ご挨拶
初めまして!今回からゲームやらマンガやら映画やらについて、あれこれ情報発信していきたいと考えているヨージョウと申します!まだまだ未知な事ばかりですが、頑張って良い記事を書いていきたいです!
『長所も欠点も、感じたままに書く分かりやすいレビュー』を目標としています。
まえがき
まず初めに、私は『FCゼルダ』から『スカイウォードォード』まで、携帯機も含め多くのゼルダシリーズをプレイしてきましたが、『無双』というブランドを手に取るのは初めてという人間です。ですので、この記事もその視点で書かれたものであることはご了承くださいm(-_-)m
『ゼルダ無双』自体は、協力プレイメインで現在レジェンドモードクリア、アドベンチャーモード7割攻略で全キャラ開放といった具合の進行度です。
特に『ゼルダの世界観は好きだけど、無双はやったことないしちょっと…』
と言う理由で購入を迷われている方は、是非読んで欲しいです。ズバリ私がそうでしたので。
おすすめその1~美麗なキャラクター造形~
本作のキャラクターグラフィックは美しく作り込まれ、実際のプレイ時にも、ほぼ上記のまま、美しいグラフィックのキャラクターを操作する事が可能。
キャラクター毎の個性もかぶる事が無いように工夫されており、個性の違うキャラクター達を使い分けながら遊ぶ事で、飽きを感じにくい作りになっています。
また、キャラクター総数も13人と少なくなく、さらにキャラによっては武器に応じてバトルスタイルがガラッと変わる(例えばリンクなら5種類の専用武器が存在し、それぞれ技が違う)ので、実際はそれ以上に多様なバリエーションを楽しむ事が出来ます。
ただひとつ注意したいのは、一部のキャラクターデザインに『無双』風味のアレンジがなされていることです。(主にリンク、ゼルダ、ガノン、インパ)
ゼルダ姫の露出が増えていたり、全体的な装飾の量が増えていたり…
このような『コーエー風味』のデザインについては好みが分かれるところです。
特に、本作オリジナルのプレイアブルキャラクターである『ラナ』は、ご覧の通りかなりコーエー寄りのデザインです。もっとも、『ゼルダ無双』の物語に欠かせないキーパーソンであり、何より動かして面白いキャラでしたで個人的にその存在を悪く思うことは全くありませんでした。
おすすめその2~美麗なステージ~
上の画像、『トワイライトプリンセス』をプレイした方ならすぐにピンと来たかと思いますが、キングブルブリンとの一騎打ちが行われた『オルディン大橋』です。
このように、本作では過去のシリーズに登場した様々なステージがHDのグラフィックで非常に美しく再現されており、しかもその中を縦横無尽に駆け回る事が出来ます。
個人的に一番感動したのがこのスカイロフトステージ。レジェンドモードではあのナリシャ様も登場し、ド派手に手助けしてくれます。
おすすめその3~爽快なアクション!~
無双ゲー最大の売りである『大量の敵を一気になぎ倒す爽快感』についても、『ゼルダ無双』はバッチリおさえてきています。
キャラクターの動作はおおむねスピーディーで、攻撃範囲も広いものが多く、並み居る敵をバッサバッサと切り捨てる事ができます。また、操作も感覚的にでき、難易度を調整すれば誰でも簡単に一騎当千の爽快感を味わえます。
個人的にツボだったアクションは、リンクの『ロッド』で使用可能な、火炎放射機の如く火炎で敵をなぎ払う技。(上記画像)汚物は消毒だー!
キャラ単体で見ると『シーク』なんかは特に動作が機敏で性能も高く、忍者の如き超スピードで敵の群れを駆逐する事が可能でイチオシ。後述しますが、ウィークポイントスマッシュもスタイリッシュで格好良いです。
おすすめその4~戦略性もあり!~
最初に『ゼルダと無双のコラボゲー』の製作が発表されたとき、『無双』シリーズ未プレイだった私は、『無双~?やったことないけど、ボタン連打で俺TUEEEEするだけのゲームでしょ?どうせコケるんじゃないの…』などと考えていました。(プレイ自体も人の薦めからです)
ですが蓋を開けてみればそんな事は無く、結果として『無双』というシステムの中で、きちんと戦略性が存在していました。コーエーテクモが、長年の無双開発で培ってきたノウハウを侮ってはいけませんでしたね(反省)
せっかくですので、その戦略性について少し詳しく解説していきましょう。
・その1『砦を落とす順番を考えよう』
ゲームシステムとして、マップの各所に『砦』や『拠点』(以下『砦』に統一)が存在します。これらは一つずつ『味方側』か『敵側』の所属が決まっており、さらに所属している側の兵士を産み出す機能を持っています。
プレイヤーは『敵側』の『砦』を攻略し、『味方』の陣地を増やしていく事が大きなひとつの目標となります。
ですが、逆に『敵側』から遊撃兵や増援が現れて、『味方側』の『砦』を制圧されてしまうとその『砦』は『敵側』に奪われてしまいます。
さらにさらに、敵味方それぞれに『本拠地』が設定されており、そこを取られると即敗北が決定してしまいます。 『本拠地』は将棋に例えれば『王将』であり、最優先に防衛しなくてはならない要所なのです。
上記の陣取り要素こそ『無双』のゲーム性の『カギ』だと思います。例えば…
『敵が本拠地を集中的に狙ってくる場合、本拠地から離れすぎないように戦う』
『本拠地近くの敵陣地は優先的に攻略する』
など、闇雲に敵を倒すのではなく、考えて行動することで戦いを有利に進めていく面白さがあります。(低難易度ではあまり気にしなくても大丈夫ですが)
・その2『時には味方に任せよう』
ゲーム中、プレイヤーと同じ陣営で戦う味方キャラが登場し、自動で敵と戦ってくれます。
味方には比較的強力で数人存在する将軍的なポジションの『名あり』キャラと、数は多いが戦闘能力は低い『雑兵』が存在します。
が、『雑兵』はおろか『名あり』キャラですら、プレイヤーのような機敏な活躍はしてくれません。全体的に動きは緩慢で、プレイヤーならば大して苦戦しない敵の名有りキャラにすぐ敗走することもしばしばです。
(特にハイラル隊長。救援を頼んだと思った時にはスデに既に敗走していたりする。死後も霊になって味方側に逆ギレ攻撃してくる始末。なんなんだアンタ。)
とはいえ、彼らの戦力を活かさないのは勿体無いです。そこで有効なのが、『味方が敵の名有りキャラとぶつかった場合に、プレイヤーが敵の体力を削り、弱った相手を見方に倒してもらう』戦法。これなら味方は高確率で勝利できますし、任せた分の時間をプレイヤーは他の拠点崩しに転用することが出来ます。
上記の他にもまだまだ戦略はあり、ここらへんを意識すると、『無双』の単調なイメージが変わってくるかもしれません。
また、個別の戦闘においても、相手の特定の行動後に表示される『ウィークポイント』出現中に攻撃を当てることで使用可能な『ウィークポイントスマッシュ』や、攻撃を当てることで上昇する必殺ゲージ消費で繰り出すキャラ固有の『必殺技』や、MPを消費して一定時間攻撃速度が上昇する『魔力解放』、さらにその状態から発動可能で、強制的に弱点を露出させる『ウィークポイントダウン攻撃』など、できる事が多く、しかもそれぞれ使い時を考える必要があります。
おすすめその5~レジェンドモードのボリューム~
一般的なゲームのストーリーモードに当たるのがこのレジェンドモード。『ゼルダ無双』オリジナルのストーリーを進めていくことで、プレイアブルキャラが開放されていく仕組みです。
このストーリーモードはボリュームも十分で、1ステージ30分程×18ステージで合計9時間分と考えると中々のもの。ただし1ステージに30分かかるというのは今の時代かなり長めな方なので、時間のない方には厳しいかもしれません。(中断機能は存在します)
オリジナルのストーリー内容に関しては、『悪が現れたので多次元のゼルダキャラで力を合わせて打ち倒そう』といったもので、個人的には可も無く不可もなく。ただムービーの美しさは文句無いですし、後半部の視点が悪役側に向かうパートは今までのゼルダには無く斬新で面白かったです
原作ではリンクの味方だったキャラと敵対する展開も
おすすめその6~ゼルダ的音楽の素晴らしさ~
ゼルダの伝説といえばゲーム中での音楽の素晴らしさもたびたび話題になりますが、今作では参戦した歴代ゼルダシリーズの名曲の数々を、アレンジを加えつつも多数収録しています。そのクオリティは素晴らしく、聞けば出展元の作品をプレイした時の記憶が蘇る事うけあいです。
個人的に一番お気に入りなのが、スカイロフトステージで流れる『Skyloft:SS』。サビの疾走感がバツグンで、これを聞きながらの無双プレイはかなりの高揚感があります。
おすすめその7~やりこみ要素もアリ!~
良質なやりこみ要素はゲームを長く遊ぶ為には必須ともいえますが、ゼルダ無双にもやりこみ要素として『アドベンチャーモード』が用意されています。これは初代ゼルダ風のマップを舞台として、マス目ごとに設定されたミッションをクリアして探索エリアを増やしていき、各所に配置されたハートの器や隠しキャラや上位武器等を入手していくモードです。
ミッションの内容も様々で、制限時間内に○○体の敵を倒すといったものや、変り種としてはクイズなんてのもあります。特に前者は、雑兵も大型ボスもカウント数は1体なので、ボスを放置で雑兵掃除に集中するか、先にボスを始末してスムーズに討伐をすすめるかといった戦略性がありなかなか面白いです。
ただ、種類があるといっても基本的にやる事は敵の討伐なので、やり続けていると多少飽きが来る事は否めません。先ほど触れたクイズなんかも、問題よりもいかにして正解の敵のみを倒すかの方が重要になっていて、もう少し手応えの有る問題が欲しかったと言うのが正直な感想です。
ご褒美は苦労に見合うものなのでモチベーションは維持されますが、まだまだ改良の余地が有るモードかなとは感じました。
また、条件を満たす事でマップに出現する『黄金のスタルチュラ』を倒す事で入手できるパズルのピースを集めもあります。
おすすめその8~ド迫力の巨大ボス!~
長いダンジョンをくぐり抜けた先での巨大ボスとの戦闘もまたゼルダの醍醐味ですが、本作でもそんな巨大ボス達が数体登場します
ゼルダシリーズのボスは、そのダンジョンで入手した武器がボス攻略の鍵となるのがお約束ですが、本作でもその要素が取り入れられています。
例えば上記写真1枚目の『キングドドンゴ』は、原作と同じくバクダンが攻略のカギになります。他のボス達も特定の武器が有効な場合が殆どで、こういう部分でも原作への敬意が感じられます。
ゲーム中では巨大ボスが複数体同時に出現する場面もあり、遠目から複数の巨大ボスを確認したときなど、その巨体からかなりの威圧感を感じることも。
おすすめその9~細かいところにもこだわりが~
・宝箱から中身をを取り出すときのお馴染みのモーション
・マップ上に生えている草を刈るとハートや魔法のツボが出現
・聞いた覚えの有る効果音の数々
・やたら完璧に再現されたギラヒムのキモいモーションの数々
・大型ボスを倒すと黒ずんでから消滅
などなど、細かい点まで『ゼルダ』の雰囲気を再現するための工夫がなされています。
さらに初回封入特典としてリンクの『時のオカリナ』『トワイライトプリンセス』『スカイウォードソード』版の衣装が同梱。全てゲーム上で試してみましたが、特に違和感もなく高い完成度でした。お気に入りの作品がある場合は大変嬉しい要素だと思います。
また、ゼルダとガノンにも別コスチュームが用意されていますが、ゼルダの方はプレミアムBOXかTREASURE BOX、ガノンの方はTREASURE BOX のみに同梱されているそうです。(私は入手していません)
おすすめその10~協力プレイがアツい!
本作は2人での協力プレイも可能。私はこちらメインで進めていますが、、ゼルダ好き同士で遊べばかなり楽しいです。『俺はこっちの砦を攻略するからそっちは本拠地守って』とか『スタルチュラ探しに行くからボスの攻略は頼む!』といった具合に、2人プレイならではの連携も可能。ボス戦でも1人は近距離で削り、もう一人は遠距離から矢で支援…とタッグの強みを活かせます。
ゼルダをあまりプレイしことのない人でも、操作自体は簡単なので、扱いやすいキャラを勧めれば一緒に楽しめると思いますし、是非協力プレイはおすすめしたいですね。
今後の課題は?
最後に、もし次回作があれば期待したい事を記載しておきます。
・ボスに対して、必殺技で与えられるダメージを増やす
・アドベンチャーモードのミッションをもっと工夫する
・トゥーン系列からもキャラを出す(世界観敵には厳しいが)
・ライクライクやフロアマスターなどの敵を増やす
・ステージを増やす
・巨大ボスの種類を増やす(ダ・イルオーマとか面白そう)
・ステージ中にゲストキャラクターを出す(フィローネの森にキコルが居るとか、、スカイロフトにバドが居るとか)
まとめ
ここまでかなりのプラス評価で書いてきましたが、私はこのゲームは『だれが買っても損は無い、100点満点のゲーム』ではないと評価します。
『時のオカリナ』『トワイライトプリンセス』『スカイウォードソード』のいずれかのゲームをクリアしていて、その世界観が気に入っていて、アクション好きな人には迷わずオススメできる、素晴らしい出来だがある程度人を選ぶ作品だと思います。
(時間に余裕があって一緒に遊べるゼルダ好きな人がいればなお良し。)
以上、長い記事をここまでお付き合い頂きありがとうございました。m(-_-)m
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