の照準を定めた
ディオの台詞。

この予告は、コミックスにして
約1巻分の間を置いて実現することとなります。

きさまのスタンドが一番… なまっちょろいぞッ!

老いぼれが…!
きさまのスタンドが
一番…

なまっちょろいぞッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第27巻 DIOの世界 その⑧より)

ジョセフ・ジョースターのスタンド、
隠者の紫(ハーミット・パープル)を評したDIOのセリフ。

まぁ、見た目からして
一行の中で唯一人型ですらないですからね。

きさまの波紋に何ができるというのだ!

だから
どうしたというのだ?

理解したから
どうするというのだ!
きさまの波紋に
何ができるというのだ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第27巻 DIOの世界 その⑨より)

花京院の死を
無駄にはしないと息巻く
ジョセフに対して
DIOが言い放ったセリフ

波紋も使い方次第では
まだまだ通用するとは思うのですが、
少なくとも"世界"を手に入れたDIOにとっては
眼中にすらないようです。

時が止まっているのに5秒と考えるのはおかしいがとにかく5秒ほどだ

今では
5秒は止めて
いられる…

時が止まっているのに
5秒と考えるのは
おかしいが
とにかく
5秒ほどだ
…フフ

いずれは一分…
10分…一時間と
思いのまま止められるように
なってやろう…
楽しみだ…
だんだん長く
時間を止めるのはな…

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第27巻 DIOの世界 その⑨より)

自分の能力について
自慢げに説明するDIOのセリフ。

自分で突っ込んでおいて
自分で笑っているところが
ちょっぴりチャーミングです。

逃げずにこのDIOに近づいてくるのか………

ほう…
向かってくるのか
…………

逃げずに
このDIOに
近づいてくるのか
………

せっかく祖父のジョセフが
わたしの「世界」の正体を
試験終了のチャイム直前まで
問題を解いている受験生のような
必死こいた気分で教えてくれたというのに………

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第27巻 DIOの世界 その⑩より)

ジョセフを倒した後、
自分の方に向かってくる
承太郎を見たDIOのセリフ。

試験終了のチャイム直前まで
問題を解いている受験生という例えが
妙に平和的でシュールですね。

仮にこの発言が
100年前まだ人間だった頃の
DIOの実体験からきたものだとして、
あのDIOが学校の試験程度で
苦戦したとは思えませんから、
他の生徒(もしかしたらジョナサンかも)
が必死になっている姿を
横目て見ていたりしていたのでしょうか。

「フン…あの程度の問題も解けんのか、マヌケが」
みたいな感じで悪態をついている姿が容易に想像できますね(笑)。

ま ためすほどでもなかったようだが

きさまより
どのぐらい「世界」の
スタンドパワーが
強いか ちょいと
ためしてみたかった

ためすほど
でも
なかった
ようだが

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第27巻 DIOの世界 その⑩より)

スタープラチナの攻撃を
蹴りで軽くいなした直後のDIOのセリフ。

言葉とは裏腹に
めちゃくちゃ嬉しそうな
ドヤ顔で言ってるのが笑いを誘います。

そんなだからスト様に
「DIOとは違う」って言われたんですよ。

どうしてジョースター家というのはこう負けず嫌いなのだ?

どうして
ジョースター家というのは
こう負けず嫌いなのだ?

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第27巻 DIOの世界 その⑩より)

先のセリフに対し、
「ためすってのは キズにもならねぇ
なでるだけのことをいうのか?」と
キレッキレの返答を返した承太郎に対してのセリフ。

ブーメラン、それはブーメランですよDIO様。

我が運命にあらわれた天敵どもよ さらばだ

これで
………

ジョースターの血統も
ようやく と切れてしまう
というわけだな

我が運命にあらわれた
天敵どもよ
さらばだ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第27巻 DIOの世界 その⑩より)

遊びも終わり、いよいよトドメを刺そうと
時を止めた場面でのDIOのセリフ。

しかし、止まったはずの時の中で
承太郎の指がわずかに動いたのを見てしまい…

「世界」と「星の白金」は同じタイプのスタンド!

同じ
タイプの
スタンドッ!

「世界」と
「星の白金」は
同じタイプのスタンド!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その11より)

時間停止中に
承太郎の指が動いたのを見た
DIOの脳裏に掠めた言葉。

同じタイプとは言いますが、
全く同じ能力を持つ
2体のスタンドが登場したのは
これが最初で最後なんですよね。

スチュワーデスがファースト・クラスの客に酒とキャビアをサービスするようにな…………

おい
…女…

そこにある
おれの脚を
ひろって
持って来い

早く
持って来いッ!!

スチュワーデスが
ファースト・クラスの客に
酒とキャビアをサービスする
ようにな…………

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その12より)

承太郎にぶっ飛ばされ、
突っ込まされた店の
一般女性店員に対してのDIOのセリフ。

日中は出歩けない肉体なのに、
スチュワーデスなんて言葉をよく知っていましたね。
本か何かで読んだのでしょうか。

きさまが何秒動けようと関係のない処刑を思いついた……

そこで
承太郎!

きさまが
何秒動けようと
関係のない処刑を
思いついた……

青ざめたな…

勘のいい
きさまは
悟ったようだな

さっき店の中から
いただいてきた……

このナイフを見て
おいぼれのジョセフの時より
恐ろしい結末になるのを
気づいたようだな!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その12より)

これまた数多の作品でパロられてきた、
有名な「ナイフ投げ」のシーンでのセリフ。

DIO様、こういうとっさの発想力は
本当にキレキレなんですけどねぇ…

きさまはチェスや将棋でいう「詰み」にはまったのだッ!

フン!
逃れることは
できんッ!

きさまはチェスや将棋でいう
「詰み」にはまったのだッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その12より)

ナイフ攻撃から逃れようと
飛び上がった承太郎に向けてのDIOのセリフ。

チェスはいいとして
日本のローカルゲームである
将棋のことまで知っているなんて、
DIO様は博識ですね。

終わったな…………… だめ押しにもう一本

終わったな
……………

だめ押しに
もう一本

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その13より)

ナイフの雨を喰らった承太郎に
トドメの一本を放ったDIOのセリフ。

格ゲーで、残り体力がミリの相手に
削り殺し狙いで超必殺技を
ぶっ放す時とかに口ずさむと気持ちいですね。

止まった時の中はひとり……このDIOだけだ

静止した時の中を
動けるのは
たったひとり
でなくては
ならない…

思うに
自動車という機会は
便利なものだが
誰も彼もが乗るから
道路が混雑してしまう

止まった
時の中は
ひとり……
このDIO
だけだ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その13より)

これぞ究極のエゴイズム!
海原雄山と意見が合いそうですね。

完全なるとどめを……… 刺す!

完全なる
とどめを
………

刺す!
………

首を
切断してな

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その13より)

脳天にナイフを食らって
地に伏してももなお
承太郎が生きている可能性を疑い、
万全を期すことに決めた際のDIOのセリフ。

この前後は派手なアクションこそないものの、
心音チェックや銃撃など
あらゆる手で安全を確認してから
トドメに移ろうとするDIOと、
なんとかして反撃の糸口を掴もうと
機転を効かす承太郎の
静かな駆け引きが熱かったですね。

な…なんてことだ…このDIOが………気分が悪いだと?

頭痛がする
は…吐き気もだ…
くっぐう

な…なんてことだ…
このDIOが………
気分が悪いだと?

このDIOが
あの承太郎に
頭を破壊されて…
立つことが…

立つことが
できないだと!?

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その15より)

承太郎の反撃を受け、
脳天を砕かれた直後のDIOのセリフ。

危機的状況の割には妙に説明くさいセリフですが、
これは恐らく、あえて現状を言語化することで
パニックを抑えようとしていたのだと思います。

私もミスして焦った時とかには
よくやりますねぇ…。

これが我が『逃走経路』だ…

かかったな
承太郎ッ!

これが我が
『逃走経路』だ…

きさまは このDIOとの
知恵比べに負けたのだ!
オレが吹っ飛ばされてゆく
この通りに見おぼえはないか?
旅行者のおまえには
どの通りも同じに見えるのか?

そうだ
ジョセフ・ジョースターの
血を吸うための
『逃走経路』だ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その15より)

スタープラチナのラッシュを喰らうも、
ジョセフの血を吸って復活したDIOのセリフ。

さっきまでボコボコにやられて逃げ回っていたのに
言い方と絵力で格好良く見えるのだから流石です。

なじむ 実に!なじむぞ

うむむむ〜〜んんんんんん

予想どおり
ジョセフの
血はなじむ

この肉体に
実にしっくり
なじんで パワーが
今まで以上に
回復できたぞ

なじむ
実に!
なじむぞ

フハ
ハハハハ

フフフフ
フハフハ
フハフハ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その16より)

ジョセフの血を吸って
最高にハイになったDIOのセリフ。

パワーアップしたのは結構ですが、
この辺りから明らかに
頭のネジが外れっちゃってるんですよね。
フハフハって…

もしかして、ジョセフの血に
何かヤバい成分でも含まれていたのだろうか。

最後の最後はこのDIOに利用されるのがジョースターの宿命だったようだ…

フッフッフ
フハハハハ

この肉体は
100年前の
ジョナサン・ジョースター

今 吸い取ったのは
その孫 ジョセフの血…
そしてわざわざここまで
オレを逃してくれたのは承太郎…

おまえ自身だ…
クックックッ!

ジョースターの血統というのは
我が運命という路上に
ころがる犬のクソのように
ジャマなもんだったが…

最後の最後は

このDIOに
利用されるのが
ジョースターの宿命
だったようだ…
フハハハハハハハハハ

フハハハハハハ
ハハハ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その17より)

ジョースター三代を
まとめて小馬鹿にしたDIOのセリフ。

確かにDIOも利用していますが、
ジョースター側も
DIOとの闘いを通じて精神的成長や
スタンド能力を得ているので
実際にはお互い様でしょうね。

しぼりカスだッ!

しぼり
カスだッ!
フフフフフ
フフフ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その17より)

ジョセフの体に残った血を
ミイラになるまで吸い尽くしての一言。

それまで承太郎に散々にやられていたので
腹いせの意味もあったのでしょうね。

最終ラウンドだ!

クックックッ
最終ラウンドだ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その17より)

最終決戦を告げるDIOのセリフ。

ラウンドというと、
DIOがかつて嗜んでいた
ボクシングが連想されますね。

やはりジョースターの血は よくなじむ!

7秒経過!

まだまだ
パワーを感じる…
まだまだ止めて
いられるぞ…
やはりジョースターの
血は よくなじむ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その17より)

スタンド能力もパワーアップして
ご満悦なDIO様のセリフ。

もし承太郎に勝っていたら、
停止可能時間はどこまで伸びていたのでしょうか…

最高に「ハイ!」ってやつだアアアアア

8秒経過!

ンッ
ン〜〜♪

実に!
スガスガしい気分だッ!
歌でも ひとつ歌いたいような
イイ気分だ〜〜
フフフフハハハハ

100年前に
不老不死を
手に入れたが……

これほど
までにッ!

絶好調の
ハレバレとした気分は
なかったなァ…
フッフッ
ジョースターの血のおかげだ
本当によくなじむッ!

最高に
「ハイ!」って
やつだアアアアア
アハハハハハハハ
ハハハーッ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その17より)

テンションの上がり具合が
そろそろヤバい領域に突入しつつある
DIO様のセリフ。

ちなみのこの間わずか1秒。

ある意味時間を止めるより凄い能力ですね。

おまえの怒りなどそんなもの!

スタンドの
パワーを
全開だッ!

承太郎ッ!
さっき頭に来ている
とかぬかしていたなッ!

おまえの怒りなど
そんなもの!

無駄無駄
無駄無駄
無駄無駄
無駄無駄ァ
━ッ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その17より)

ドラゴンボールばりの
空中バトルを繰り広げながら放ったセリフ。

怒った承太郎の怖さを
過小評価したのがDIOの命取りでしたね。

ロードローラーだッ!

ロードローラー
だッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その17より)

説明不要!
三部DIOを象徴する
あまりにも有名な名セリフ。

なぜ、武器にわざわざ視界の塞がる
ロードローラーを選んだのかだとか、
上に乗った状態でガンガン叩くことに
どれほど意味があるのだとか、
細かいことは気にしたら負けです。

ウリイイイイヤアアアッー ぶっつぶれよォォッ!

8秒経過!

ウリイイイイ
ヤアアアッー
ぶっつぶれよォォッ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その17より)

ロードローラーを殴っている際のセリフ。

私事ですが、
梱包用の段ボールとかをたたむ時とかに
たまに脳内でこのセリフを真似して
一人悦に入っています。

とるにたらぬ人間どもよ!支配してやるぞッ!!

やった
…………
…………

おわったのだ!
「スタープラチナ」は
ついに我が
「世界」のもとに
やぶれ去った!

不死身ッ!!

不老不死ッ!!
フフフフフフフフフッ

スタンドパワーッ!

フハハハハハハハハハ
これで何者も
このDIOを越える者は
いないことが
証明されたッ!

とるにたらぬ
人間どもよ!
支配してやるぞッ!!
我が「知」と「力」のもとに
ひれ伏すがいいぞッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その17より)

ロードローラーで承太郎をぶっ潰し、
勝利を確信して人生最高の喜びに浸るDIOのセリフ。

ここでもう少し冷静になっていれば
承太郎にも勝てていたんですけどねぇ…

「勝利して支配する」!それだけよ…それだけが満足感よ!

『あと味のよくないものを残す』とか
『人生に悔いを残さない』だとか…
便所のネズミのクソにも匹敵する
そのくだらない物の考え方が命とりよ!
クックックックッ

このDIOにはそれはない…
あるのはシンプルな たったひとつの
思想だけだ…たったひとつ!
「勝利して支配する」!
それだけよ…
それだけが満足感よ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その18より)

承太郎に時を止め返されて足をへし折られ、
最後の一騎打ちを持ちかけられた場面でのDIOのモノローグ。

ナンバーワンが好きだといっていた子供時代から
1ミリも軸がぶれていないのが色んな意味ですごいですね。

過程や方法なぞ………! どうでもよいのだァ─────ッ

過程や
方法なぞ………!

どうでも
よいのだァ
─────ッ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その18より)

DIO様の心の叫び。

過程や方法にこだわることこそ人間の証であり、
それをどうでもいいと言い切るDIOは
人間讃歌をテーマとする
ジョジョという作品の敵として
この上なくふさわしい存在でした

どうだ!この血のめつぶしはッ

どうだ!
この
血のめつぶしはッ

勝ったッ!
死ねいッ!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 第28巻 DIOの世界 その18より)

苦し紛れの血の目潰し攻撃で逆転を狙ったDIO。

しかしそんな小細工はもはや通用せず、
最後にはスタープラチナの拳で
スタンドごとに肉体を真っ二つにされて
塵と消える運命を辿ったのでした。

ちなみにこの時のDIOの死に様が、
1部の最終戦でジョナサンに
剣で真っ二つにされた場面を
彷彿とさせるものであったため、
一部では肉体を奪われた
ジョナサンの呪いだったのではと
見る向きもあるとかないとか(適当)。

ディオ・ブランドー(DIO)の名言(ストーンオーシャン)

スタンドに強い弱いの概念はない

真の勝利者とは「天国」を見た者の事だ………………… どんな犠牲を払ってもわたしは そこへ行く

本当の幸福が
そこにはある……
「天国」に行く事が
できればな

幸福とは
無敵の肉体や
大金を持つ事や
人の頂点に立つ事では
得られないというのは
わかっている

真の勝利者とは
「天国」を見た者の事だ
…………………
どんな犠牲を払っても
わたしは そこへ行く

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン 第6巻 集中豪雨警報発令 その①より)

回想にて、くつろいだ雰囲気の中
若き日のプッチに対してDIOが語ったセリフ。

すまし顔で如何にも悟ったようなことを言っていますが、
時系列的に三部で不死身!不老不死!スタンドパワー!とか
「勝利して支配する」!それだけよ…それだけが満足感よ!とか
言ってた頃より確実に前の発言なんですよね、これ。

なので、ここで語っていることのほとんどは本心ではなく、
ウブで生真面目なプッチをたぶらかすための
カモフラージュであったものと思われます。
(舞城王太郎のスピンオフ小説、JORGE JOESTARでは
この矛盾を説明するにあたって
3部ラストのDIO影武者説という
トンデモ説を持ち出していましたが、
そうと言われて納得できるファンはごく少数でしょう…)

どんな者だろうと人にはそれぞれその適正にあった適材適所がある

どんな者だろうと
人にはそれぞれ
その適正にあった
適材適所がある

王には王の
……

料理人には
料理人の
……

それが
生きるという
事だ

スタンドも同様
「強い」「弱い」の概念はない

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン 第7巻 看守ウエストウッドの秘密 その②より)

「君が出会った中で、一番弱い能力ってどんなやつだい?」
というプッチの質問に対するDIOの返答。

ぱっと見、
スタンドのパワー比べをして子供みたいに喜んでいたDIOらしくもない回答ですが、
これに関しては2つほど
こうじゃないかという考察があります。

1.DIOの世界こそが「王」の能力。それはさておき、他のスタンドにも長所はあるよね(一番は俺だけどな)的なニュアンス。

2.プッチを利用するため、本心を隠して相手の気に入りそうな答えを返した。

うわべを取り繕うのが得意なDIOのことですから、
どちらもあり得そうですね…。

君は「引力」を信じるか?

君は
「引力」を
信じるか?

わたしに 躓いて
転んだ事に意味が
ある事を!?

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン 第15巻 ヘビー・ウェザー その③より)

回想にて、学生時代のプッチと
初めて邂逅した場面でのDIOのセリフ。

怪しい宗教の勧誘みたいですが、
のちの展開を考えると
これはDIOが研究していた
「天国に行く方法」を念頭に置いた
発言であったものと思われます。

しかし、太陽にあたれない体で
DIOはどうやってエジプトから
アメリカまで辿り着いたのでしょうか…?

ディオ・ブランドー(DIO)の名言(その他)

アイズオブヘブンのキャプチャ

道端にへばりつく牛のクソのような頭だ…

道端にへばりつく
牛のクソのような頭だ…

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル(TVゲーム)より)

2013年にPS3向けに発売された対戦格闘ゲーム
「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」より、
四部主人公、東方仗助の独特なヘアスタイルを評したDIOのセリフ。

初対面の相手からこんなことを言われたら
仗助でなくてもキレるでしょうね。

フフフフ…!自分自身という恐怖を克服したぞ!

時を隔てた
邂逅というわけか…ジョジョオオ…!

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル(TVゲーム)より)

同じく「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」より、
ジョナサンと3部DIOで対戦した際のDIOの開始セリフ。

ゲームだからいいですが、
実際に両者が戦うとなると
流石のジョナサンも、"世界"相手では
流石になすすべもないのではないでしょうか…

やるな小僧…

やるな小僧…

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン(TVゲーム)より)

こちらは2015年に発売された
「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」より、
息子のジョルノと協力技をかけた際に聞けるDIOのセリフ。

ベジータじゃあるまいし、
息子を可愛がるDIOなんて想像もできないですが、
それはそうとしてファンなら思わずニヤリとする演出ですね。

貴様を始末するのは やはり『ザ・ワールド・オーバーヘブン』の真の能力!

貴様を始末するのは
やはり『ザ・ワールド・オーバーヘブン』の真の能力!

存在ごと消えろ!
承太郎ッ!

わが手は必ず
『真実』に届くのだ…

『邪魔者は存在しない』という『真実』にな…

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン(TVゲーム)より)

同じく「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」より、
DIO自身が「天国に行く方法」を完成させた事によって発現した
「ザ・ワールド・オーバーヘブン」を承太郎に食らわせた場面でのセリフ。

「ザ・ワールド・オーバーヘブン」の能力は
運命を書き換える事であり、
運命すらも支配したいという
DIOの意思がそのまま反映された能力でした。

このDIOのもたらす『真実』それだけで十分なのだ

まさか……
我が『真実』に介入してくるとは
思わなかったぞ…………

だが『真実』というものは
たったひとつでなければならない…

このDIOのもたらす『真実』
それだけで十分なのだ

(引用元 : ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン(TVゲーム)より)

時止めに引き続き、
オーバーヘブンにまで「入門」してきた
承太郎に対してのセリフ。

タスクACT4やGERすら凌駕する力を得たDIOも、
まるで運命からは逃れられないことを象徴するかのように
最後には三部とほぼそのままの展開で敗れ去ることとなったのでした。

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