特殊オブジェクトクラス「Apollyon」
こんにちはdaimaです。
本日は特殊オブジェクトクラスの一つApollyon(アポリオン)について
その概要と代表的なオブジェクトの一例を解説付きでご紹介します。
特殊オブジェクトクラスって何?
本題に入る前に特殊オブジェクトクラスとは何かについて
おさらいしておきましょう。
SCP財団がオブジェクトの報告書を作成する場合
通常はその収容難易度や状態に応じて
「Safe」、「Euclid」、「Keter」、または
「Thaumiel」「Neautalized」の
いずれかの主要オブジェクトクラスが割り当てられます。
特殊オブジェクトクラスは上記の主要オブジェクトクラスを
補足する役割を持つオブジェクトクラスであり、
主要オブジェクトクラスに当てはまらないオブジェクトや
オブジェクトクラスを通じてより強い限定的な意味合いを
持たせることが妥当だと判断されたオブジェクトに対してのみ用いられます。
シェアワールドとしてのメタ的な視点から見ると
一人の著者がむやみに新しいオブジェクトクラスを増やすことは
読み手と書き手双方の混乱を招きかねないため
新たなSCP報告書を書く場合は原則的に主要オブジェクトクラスの
いずれかを使用することが推奨されています。
実際に特殊オブジェクトクラスを用いて
かつ高い評価を得ている報告書の殆どは
単に自分の作品を目立たせたいからという
短絡的な理由からそうしているわけではなく
先述したようにそれが主要オブジェクトクラスに当てはまらなかったり
特殊オブジェクトクラスの指定自体が
叙述トリックの一部になっていたりという
必然的な理由づけが伴っているものです。
そのようなわけで何かとややこしい
特殊オブジェクトクラスですが
今回取り上げるのはその中でも
特に該当するオブジェクト数が多く
色々な報告書でその名を目にする機会の多い
「Apollyon」オブジェクトクラスです。
それでは引き続きApollyonクラスの
詳細を確認していきましょう。
特殊オブジェクトクラス「Apollyon」の定義
アイテムは収容不能であり、能動的に世界の終焉を招きます。
公式による定義は上記の通り。
非常にシンプルですね。
比較的近い定義を持つKeterと比較すると、
Keterが「収容が極めて困難」と定義されている(=後に収容可能になる可能性もある)のに対し、
こちらは最初から「収容不能」であることが明言されています。
そしてこれは言い換えれば実質的な財団の敗北宣言であり、
オブジェクトの性質を解明し
その脅威から人類を守ることを至上命題としている
彼らにとって相当の事情がなければありえないことです。
また、Keterオブジェクトが
必ずしも危険な存在であるとは限らないのに対し、
こちらは「能動的に世界の終焉を招く」ということで
要するに100%疑う余地もなく危険な代物である
という点においても両者には明白な差異がありますね。
こうした性質からSCP報告書全体の中でも
Apollyonに指定されているオブジェクトはほんの一握りであり
おまけにその中には1つを除き全てがダミーであることが前提の
SCP-001報告書や、Apollyonの名前は出てくるけれど
実際は別のオブジェクトクラスだったという
「なんちゃってApollyon」も多数含まれています。
Apollyonオブジェクトの登場イコール人類の終焉であり
報告書の展開に振れ幅をもたせ辛かったり
Apollyonの指定には相応の理由が必要だったりと
何かと創作のハードルが高いのも
簡単にその総数が増えない(増やせない)一因かもしれませんね。
「Apollyon」が指定されたSCP報告書の一例
Apollyonが指定された報告書は
現時点で20種類にも満たない少数ですが
いくつか代表的なものを見てみましょう。
SCP-4005「神聖なる天上の中国伝説都市」
SCP-4005-1A: できませんよ。もう始まってしまった。済みません、マーサさん、でももう終わったんですよ。
ハードキャッスル博士: 何が?
SCP-4005-1A: 大巡礼。世界中を、続々と、永らえ方を知ろうと往く旅。あの街へ向かう旅。真の王国へ向かう旅。
▲ 収容される直前のSCP-4005。
火をくべて数秒間見つめるとその中に
見るものによって異なる都市の姿を映し出すアラビア風のランプ。
このオブジェクトに曝露した対象は
ランプが映し出した都市がこの上なく理想的な場所だと感じるようになり、
どれだけ離れていても今すぐその場所に向けて
「巡礼の旅」に出発しなくてはならないという強い強迫観念に囚われます。
加えてこのオブジェクトには情報を介する強い感染性があり
報告書中で確認できる最終時点で人類の99.9%までに感染。
残りの非感染者は状況に絶望して
集団自殺するという大惨事を引き起こしています。
最初はSafe指定だった本オブジェクトですが
感染がほぼ全人類に蔓延した時点で
担当者のハードキャッスル博士によって
Apollyonへの変更がなされています。
まさに事態ここに極まれりといった
タイミングでのクラス指定ということで
「財団の敗北宣言」というApollyonの持つ一面が
特に強く出ている報告書ではないでしょうか。
ちなみにこの報告書の執筆者は
タフトの提言の著者でもあるTufto研究員だったりします。
SCP-4780「ちぢんだ」
apollyonじゃないちゅいひくよう。
まるで5歳の子供が書いたような
乱雑な文章で綴られた短い報告書。
報告書を読み進めていくと
SCP-4780の正体が一種の縮小光線であり、
これの報告書を書いていたある研究員が作業中に
誤って光線に曝露して体が縮んでしまったために
代わりにキーボードの上でジャンプして
文字をタイプするほかなくなったが故に
このような文章となったことが判明します。
つまりこのオブジェクトは本来
Apollyonが指定されるべきオブジェクトではなく、
体が縮みすぎて外に助けも呼べなくなった研究員が
珍しいオブジェクト名を冠した報告書を作成することで
少しでも早く自分のピンチを誰かに知ってもらおうという
苦肉の策として一時的にApollyonの指定をしたという
裏事情ありきのApollyon指定だったわけですね。
ちなみに報告書を読む限り
どうやらこの研究員の部屋には
腹をすかせたネズミがうろついているようで
もしこのまま彼が発見されなかった場合
その未来はどうやら限りなく悲惨なものとなってしまいそうです。
彼の発した必死のSOSは果たして誰かに届いたのか。
その結末はぜひ報告書本文を読んでお確かめください。
SCP-4547「Exterminans(絶滅)」
Through one of the windows, a distant figure is visible. The figure is vaguely humanoid, although with large, branching horns resembling tree branches. The horns on one side of the figure's head have been damaged and broken off. Given the apparent distance of the figure, it is estimated to be 500 meters tall. This figure has since been identified as SCP-4547-B4-3.
(窓から遠くに何かの姿が見えます。
それは概ね人のような形をしていていますが巨大な枝分かれした角を備えています。
角は頭部の両側にありその内片方は損傷を受けて折れています。
距離から推測してそれは500メートルを超える全長を有していると見積もられています。
以降この対象をSCP-4547-B4-3として識別します。)
▲ SCP-4547の合成写真
続いてご紹介するApollyonオブジェクトは
財団が宇宙に進出した近未来を舞台とする
Ad Astra Per Aspera Hubに所属する
SCP-4547「Exterminans(絶滅)」です。(※日本語未翻訳)
SCP-4547は太陽系から
15光年離れた場所にある惑星であり
そこには人間に似た知的生命体taronyu(タロニュ?)
が生息していて1940年代から秘密裏に
地球の財団と交信を行なっていましたが
1991年を期に全ての更新が途絶えてしまいます。
その理由はSCP-4547で同時期に発生した
社会崩壊、気象変動、ミーム災害、
解剖学の副作用として生じたゾンビ化などの
複数のKクラスシナリオ(SCP-4547-A)であり
財団はその結果、SCP-4547上の正常なtaronyuが
全て死滅したものと推測していました。
しかし星間航行技術が確立された後の2032年に
財団がSCP-4547に人員を送り込んで行なった調査の結果、
SCP-4547はゾンビ化したtaronyuや
トカゲのような化け物、
全長500メートルを超えるとみられる
ツノを持った巨人などの危険生物が徘徊する
ディストピアに変わり果てていたものの
隊員たちはあるバンカー(=基地的なもの)の中で
仮死状態で保存されていた10万人のtaronyuの生き残りを発見。
この報告を受けた財団は
人道的な立場から彼らを救出することを決断し、
星間輸送技術を用いて彼らを地球へと避難させます。
そしてここまで来たので
もう最後までネタバレしてしまいますが
報告書の最後には2112年に行われた太陽系の国勢調査レポートという形式で避難後のtaronyuが太陽系の一員として定着し、人類との共存の道を歩み始めたことが示されて終わります。
私などはいつもの癖で
「助けたtaronyuからミーム災害が伝染して人類が絶滅するんだろ」とか「実はこれはtaronyuの罠で地球到着後に逆に地球を乗っとるんじゃないか」などと捻くれた予想をしていましたが意外や意外。人類もtaronyuも幸せになる優しいオチでした。
また著者はディスカッション内でこのオブジェクトをApollyonとした理由について概ね次のように説明しています。
- SCP-4547は封じ込め不可である
- Apollyonは人類の終焉を意味し、taronyuの視点から見ればSCP-4547は確かにひとつの世界を終わらせている。
- Apollyonは最高機密であり、財団によるtaronyuの救出も同じく最高機密である。
これは少々議論が分かれるところかもしれませんが、Apollyonで終焉するのが必ずしも地球人類の世界である必要はないというのはなかなか面白い発想だと思います。
また最初にApollyonの名を最初に出すことで悲惨なオチになると思わせておいて、逆に平和で友好的なオチを持ってくるというSCPを読み慣れた読者の心理を利用したトリックも個人的に高く評価したいポイントですね。
SCP-5055「Pandora(パンドラ)」
“Ah, of course.” the young man said, looking back at the coffee table, folding his hands in his lap.
“You’re hungry.”
(「ああ、なるほど。」
若者はコーヒーテーブルに向き直り
膝で手を組んで言った。「あんたは腹が空いている、と。」)
▲ SCP-5055
それぞれ異なる世界線を描いた
5つのパートからなる連作形式の報告書。
こちらも日本語未翻訳で
今年になって投稿されたばかりの新しめの報告書です。
報告書の構成はそれぞれ異なる理由で
滅びようとしている世界を描いた
4つの短編とそのパターンに当てはまらないオチの1編の
合計5つのパートからなり、
うちパート1から4は概ね以下のような内容です。
パート1
突如として全人類の代謝が異常に促進され
世界的な食糧不足が発生。
人間同士が共食いを始めた地獄のような世界で
ジョシュアという生き残りの男性が
別の生き残りの若者を見つけ彼の部屋を訪ねるが
実はジョシュアは既に正気を失っており
最後には自身の腹を満たすために
若者を殺害しようとする描写で終了。
パート2
致命的な疫病が世界中に蔓延する。
主人公のメアリー博士は最後まで最善を尽くすが
ついには自身も感染してしまい
最後には全てを諦めたかのように部屋で一人佇む場面でパートは終了する。
またこのパートにはSCP-049(ペスト医師)が登場しており、
ここで発生した疫病が彼が日頃言及していた
「悪疫」であることが示唆されている。
パート3
財団と要注意団体の間で世界的な戦争が勃発する。
その過程で財団が使用した兵器※によって
少なくとも世界中で30億人以上の人間が死亡する。
(※核兵器、生物兵器、有毒化学物質の類だと推測されている)
パート4
scp-2935※から出てきた男が
収容室の中で拳銃自殺を予感させる行動を取る。
全パートの中で最も短い。
(※あらゆるものに感染する「死」が蔓延した並行世界につながる洞窟。パート4の世界ではこの「死」が基底世界にも蔓延した結果として人類が終焉したものと思われる)
それぞれ過程は異なりますが
全ての世界で人類が終焉を迎えようとしている点では共通しています。
続いてここまで後回しにしてきた
SCP-5055に指定されているオブジェクトの概要を確認しておきましょう。
SCP-5055は古代コンスタンティノープルの
考古学的な発掘現場から回収された
象牙と青銅と染色された木材で構成される小さな箱で、
触れたものに強烈な恐怖の感覚を吹き込む異常性を有しています。
各パートにはこのオブジェクトの概要説明が
繰り返し挿入されており、あわせて
D-6106という一人のDクラス職員(♀)を用いて
箱を開かせる実験を行ったことが記録されていますが
その結果の部分だけはパートごとに異なった内容となっています。
- パート1:SCP-5055の内側は誰もが受けるに値する何かでした
- パート2:SCP-5055の内側は誰も受けるに値しない何かでした
- パート3:SCP-5055の内側は私たちだけが受けるに値する何かでした
- パート4:入力なし
非常に抽象的な内容ですが
これらの結果が次のパートになんらかの形で
影響していることが予想されます。
さて、引き続き最後のパート5を見てみましょう。
このパートは今までと少々毛色が違い、
これまでSCP-5055を開けてきた
D-6106の視点で話が進んでいきます。
そしてこのパートでは唯一
人類終焉イベントが発生せず、
SCP-5055のオブジェクトクラスも
Neautralize※が指定されています。
(※なんらかの理由で異常性を喪失したオブジェクトに割り当てられるオブジェクトクラス)
D-6106はSCP-5055の実験終了後も
財団でいくつかの実験に参加したのちに
満期で解放され、一般社会に戻った後は
公認会計士となり、さらにDクラスの経験で培った
タフさを武器に※会社経営者にまでステップアップ。
(※Dクラスは退任時に記憶処理を受けるはずなので
これはもっと底層の深層心理の部分で
鍛えられたという意味でしょう。)
その後は仕事中に出会った男性と結婚し
最後まで家族に囲まれて幸せに暮らしたとのことでした。
これは恐らく前のパート4の世界線で
D-6106がSCP-5055を開けなかったことが
関係しているものと思われます。
なぜならタイトルが示す通り
本オブジェクトはパンドラの箱のメタファーであり、
それはすなわちSCP-5055を開けることが
その中に封じ込められた災厄を別の世界に
解き放つことだと解釈することが可能だからです。
ちなみにパート4で箱が開けられなかったことの根拠は
パート4のみSCP-5055の実験結果が記録されていないこと。
パート4には同様にSCP-2935への言及があることから
SCP-2935から拡散した「死」によって
実験を行う余裕もないまま人類が滅亡してしまったのでしょう。
またパート5の実験記録には
唯一箱の中身についての言及があり、
それは次のメッセージが書かれた一片の紙片でした。
You win
(あなたは勝利した)
このメッセージを残したのが何者かは不明ですが
確かにD-6106はこの世界線では
平和で幸福な人生を手にしたのだから
それを勝利と呼ぶのも間違いではないですね。
ただ、これらの仮説に基づいた場合、
パート5ではD-6106は箱を開けているわけで
もしパート6以降があるとしたらそこでまた
新たな人類終焉シナリオが発生する可能性があります。
それにこのパート5のラストには
老齢に至ったD-6106が見た
様々な世界の滅びのイメージを含む
不吉な悪夢の描写が記述されています。
これが彼女が今まで辿ってきた世界の滅びの幻影なのか、
それともこれから起こる新たな滅びの予言なのか。
その解釈は私たち一人一人の解釈に委ねられています。
えー、そんなわけでSCP-5055の紹介でした。
パンドラの箱や黙示録の四騎士などの
宗教的なメタファーが巧みに織り込まれていて
著者の高い知性と技倆が感じられますし、
Apollyonオブジェクトクラスの使われ方も絶妙でした。
ちなみにディスカッションの著者コメントによると
この報告書にはSCP報告書とのカノンの関係性という
メタ的な部分へのメタファーの意図も少なからずあったようです。
S. D. ロックの提言
"おひさま、きらきら
おひさま、きらきら"
▲ SCP-001、活性化から数分後。撮影者不明。
続いてご紹介するのは
SCP-001報告書の提言の一つ
S. D. ロックの提言(夜明けの刻)です。
この提言におけるSCP-001はずばり太陽。
それもただの太陽ではなく
ある日突如としてしその光を浴びた
あらゆる生物を蠢くスライム状の物質に
変貌させてしまう異常性を獲得した恐るべき太陽です。
報告書はこの太陽によって人類の大半が
スライムに変貌した地獄のような世界で
数少ない生き残りのとある財団職員が
かつて別の生存者が利用していた洞窟の中で見つけた
録音データの再生記録という形で進んでいきます。
収容不可能で能動的に世界の破滅を招く
というApollyonの定義を体現するかのようなこのオブジェクト。
打つ手がない、能動的に人類を滅亡させるという二点で
この上なくApollyonにふさわしいオブジェクトではないでしょうか。
狙ったのかは不明ですがローマ神話の太陽神の名前も
アポロン(Apollon)ですしね。
ホラーテイストの報告書内容も最後まで読み応えがあり、
未読の方には是非とも読んでもらいたい一作です。
Meta Ike Proposal(Meta Ikeの提言)
▲ エリア-0001。
Meta Ike Proposal - SCP Foundation
こちらもSCP-001の提言より、
ThaumielとApollyonという
2種類の特別なオブジェクトクラスを
併せ持つオブジェクトです。
現時点で未翻訳かつ難解な内容であり
正確に内容把握できているか少々自信薄ですが
ざっくり説明するとこの提言におけるSCP-0001※は
財団によるSCP-2000に代わる世界のリセット装置を
作る計画であるプロジェクト・ファンタソスの過程で意図せず誕生した意識ある生体機械装置です。
本来プロジェクト・ファンタソスとは物体を破壊してその情報を送信するSCP-0001-ΑとそのSCP-0001-Αが送信した情報を受け取って保存するSCP-0001-Ωのペアからなる計画で、その最終目標はSCP-0001-Ωを世界を再構築させる際に参照するモデルデータとすることでした。
しかしその過程で装置に偶然意識ある知性(SCP-0001)が発生してしまい、さらにSCP-0001は財団のコントロールを離れて暴走。完全な自立状態へと移行します。
しかも悪いときには悪いことが重なるもので、そのような状況の中、人類終焉の24時間前に発生するコードネーム:リリーという現象が発生し突如人類の終焉が確定事項となってしまいます。
ですがこの土壇場に来てプロジェクト・ファンタソスの元チームリーダーMary Lou上級研究員が独断でSCP-0001による世界の再構築プログラムを起動。
こうして世界は不完全なSCP-0001によって再構築され、細部が微妙に異なった(SCPのナンバーに0が1個多かったりする)形でリスタートすることとなったのでした。
以上が本オブジェクトの(かなり駆け足気味の)解説です。
元はThaumielとして開発されていたものが暴走してApollyonになってしまったという興味深い内容でしたね。
ただディスカッションなどを読むとここでは触れられなかった細部の仕掛けなどがまだ残っているようですの絵もし英語力に自信があるなら本報告書の更なる読解にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
さいごに
以上、Apollyonオブジェクトクラスの解説とまとめでした。
オブエクトクラスの性質上
壮大で甚大な被害をもたらすオブジェクトが多いですが
中にはApollyonの持つイメージをうまく利用して
人類終焉以外のストーリーを描いている報告書もあり
改めてSCP財団の面白さを再確認することができました。
まだまだ興味深い特殊オブジェクトクラスは残っているので
また機会があればまとめてみたいですね。
それでは。