はじめに
こんにちは、daimaです!
あなたはエレクトロニカという
音楽のジャンルをご存知でしょうか?
エレクトロニカとは、
テクノから派生した
音楽のジャンルの一つであり、
主に家で個人で楽しむ
電子音楽全般を指します。
本日は、そんなエレクトロニカの中から、
私が心からおすすめしたい名曲の数々を、
日本と海外からそれぞれ11アーティスト
42曲分厳選してご紹介します。
それではどうぞ!
日本のエレクトロニカ
Serph
最初にご紹介するアーティストは、
メディアに露出せずライブも行わないという、
東京在住の男性によるミステリアスな
ソロ・プロジェクト「Serph」です。
繊細な情緒性と激しい情熱が同居した
表現力豊かなメロディラインの数々は
まさに天才的というほかありません。
現在は、別名義"Reliq"としての
音楽活動も精力的に行っており、
こちらもSerphとはまた一味違う
エキゾチックでオリエンタルな
味があって魅力的です。
no.9
no.9はサウンドクリエイター
城隆之(じょう たかゆき)氏による
ソロ・プロジェクト。
アコースティックと
電子音楽の融合を特徴とし、
都会的でありながら郷愁的でもある
独自の世界観を持った楽曲を
数多く作曲されています。
中でも私の
一番のお気に入りはこの「Last song」。
夏の夕暮れを想起させるような
胸が締め付けられる一曲です。
Niha
Nihaの楽曲はしっとりと優しく、
繊細で包み込むような
ピアノの旋律が印象的。
前述したserphやNo.9と比べると
比較的穏やかで聞き流しやすい曲が多いので
作業時用BGMとしてもおすすめです。
The sounds fade away at morning
- アーティスト: niha
- 出版社/メーカー: IntroDuCing!
- 発売日: 2011/08/17
- メディア: CD
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LASTorder
LASTorderは1993年生まれ、
若干25歳の新鋭トラックメイカーです。
エレクトロニカや
ヒップホップをベースに、
アコギやオルゴール、ヴォーカルなど
様々な素材をサンプリングして
生み出された音楽は、
聴き手を一瞬で引き込む
強烈なインパクトがあります。
既存楽曲のリミックス活動も
積極的に行なっており、
今後の活躍が大いに期待される
アーティストの一人ですね。
Qrion
Qrionはサンフランシスコを拠点とする
1994年生まれの女性音楽プロデューサー。
高校生の時にsoundcloud上に
アップした音源から人気に火がつき、
さらにそれをきっかけに
カナダの音楽プロデューサー
ライアン・ヘムズワースに見出され、
2015年にはアメリカツアーを成功させるなど
華々しいキャリアを積んでいます。
深い海に沈むような没入感と
女性ならではのどこか温かみを
感じさせる音作りが印象的。
自然に体がノッてしまう
リズム感の良さも癖になりますね。
rei harakami
レイ・ハラカミは広島生まれの
テクノ・エレクトロニカミュージシャン。
2011年に脳出血により
40歳の若さで逝去されています。
機材は一貫して
1996年発売のlorand製MIDI音源
SC-88Proを使用。
音源の逆再生を駆使して
生み出された独特のグルーブは
浮遊感と疾走感に満ちていて、
シンプルなのに何度聞いても飽きさせない
不思議な魅力を備えています。
後年は作曲活動のみならず
くるりや矢野顕子女史の
リミックスも行なっていたハラカミ氏。
そのあまりに早すぎる死を
惜しまずにいられません。
海外のエレクトロニカ
Aphex twin
海外編一発目は、
英国コーンウォール州出身の
テクノ・モーツァルト、
Aphex twinをご紹介します。
Aphex twinといえば、
上記の意地悪そうなジャケの顔や、
クリス・カニンガムの悪趣味(褒め言葉)
なPVが思い浮かぶ方も多いと思います。
しかしその本領は、
Selected Ambient worksに代表される、
純粋無垢な美しいメロディセンスにこそ
あるのではないでしょうか。
中でも上記2曲目
「Xtal」を最初に聞いた時は、
その終末的なサウンドがとにかく衝撃的で、
しばらく狂ったようにこの曲を
リピートし続けていたことを覚えています。
とはいえ、中期以降の
激しいドラムンベースなAphexも
脳を揺さぶられるような中毒性があり
これまた捨てがたいものがあります。
滲み出るような狂気と
子供のような純粋さの二面性。
その強烈なコントラストこそ
Aphex TwinがAphex Twinたる
所以なのかもしれませんね。
Kettel
Kettel(ケッテル)は
オランダのエレクトロニカミュージシャン。
煌びやかでセンチメンタルなサウンドと
癖になるメロディラインが絶妙です。
中でも同じくオランダのアーティスト
Secedeと共作したこちらの楽曲は必聴モノ。
これほどまでに終末感に満ちた音楽を
私は他に知りません。
Tycho
Tycho(ティコ)はサンフランシスコを
拠点に活動するスコット・ハンセンの
ソロプロジェクト。
全体的に穏やかでアンビエントな雰囲気があり、
気持ちをリラックスさせたい時やドライブ時、
作業時のBGMとしてもおすすめです。
2016年にリリースした
最新アルバム「epoch」では、
よりアグレッシブで
近未来的なサウンドを披露。
特に私のお気に入りは
1曲目の「Glider」。
4:00からの盛り上がりに
ガツンとハートを射抜かれました。
Four tet
Four tet(フォー・テット)は
イギリスのミュージシャン
キーラン・ヘブデンのソロ・プロジェクト。
エレクトロニカだけでなく、ヒップホップや
ジャズ、ファンク、フォーク、
ハウスミュージックなどの
要素を取り入れた楽曲制作を得意としており、
シンプルながらどこか神秘的で
心地よいサウンドを聞かせてくれます。
その実力はAphex twinや
Radioheadのトムヨークを始めとする
有名アーティストからも絶賛されており、
Aphex twinの『Cliffs(Untitled)』や
radioheadの『Separator』など
他アーティストの素晴らしい
リミックスも多数残しています。
Clark
よりダークでスタイリッシュな
サウンドをお求めであれば、
Aphex twinと同じ
ワープ・レコーズに所属する
Clarkがおすすめです。
中でもこの「Future Daniel」の
溢れ出るような多幸感は鳥肌モノ。
大音量で聴けば脳内物質が
ドバドバ放出されること間違いありません。
おわりに
おすすめのエレクトロニカ名曲42選
いかがでしたでしょうか。
ロックやジャズと比べて
まだ歴史の浅いエレクトロニカは
才能ある日本人アーティストの
活躍が目覚ましいジャンルでもあります。
新たな才能の登場が
今から楽しみで仕方ないですね。