"笑える"系のSCPオブジェクト
ニュースを見ても
コロナ関連を中心に
何かと暗い話題ばかりが目立つ昨今ですが
こんなときこそ明るい気持ちを
キープしておきたいものですよね。
そこで本日は
近頃集中的に取り扱っている
SCP財団の報告書およびtaleの中から
特に笑える・ネタ系のものに絞って
計8編をご紹介します。
日課のジム通いや旅行が中止になった社会人も
友達と遊べず暇を持て余している小中学生も
今日はぜひSCPで明るく笑って楽しみつつ、
ついでに自己免疫力も高めてしまいましょう!
scp-999-jp-j「マスター・くすぐりオバケ」
▲SCP-999-JP-J
scp-999-jp-jは
マッチョな中年男性のような姿をした
弾力のある筋肉質で不透明な
ミルクチョコレート色のスライムです。
その正体はscp-999「くすぐりおばけ」であり、
クソトカゲとの"ふれあい実験"(scp-999の報告書参照)
で起きた惨劇を目の当たりにして
己の無力さを痛感した彼(?)は財団施設を脱走して
世界各地を巡る修行の旅を敢行。
結果、鋼のような肉体と新たなくすぐり術を体得し
財団施設へと再び帰ってきたのでした。
そのため友好的な性格や
人間を見つけるととびかかってくすぐる癖など
基本的な性質はscp-999と同一ですが
厳しい修行の中で進化したそのくすぐり術は
以前とは比べものにならないほどの
パワーアップを遂げていたのでした…
因縁の対決。クソトカゲへのリベンジ
そんなわけで本報告書にはscp-999-jp-jと
クソトカゲとのリベンジマッチの様子が記録されています。
クソトカゲと再会したscp-999-jp-jは
まず以前の実験と同様に
クソトカゲの足をくすぐって無力化した上で
今度は新たに習得したツボ押しの技術で
クソトカゲのツボを刺激。
そしてクソトカゲは
そのあまりの気持ち良さから
前回同様に正体不明のエネルギー波を放出。
しかしそれは前回のように
人間に危害を及ぼすようなものではなく、
逆に触れた人間に代謝促進、関節の矯正、
うつ症状の改善などのプラスの影響を及ぼす
非常に有益なものとなっていたのでした。
かくしてscp-999-jp-jに
クソトカゲを安全に無力化できる可能性を認めた財団は
scp-999-jp-jのオブジェクトクラスをThaumielへと再分類し、
さらに彼に履かせるパンツを買い与えることを決定したのでした。
ちなみに報告書最下部には
SCP-049やSCP-173などクソトカゲ以外の
オブジェクトとのクロステスト結果が掲載されており、
そちらもネタ満載なのでぜひご一読ください。
SCP-4028「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ伝」
オブジェクトクラス: Keter
ドン・キホーテといえば
皆さんご存知の通り激安の殿堂
スペインの作家セルバンテスによる
騎士道物語に取り憑かれた老人(アロンソ・キハーノ)を
主人公とする世界的に有名な冒険小説ですが、
このSCPに登場するのは
なんとアロンソ・キハーノその人なのです。
SCP-4028の概要
SCP-4028の描写 (1827年の英国版“ドン・キホーテ”表紙より)。
説明: SCP-4028はミゲル・デ・セルバンテスが著した17世紀スペインの小説、“El Ingenioso Hidalgo Don Quijote de la Mancha”(“奇想驚くべき郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ”、通称“ドン・キホーテ”)の主人公、アロンソ・キハーノです。“
説明の冒頭から
SCP-4028がキハーノであることが明言されています。
SCP-4028は自らが占めるテキストと近接する架空のテキストに内在し、その内容を説話的に改変することが可能な、知性あるメタフィクション構造です。近接関係はテキスト間で共有されるキャラクターや設定によって決まります。SCP-4028は侵入した物語を、自らが抱く騎士道精神の理想とより緊密に合致する内容に改変します。これには無力と見做した登場人物を保護し、邪悪と見做した者を打ち倒し、ロマン騎士道の美徳を称賛する行為が含まれます。
続いてこのオブジェクトが持つ
異常性の説明です。
要するにSCP-4028には
他の物語に侵入してその筋書きを
ドン・キホーテ風の騎士道物語に
改変してしまう能力があるということですね。
報告書にはこのオブジェクトの手によって
筋書きを変えられた物語の例が載っていますが
その中には私たちがよく知る
有名な作品がいくつも含まれています。
例えば…
1847年の英語版“クリスマス・キャロル”。
エベネーザ・スクルージが墓地に到着した後、アロンソ・キハーノは未来のクリスマスの幽霊に騎馬で突進し、打ち倒す。アロンソはその後、エベネーザを疲れ果てたロシナンテ2に乗せて家へ送る。物語は改変前と同様に続き、エベネーザは改心してベッドで起床する。追加された最後の段落で、“死神その人を討ち果たした”謎の騎士に対する世界からの感謝が言及される。
本来は守銭奴のスクルージが
3人の幽霊と出会って自らの悲惨な未来を知り
改心するヴィクトリア朝文学の名作
クリスマス・キャロルは
キハーノが幽霊を打ち倒して
その代わりにスクルージを改心させて
世界中の賞賛を集める超強引な内容に。
1956年の英語版“旅の仲間”。
アロンソ・キハーノはエルロンドの会議で登場し、誰が指輪所持者となるか馬上槍試合で決めることを提案する。この案がガンダルフに一蹴された後、アロンソは「然らば、この馬鹿げた用向きは拙者自らが終わらせましょうぞ」と宣言する。彼は指輪を持ってモルドールへ騎馬で赴き、道中で遭遇した全ての悪役を打ち倒す。到着した彼は指輪をサウロンに返還し(「これは貴殿の財産であり、ゆえに貴殿には正当な権利がある」)、決闘を挑む。サウロンはこれを受け入れ、即座に打ち倒される。
映画「ロードオブザリング」の
原作としても有名な『旅の仲間(指輪物語)』は
キハーノがサウロンに決闘を挑んで
一瞬で打ち倒すやはり超強引な展開に。
1997年の英語版“ハリー・ポッターと賢者の石”。
ハリーがホグワーツ魔法魔術学校に受け入れられたことを伝えるべく到着した半巨人のルビウス・ハグリッドを、騎馬で登場したアロンソが打ち倒す。アロンソはその後ハリーに、巨人、魔法使い、妖術師といった者は全て悪魔と取引しており、如何なる代償を払っても避けねばならないと弁明する。小説の残りは、アロンソの手本に感銘を受け、優しく高潔な保護者となったダーズリー一家の下で、辛抱強く悔悟の日々を送るハリーを描写している。
あーあもうめちゃくちゃだよ(呆れ)
キハーノはついに
ハリーポッターの世界にまで出没し、
善人んであるはずのハグリッドを
巨人だからという理由だけでやっつけてしまったばかりか
あのダーズリー一家を改心させ、
ハリーが残りの人生をダーズリー一家の下で
過ごすように改変してしまったというのだから
もはや笑うほかありません。
ちなみに収容プロトコルによると
改変されたテキストは可能な場合
元の状態に復元されるとのことで
おそらくこれらの物語も全て
財団がSCP-4028による介入の確認後に
元の真っ当なストーリーに改変し直されたものと思われます。
SCP-4028追跡大作戦
実体を持たない性質上
収容が困難なSCP-4028に対し財団は
1m以内に存在する物語の中を
自由に行き来できる能力を持ち
かつ財団に協力的な姿勢を示している
SCP-423にその追跡調査を依頼します。
そして依頼を受けたSCP-423は
相手がキハーノあることを知ると
非常に渋々ながら調査に協力することを承諾したのでした。
果たしてこの調査は吉と出たのか凶と出たのか、
その意外な結末はぜひ報告書内添付の
SCP-423日誌にてご確認ください。
scp-400-CN 「つかわないでくれ」
オブジェクトクラス: Safe
渋滞の車内や満員電車で急に催した時などに
「膀胱の尿を100kmくらい先に
ワープさせる魔法が使えたらなぁ」
などと無意味な願い事をした経験があるのは
きっと私だけでは無いでしょう。
中国支部発のこちらオブジェクトは
あろうことかその魔法の
逆のことをしでかす恐るべきオブジェクトなのです。
scp-400-CNは外側の底から大体3/4の位置に
出っ張ったようなラインがあり、
そこに小さく「悲劇の友」と
刻印されているガラスのコップで、
何をされても壊れない未知の耐久性と
このコップに液体が190ml以上注がれた場合に
その液体を最も近くにいる人間の
膀胱にワープさせる異常性を有しています。
いつ誰が何のために
こんなものを作ったのかは一切不明であり、
このオブジェクトを偶然入手した財団は
その性質を明らかにするために
例によってDクラス職員を用いた実験を行うことになります。
しかしその実験を担当した
L██研究員という人物がなかなかの問題人物で、
はじめのうちは水やホットミルクなど
比較的無害な液体をワープさせていたものが
熱湯、液体窒素と段々エスカレートして、
終いには溶鋼という実験対象が死ぬことが
確実な液体まで試す始末。
この悪逆非道な研究員が
最後にどうなったのか、
その結末はぜひ報告書を見て確かめてください。
scp-1370「困らせルボット」
オブジェクトクラス: Safe
様々な機械部品が組み合わさってできた
自我を持つオブジェ的な人工物。
このオブジェクトは単独でいるときは無害ですが
ひとたび自身が「知識を持つと判断した対象」に遭遇すると
その攻撃的な性質を露わにし、
アメリカ英語、フランス語、ラテン語を含む様々な言語で
世にも恐ろしい警句を述べた後、
秘められた全攻撃能力を解放して対象を殲滅します。
その危険性の高さゆえに現在は
厳重な監視体制のもと
財団サイト内で収容が続けられています。
…というのは(一部)大ウソ。
そもそもオブジェクトクラスの時点で明らかですが
こいつには他者に害を与える能力がなく、
それどころか鉢に植えられた植物にすら負けるレベルの
クソザコロボットなのです。
果たしてこいつが一体どのくらいクソザコなのか、
報告書に記載された実験ログの内容を見てみましょう。
調査員L.アランとT.バウスーモがSCP-1370のケースを実験室に運ぶ。ケースは小さなスピーカーを備えたフィロデンドロン(訳注:サトイモ科のつる植物)の鉢植えから1m離れた所に設置された。
SCP-1370: 昆虫ども、我を早く解放せよ。我は運命の支配者1370全ての運命の親方(Doom-Master Thirteen Seventy Master Of All Doom)であるぞ。我はお主の破壊の先駆者となるであろう。
調査員達は実験室から去り、遠隔操作でケースが開けられる。安全保障上の危険はないが、実験にはSCP-1370が近くの職員よりも植物に注目することが必要とされる。SCP-1370が自身の鏡像を攻撃するのを防ぐため、観察は半透明ガラスを通じて行われる。
SCP-1370: 我はこの破壊されるにふさわしい大地についに解き放たれるのだ。我が釘抜きはすべてを引き裂くだろう。我が足はすべてを踏み潰すだろう。我はシヴァトロン、歓喜する略奪者なり。
調査員P.デイヴィス: (植物に設置されたスピーカーを通して) やあ!僕の声が聞こえるかい?
SCP-1370: (植物に接近しながら) 勇気ある者よ。全ての魂は燃え盛る。お主は我が怒りの鋭い刺痛を感じるであろう。お主が死んだら地獄へと行けるよう詠唱してやろう、名を名乗れ。
P.デイヴィス: 僕はスプリットリーフフィロデンドロン1、大きな光沢のある葉っぱを生やしたやや木質の灌木だよ。(控え目の笑い声) この葉っぱは3フィート2の長さまで成長するんだ。
SCP-1370: (葉と戦おうと試みる) お主の嘲りはお主の運命を綴る。我至れり。お主は我が指の合間に粉砕されるであろう。
SCP-1370は倒れ、自分では起き上がれない。約6分後、SCP-1370は植木鉢をひっくり返し、SCP-1370の体を実験室の床に押さえつけ動けなくさせる位置へと植木鉢は転がった。調査員達がSCP-1370をケースに戻すために実験室に入った。
もう何も言うことはないですね。
実験担当の職員にすら嘲笑されています。
また同報告書には「運命の支配者」
ことSCP-1370のご尊顔も※添付されていますいました。
(※現在は画像削除済み)
それがこちら。
かわいい(本音)
SCP-2598「旅する蛾のセールスマン」
▲封じ込め下にあるSCP-2598
財団世界において
喋るカワウソや喋るラット、
あるいは喋るゾウアザラシなど
人間と意思疎通ができる動物の存在は
そう珍しいものではありません。
しかし続いてご紹介するこのSCP-2598は
そんな財団世界でも珍しい、
モールス信号を通じて人間と会話ができる昆虫、『蛾』なのです。
それもただ会話するだけでなく、
彼らの持つ不思議なアイテムを
熱心にセールスしてくるというのだから
いやが応にも興味が増そうというものではないでしょうか。
SCP-2598の概要
SCP-2598は「蛾のためのヘルメット(モスヘルム)」を
被った異常な蛾の一種の総称です。
SCP-2598は仲間同士の頭を
モールス符号に合致したパターンでぶつけあうことによって
人間とコミュニケーションをとる能力を有しており
さらにその会話内容は得てして
SCP-2598が被っているモスヘルムを会話の相手に
売りつけようとするセールストークに終始します。
以下は報告書に記載された
SCP-2598とイーズ博士との会話内容の抜粋です。
イーズ博士: 私の言うことが確かに聞こえるかね、理解できるかね、SCP-2598?
SCP-2598: 《はい博士。貴方のおっしゃることはとても良く聞こえます。それもそのはず、モスヘルムのテクノロジーのお陰で、音が拡大されているのです。》
イーズ博士: 良かった。さて、SCP-2598、君たちはどこを由来にしているのか話してもらえるかね?
SCP-2598: 《かつての私は貴方のようでございました、博士。向こうにいる他の皆も同じようなものでございました。一生の目的無く生きておりました。しかし、それは以前の話。今の私はモルヘイムの美しさを知りました。さらに何と、モスヘルムはお子様が喉につまらせてしまうこともなく安全なのです。》
イーズ博士: わかった。つまり、以前は話し言葉を理解することや、コミュニケーションをすることは出来なかったと言っているのだね?今は、そのヘルメットを手に入れたから、理解できるようになったということかな?
SCP-2598: 《それはまるで、私の目の前のドアが開かれたかのような体験でした、博士、私は光を得たのです。それも何故ならモスヘルムのお陰。貴方もたった三回の分割払いで手にすることが出来るのですよ。お値段1999》
イーズ博士: 当然気がついているだろうが、私はそのようなヘルメットをかぶることはできない。それは、あまりにも小さすぎるのだ。
SCP-2598はコミュニケーションを20秒間中断、その間、封じ込め房の照明を反時計回りで回っていることが観察される。
SCP-2598: 《そのとおりでございます、しかしですよ、貴方もガのご友人をお持ちでしょう。そのような時、モスヘルムの卓越した力がお役に立てます。また、クリスマスの靴下に入れるプレゼントにしてもお喜びいただけるでしょう。》
複写終了
イーズ博士の冷静なツッコミにもめげず、
最後までセールスに徹するプロ意識が素晴らしいですね。
最終的にイーズ博士が
モスヘルムを購入したかどうかは不明ですが
これをお読みのあなたももしガの友人をお持ちであれば
一度SCP-2598が収容されている
サイト-19の標準昆虫封じ込め房を訪れて
彼らからプレゼント用のモスヘルムを
購入してみてはいかがでしょうか?
SCP-1134-JP 「爆転ニギリ スシブレード」
タイトルからして既に面白いこちらの報告書。
SCP-1134-JPは「回転寿司 勝」という
看板が掲げられた握り寿司屋の大将で、
店内に2人以上の人物が入店した際に異常性を発揮します。
この店に入店した人物は
自分がここに来た理由を「寿司を回すためだ」と
認識するようになり、
以下に説明する「スシブレード」なる
謎の競技に参加することとなってしまうのです。
【これで君もスシブレーダー!寿司を回転させる方法】
- 割り箸をできるだけ綺麗に割る。
- 割り箸で寿司を掴む。
- 湯呑で箸頭を全力で叩く。
- 寿司が箸を離れ、着地した瞬間右に回転する。
【スシブレードのルール】
- 「3、2、1、へいらっしゃい」の掛け声を出しながら寿司を回転させる。掛け声を出し、寿司を回転させた後には両腕を大きく広げる。
- 直径50cmの土俵を模したような円形の台の上で寿司を回す。
- お互いのSCP-1134-JP-1を台の上でぶつけ合う。
- 相手のSCP-1134-JP-1が台の外に出るか、回転を停止、または寿司ネタとシャリが分離した際に自分のSCP-1134-JP-1がまだ回転を継続していた場合、自分の勝利となる。
- 台の外に出たなどしたSCP-1134-JP-1は捨てずに残さず食べなければならない。
ちなみに寿司ネタによって性能に差があり、
例えば「アルティメットマグロ」は
安定した性能で初心者向き、
「タコボーグO」は相手に吸い付くような動きで
超近距離戦が可能といった特徴があるとのこと。
また報告書末尾には
映像記録1134-JPと映像記録1134-JP-2の
二つの映像記録が添付されており、
前者では実験対象となったDクラスがスシブレードに興じる様子が、
後者ではスシブレードの存続に関わる怒涛の新展開が勃発しています。
カノンになりました。
この不条理極まる設定と
20代後半の男子のハートを直撃するネタ元のセンスがウケたのか、
財団ホームページにはこの報告書に基づいたカノンハブまで存在しています。
これを読んで「勝」に来店すれば今日からあなたも
立派なスシブレーダーの仲間入りができることでしょう。
それでは最後に
スシブレーダーの魂の掛け声を…
3、2、1、へいらっしゃい!
SCP-905-JP「フレディのスペシャルフライトショー」
英語圏で就航中の民間旅客機内部で発生する、
乗客、客室乗務員、操縦士が発生させる、
足音、ドアの開閉音、くしゃみ等の全ての音が
なぜかQUEENの「ウィー・ウィル・ロック・ユー」の
リズムに収束していく怪奇現象。
リズムが揃うに従って
機内はライブショーのような熱狂に包まれていき
現象の発生から30分ほどで
インド系の身体的特徴を持った※1
30代ほどの男性(SCP-905-JP-1)が機内のトイレや
クルーレスト、空いている荷物置き場などから
同時に3体から27体まで出現。
(※1 フレディ・マーキュリーの特徴に一致)
そのまま客席の間を練り歩きながら
往年の名曲と共にパフォーマンスを披露するという
とてつもなくシュールなオブジェクトです。
ちなみに財団はこの事象を認知した後
機内にエージェント送りこんだり
飛行機の到着する空港で待ち構えるなどして
SCP-905-JP-1の捕獲を試みていますが
一度も成功したことはないとのこと。
インド系の身体的特徴を持った30代ほどの男性
(フレディ・マーキュリーの特徴に一致)が
飛行機の中でショーを繰り広げるという
本当にただそれだけのオブジェクトですが
報告書の描写があまりにも秀逸すぎましたね。
私も次に飛行機に乗る機会があったら
ぜひとも遭遇してみたいオブジェクトです(笑)
Unwelcome to America!
こちらはSCPオブジェクトではなく
座った人間をノースカロライナまで射出する椅子こと
SCP-1475-JPを題材としたtaleです。
内容は軍事パレードが日常的に行われる
アジア圏の某国で、同志委員長と呼ばれる偉い人が
一人の忠実な軍人に、ある秘密兵器を使い
敵国(アメリカ)に一泡吹かせる特別な任務を任せると言うもの。
そしてその秘密兵器というのが
一見ただの椅子にしか見えない『刑火鳥7号』。
同志委員長いわくこれに座った人間は
アメリカのノースカロライナまで飛んで行った後
着弾時に無慈悲で容赦ない核爆発を起こすとのことで
要はSCP-1475-JPに核爆発のおまけをつけた代物です。
果たして刑火鳥7号は憎っくき米帝に
その怒りの鉄槌を下すことができたのか。
最後に待ち受ける笑撃衝撃の展開は
ぜひ本taleを読んで確かめてみてください。
おわりに
これで本日ご紹介の分は全てです。
この記事を書き出す前には
ジョークオブジェクトの選出が
多くなりそうなイメージでしたが
いざ選出してみるとジョークオブジェクト以外にも
結構笑えるものがありましたね。
ちなみに個人的な笑いの最高瞬間風速は
SCP-905-JPで、実際に遭遇したいのは
SCP-PPP-JP-Jです。(持病の腰痛を治してもらいたい…)。
それでは皆さん
次の記事でお会いするまでどうぞお元気で。